--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2012-04-25

budounohana.jpg
葡萄の花が咲きそうだ。葡萄は花が咲く前にセットという作業をする。


これをやらないとやたらと長い房になって上にちょろちょろ下にちょろちょろ着果した、ダックスフントプードルみたいな葡萄になってしまう。


葡萄の蕾は、蕾の頃から葡萄の形をしている。


主軸があってそこから枝がでていて、その枝に複数の蕾が集団で付いている。


一つの房に蕾の集まりが30~40段ついているが、上から5~6段程むしりとり、一番上から16~18段になるようにして、下の10段程を除く。


葡萄の作業でこれが一番辛い。


蕾は目線より少し上にあり、両腕をあげて作業をする。

人間、腕をあげて作業をすると下でやる時と比べ、力が入らず余計にに疲れてしまう。さらに頭も長時間上を向いているので首がコチコチに凝ってしまう。


父と母、妻と私。そして助っ人のお姉さん方4名。


このお姉さん方は元々お子さんの学校友達で、あちこちの農家で花や野菜の植付けなどの作業を手伝っているのだという。


「お年寄り夫婦2人で農業をやっているようなところで、仕事が大変な時にお手伝いできたらいいな~ってはじめたんですよ。だから雇用入れて大規模にやってるようなとこや若い方がばりばりやってるところには行きません。」


すごい!


しっかりした経営理念があるんですね!

じっと話を聞いてみると一人当り年間150日ほどの労働。一日8時間というわけではなく、やりきり。そうすると旦那さんの扶養に入ったままでも大丈夫なくらいの収入。


なるほどね。


みなさん、作業はてきぱきとやりながらおしゃべりも思いっきり盛り上がる。


こうやってみんなで仕事するのも楽しいんだな。


ほー!おもしろい。


こういうのを見ると、ついつい研究者の目になってしまうのである。


夕方、畑の半分を少し過ぎたところでやめ。



明日でおおよその目処がつきそうだ。



一日お疲れ様!



いてててて。



肩と首が痛い・・・。



こういう時は、迷わずプールへゴーだ!



2キロ泳いだ。


2キロも泳げば身体全部が疲れて、肩とか首とかが痛いとかなんとかいうのは、もう訳が分からなくなってしまうのである。
スポンサーサイト

2010-08-10

しあわせのお裾分け

ディアンムーが近づいている。連日真っ青な晴天が続いていたため、今朝のようなどんよりした曇り空は久しぶりだ。


ディアンムー。「雷の母」という意味だそうだ。沖縄近海でいきなり発生した台風4号は今日明日、北上しながら九州に接近する。


何もなければいいが・・・。


雷の母・・・。どういう意味だ。その昔、カミナリオヤジはどこのご近所にも1人はいて、悪いことをするガキどもを懲らしめる恐ろしい存在だった。


カミナリオヤジの説明で「その昔、」なんて書き出さなきゃいけないあたりが、カミナリオヤジ種が絶滅危惧種に位置づけられていること示している。


そういう人はいなくなった。いなくなったというよりは、社会が存在を許さなくなったのかもしれないな。


今度の台風は、日本の中央に鎮座する勢力の強い高気圧の裾をかすめて北上する。


そのため、日本のあちこちで雷雨を巻き起こす。


そういうわけで雷の母。なんだろうなと素人の早合点でおさめる。



少し鬱陶しい空模様をよそに、今朝は車の中がぽわ~んとなっている。



深呼吸すると、あ~しあわせ。なんとも幸福感に満ちているのである。



先日、職場の同僚から手嶋ぶどう園の葡萄を買いたいから職場に持ってきて欲しいと注文を頂いた。



まいどあり!



その葡萄を助手席に載せて車を走らせていると、車の中はすぐに葡萄のあま~い香りで満たされた。



ぽわ~ん。ぽわ~ん。あ。しあわせ。


葡萄は食べ物である。どちらかというと嗜好品で、米みたいに生産量が下がったからと言って政府が騒いだりしない。


手嶋ぶどう園が葡萄をつくる目的とはなんだろう。


それはお客さんに葡萄を買って頂いて、それで生活することではあるのだが、「そのために目指している葡萄」というものがその裏腹にある。


それは、ぶどうを食べて頂いたその瞬間だけは、しあわせになってもらえるような甘い葡萄。

葡萄を食べることで嫌なことは全部忘れて、しあわせに包まれてもらいたい。


そういう葡萄。




ぶどうを配達している私もそのしあわせのお裾分けを頂いた。


お客さんのところに着いても、しっかりとがんばるんだぞ!おまえ達!



2009-09-01

旬の味

先々週でビニールハウスのぶどうが終了した。

現在は、直売所の裏にある露地の畑で採れたブラックオリンピアと安芸クイーン(紅)を販売している。

作物を自然の気象条件のもとで栽培することを露地栽培といい、ガラス室やビニールハウスなどの被覆条件下で栽培する施設栽培に対して、日照、降雨、風、霜などの自然の影響を直接うける。


この露地での栽培こそが本来の旬を生み出す。

うちのビニールハウスのぶどうは、お盆前にお中元として購入したり、お盆に久しぶりに集まったご家族で一緒に食べたい等、お客様からの要望をもとに栽培している。


これは旬ではない。植物も自分が育ちやすいステージを知っている。旬でない時期に収穫しようとすると、本来ならば要らなかった薬を散布したり、余計な手間がかかったりする。


本来春が旬のキャベツを夏に収穫するために30回以上も農薬を散布しているなんて話を耳にしたことがあるだろう。


ぶどうの場合、盆前に出荷するためにはビニールハウスで気温を上げ、生育を早める必要がある。


ビニールをかぶせたり剥いだり、暑い日には少しビニルを空けて気温の調節をする必要がある。その分は手間である。


手間ではあるが、雨が直接ぶどうに当たらないといういいことがある。

ぶどうの病気の多くは、雨で広がる。病原菌が雨粒であちこちに飛び散ることで病原菌が拡散し、発病する。


雨があたらないと、病気の発生が減る。


つまり、農薬の散布回数が減るのである。



これはありがたい副産物だ。


早く収穫するために薬を散布しまくらなければならないならば考え物だが、薬をかけなくていいならそれにこしたことはない。



そういうワケで、手嶋ぶどう園ではハウスと露地の栽培でぶどうをつくっている。




先週から出荷の露地ぶどう。



お盆頃にちょっと味見をしてみた。



糖度は17.5度。色づきは8割。



うむむむ。


間に合うのか?



ハウスぶどうの生育は良かった。九州は梅雨入り前、もう夏なんじゃないかというくらいにカンカン照りが続き、あちこちで水不足が言われていた。


その頃の日照をいっぱいの葉っぱが受け取り、ハウスぶどうは甘く、色づきも玉太りもよかった。




しかし、露地ぶどうはこれがどこかうまくいっていない気がしていた。



最後の追い込みで日照が必要だった7月下旬から8月上旬にかけ、曇天が続いたからだ。



晴天がかたまり始めたのは最近になってからである。



うむむむむむむむむ。



後はお天道様とぶどう達にすがるしかないのである。




一旦、出荷を中断することも考えたが、出荷前日に糖度を測ってみると18.5度!




おおおおおおお!



がんばったな!おまえ達!


これなら、またお客さん達に喜んでもらえる。




何とか間に合いました。



露地ぶどうは、ハウスに比べ投資も少ないので、値下げさせて頂きました。




9月に入ってから、紅品種セキレイも出荷予定です。


旬の味、甘く仕上がってますよ。http://teshima1.blog88.fc2.com/

2009-08-21

職人みょうり

火曜日からずっとぶどうを売っている。

多くのお客様からご心配いただく。


「今年は天気が雨ばかりだから出来柄が悪いでしょう?」


確かにそういう話をよく耳にする。


そうですね、農業って大変です。




まあ、一粒。ご試食どうぞ。


召し上がっていただいてからの反応。


これがすこぶる楽しみ。





「まぁ!甘い」




どういうワケだか、うちのぶどう。悪くない。



うちのぶどうの形態が今年のような気象に強かったのか、必要な時に必要な気温や雨が間に合ったのか、真相はよくわからない。




ぶどうに聞いてみた。


ぶどうが色着きはじめる時期に新枝の伸びがピタリと止まった。

それから果実が熟す時期に葉に見られる虎葉、マグネシウム欠乏症がない。

枝の伸びが止まったのは、ぶどうが作った養分を全て果実に仕向けていたことを意味する。



この時期、枝がだらだらと伸びていると、色着きが遅れたり甘さの元になる糖の蓄えが増えない。




植物の生長は栄養生長と生殖生長とがあり、枝や葉、樹の生長が前者で花や種、果実にかかる生長が後者である。


果実の品質を高めようとすると、一時的に栄養生長を生殖生長に切り替える必要がある。



このあたりの技術が職人の技であり、今年はこの生長スイッチが守備よくいったのだ。


さらに虎葉が出なかったことは、これらの生長ステージがスイッチし、果実が完熟に達する時期を迎えた今でも葉が元気に働いていることを示している。



これらはぶどうからのメッセージ。





いい意味でお客様の期待を裏切る。


職人みょうりに尽きる夏。

2009-08-18

誤算

「今年は果実の市況が厳しいらしいな」


父が切り出した。


毎年、この時期になると少し弱気になる。


どうやらぶどうの売値を少し下げようか迷っているようだ。



例年の価格1キロ(二房~三房)1600円。



それを100円下げるかどうかの決断。


スーパーで350gパック(一房)398円、生協で800g(二房)980円位が相場である。




これを1キロに換算するとスーパーが1137円、生協が1225円である。



まあ、一房売りか1キロ売りかという量目の利便性はさっ引いて考えると明らかに1600円は突出している。これを1500円に引き下げたとて同じである。


別に孤島に1軒だけのぶどう園だ、とかまわりに競合する果樹園が無いわけではない。直売所の目前にあるものを含め半径1キロ以内には2つのスーパーがあり、直売をしている農家は町内に4,5軒ある。


1600円のぶどうを買いに来て下さるお客さんは、その価格に見合った価値をしましまぶどう園に見ておられる。



父は、この強気の価格に見合った価値を果実に込めようと1年間いや、40数年もの間、必死で頑張ってきた。



マーケティングの基本は、その商品やサービスが売れ続けることでその顧客や社会が向上する仕組み作りにある。そこまで構築出来れば利益は着いてくる。



ぶどう園の社会的存在意義を問われれば、それは美味いぶどうをお客さんにお届けし、一時の幸せをかみ締めて貰うこと。



そこを突き詰めていけば、ひたすらに糖分の高い果実栽培にたどり着く。



そのことに真っ正面からとっ組あい、苦しみもがいて必死でやってきた父。


ぶどうが甘くなる技術はほぼ確立した。秘伝という訳ではない。



私ならばその技術を囲い込み、ビジネスのコアにしてしまうのだが、どういう訳だかこの男、講習会とかなんとかを開いては、仲間達に広めようとする。


あんたが普及員になればよかったね。



家にいるより畑にいる時間の方が長い。夜も電気を付けて畑でぶどうを見ている。



楽しいのか?と聞いたことがある。



「楽しいな。俺はぶどうの栽培が好きなんよ。」





その父が、ぶどうの直売開始を目前にしたこの季節、少し弱気になる。




そうか。




いくら頑張ったからといって、好きだからといってその評価はシビアに売り上げという数字で表される。



不安なんだな。




よし。



親父、俺に任せろ。




しましまぶどう園からお客様へ。


果実の甘さの他にメッセージを届けよう。



紙媒体「しましまぶどう園 ぶどう畑通信」


これにどうしてしましまぶどうが甘くなるのか、その後ろにどういう喜びや苦労があるのか。



しましまぶどう園の等身大を見て貰おう。




そのことで甘さ以外の何かを感じて頂けたら、それはしましまぶどう園にとっての幸せ。


一昔前まで6割が農家だったこの国の農家人口は全体の4%にまで減少した。



社会の中で農業が果たしてきた役割を担うには、農家が少なすぎる。


失ってしまった農の役割。


果実は嗜好品ではあるが、やり方を考えれば何か出来るかも知れない。




先日書いた野鳥との戦いをA4一枚にまとめ、「しましまぶどう園 ぶどう畑通信」を制作し、父に渡した。




「こういうのを暑中見舞いと一緒に送ったらいいんよね」



いや、店に来たお客さんに配ったらいい。郵送料も要らん。



週に1回くらいのペースでつくるから、その都度500枚位を配りきってよ。そしたらリピーターにも繋がるから。


翌日、店を覗いてみた。



あら。



店頭に通信がない。



1日で配りきったか?




聞いてみた。




「あ、あれか。あれな。配ってない。」




なんで!!!!






「あれ、配るのはずかしい。」




・・・・・・。











ちょっとあからさま過ぎたか。


悪くはないんだが、自分のことをそのまま書いているので本人がそれを配るのは恥ずかしいんだそうだ。



園主がそういうんだから仕方がない。




というわけで第1刊にて廃刊。



090728_1143~01
↑幻のしましまぶどう園ぶどう畑通信

「おまえの得意なネットとかそういうのやったらいいぞ。けどここで配るのはつまらん。」







ということで。




みなさまにお願い




しましまぶどう園ブログをつくったので、そちらにアクセスして下さいませ!!!!!

http://teshima1.blog88.fc2.com/

bar_手嶋ぶどう園_090723120534





それから10人の友達に知らせて下さい!携帯でもアクセス出来ます。


お願いします!!



皆様のお力で、私の没企画を生かして下さい。



うううう。




お願いします~!!!!
span>
最新記事
プロフィール

しま・しま

Author:しま・しま
土からつくるここだけ芋焼酎「たばらそだちプロジェクト」を立ち上げました。土と食、命がつながるといいなと思います。

カテゴリ
FC2カウンター
月別アーカイブ
最新コメント
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。