2008-07-31

衰え

少し前、地元子ども会のレクレーションで近くのキャンプ場に行ったときのこと。


帰りがけ、バーベキューをしたあたりをほうきで掃いた。


ほんの10分ほど。



右手に痛みを覚えたので、作業をやめ手のひらを眺めてみた。


親指の付け根。



あら。


マメができてら。




2日前、道場で久しぶりにスパーリングをした。


みんなを相手に一ラウンドずつ。


中学生の子供たちがやるようになった。


時々緊張させられる。


頼もしいヤツラだ。





足にちょっと違和感。




ありゃ。



マメができてら。




マメは怠け病の証拠。



なんでもやりなれていないことをはじめると、マメができる。


鍬を持ったり、スコップを持ったりしていきなり作業をすると、手にマメができる。


履きなれない靴を履いてジョギングをしても足にマメができる。


テコンドーは裸足でやる。冬にシューズを履く事もあるが、基本裸足である。


テコンドーを習い始めたころ、よく足の裏にマメができた。


しかし、我慢してやっていると足の皮が厚くなり、それからはマメができなくなった。


大学を卒業して就職し、半年ほどテコンドーから離れていた。


久しぶりに大学生とやってみると、またまた足にマメができた。



サボっているとマメができる。



マメはサボり病の証拠。



ほうきを持つことを怠けていたな。テコンドーも怠けていたんだな。



怠けていたな、という感覚の影に衰えたな、という気持ちがひっそり同居する。






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2008-07-31

若さのバロメーター

毎年、健康度測定というのを受けることにしている。

健康診断ではない。健康度測定。

身長、体重、皮下脂肪厚等を計測し、肥満度を見たり、自転車こいで体に負荷をかけて全身持久力を測定したりする。

厚生福利の一環で毎年行われており、お休みをとって今年も参加した。

心電図をとり、簡単な診察を受けて受験に耐えうるかを医師に判断してもらう。
身長、体重、皮下脂肪等を計測。

「焼けてますね」

皮下脂肪は上腕と肩甲骨で計るからごまかしはきかない。

ウエストは前回計測の一昨年より5センチデカくなった。

体脂肪率は20%。これも増えた。

次は自転車エルゴメーター。

心拍数と血圧センサーを装着して自転車を漕ぐ。

四段階にペダルが重くなり、その負荷による心拍数の増加から最大酸素摂取量を計算する。

ペダルを漕ぐのは16分。

負荷がかかってくると汗が滲んでくる。

この測定が一番大物。

一昨年やった時までは、この自転車が最後だったのだが、どういうわけだか今回は最初にやる。

終わって少しクールダウンしてから、肺活量。

水泳をはじめてからこちら、呼吸機能が目に見えて向上した。

敏速性はライトの点滅に反応してジャンプ!

昨日、道場でスパーリングしたからちょっと調子よい。

次。

平衡感覚。

目をつむって片足で立つ。手は腰に。上げた足は軸足につけず、軸足がブレたらアウト。

これは簡単なようで難しい。

やるとわかるので試しにどうぞ。


私は58秒。

くそう…1分切ってしまった。

この測定。思うのだが、平衡感覚以前に片足で立つという行為に必要な脚力が大きく影響しないかな、などと思いながら立っているとそれなりに時間が刻まれる。

筋力は握力で計る。

筋持久力は30秒間腹筋回数。


最後にすべてのデータをパソコンに入れ、分析する。

全ての測定を終え、座って待っていると名前が呼ばれた。

結果の説明。


全身持久力は20才代を上回る。それ以外の項目も4年前から衰えていない。

健康度のトータル評価は6段階中5である。

むふふ!スゴいじゃないか俺!

走ったり泳いだりしてるからな、たまにはこういう誉れもいいもんだ。

わはははは!


「しかしですね、しましまさん」


え?


「しかし、しましまさんの場合、体脂肪率20%でウエストヒップ比が0.92とやや高いんです。少し肥満で特に内蔵脂肪が多いようです。スポーツや運動はかなりやっておられるようですから、使って減らすダイエットはあまり効果ないですね。入る方をコントロールしないといけません」


…。


わ、わかってますよ。

わかっているからいちいち引っかかる。


くそう!

もう食わねーぞ!


…。


明日からな…

2008-07-28

行ってみないとわからない




快適な目覚めだった。

朝食をとってフェリー乗り場へ。

スタート会場の桜島まではフェリーで向かう。

フェリーで福岡のテレビ局御いっとさんと出くわした。

私と同い年のアナウンサーが挑戦するドキュメンタリーをちょっと前からやっている。

頑張れよ。俺も頑張る。


船からは雲がかかった桜島がアグラをかいていた。

船上からコースが見てとれた。


これで4.2キロか…。


眺めてみると、それほどの距離があるようには見えない。


泳げばわかる。


行ってみればわかるのである。




会場でエントリーを済ませた。

案内してくれるのはアテンダント奈菜恵ちゃん18歳。


ボランティアである。

チーム毎に監督一人。身内である。

これにアテンダントが一人付きっきりで審査を兼ねる。

監督とアテンダントは漁船に乗り込み、我々を伴走するのである。


簡単な点検を受けたらあとはスタートを待つばかり。

最強アネッサとクラゲよけクリームを歌舞伎役者のように塗ったくり、ひたすら刷り込むと、汗がはじいて小さな玉になり、草木に落ちた朝露のようになった。

エントリーは150チーム。

600人が一斉に泳ぎ出す風景は、満月の夜に孵化して海に向かうウミガメの子を彷彿とさせる。

が、これは危ない。
無理がある。

かなりな混沌が予測されるこの状況を回避するため、時間差で10チームずつのスタートということになっている。

5分刻みで15ウェーブ。

われわれは9ウェーブ。


結構待ち時間がある。

鹿児島の日差しに45分もさらされてはたまらない。

仮設のテントの下で出番を待つ。


出泳時間が近づいたのでスタート地点の裾で少し泳いでみた。

よしよし。いい感じだ。

時間になったのでスタート地点に行くと、チームの紹介がアナウンスされた。

ぐっと「その気」の型にはまっていく。


スタートはゆっくり。砂浜を走るワケでなく、脇にいたテレビ局の人達とハイタッチ等して騒ぎながら入水。

泳ぎはじめは4人で泳ぎ、砂浜から500メートルあたりで船と合流する。

いつもよりかなりゆっくりめのペース。
ペースをつくるのは先頭の近藤さん。

私より10こ程上。
トライアスロン経験者の彼に先頭をお願いした。

先頭は位置を確認し、進路をとりながら進む。頻繁に顔を水面より上げながら泳がなけれはならないハードなポジションである。

さらにペース配分もやるのだから、他の3人とは体力的にも精神的にも全然重さが違う。


なにせ長丁場である。

最初から気合いを入れていると続かないので、あえてセーブしているのだろう。

気付くと隣に船がいた。

お。

スタートしてからまだ500メートルには到達してはいないだろう。

きっと、船が待ちながくて砂浜近くまで出迎えに来てくれたのだろう。

ただ大海原を泳いでいては方向が定まらないので、何ヶ所かにバルーンをあげたポイントが設けられている。

そのポイントを順に追っていけばゴールに導かれる。


基本、凪ぎ。

波はたっていない。

絶好のコンディションであることは、初参加の私にもわかった。

泳いでいる時、監督の声は聞こえない。
時折、位置を見るのに顔を上げると声が聞こえる。

「もっと離れて!」
海中の視界は1メートル少し。

離れると先頭が見えないのであえて密着して泳いだ。

これはチーム員同士では了解済みだったが、船上から見ると泳ぎにくそうで仕方なかったようだ。


再び、監督の声が聞こえてきた。

左!左!左!

どうやら流されてしまったようだ。

凪の中にも筋状に潮の流れがあって、そこに入ると急に流される。

自然の力に抗えるわけでもなく、4人は流された。

自分達ではわからないが、船からみるとかなりな遠回りをしていたらしい。

顔を上げるとバルーンが近くに見えた。
休憩。


ヒモが着いたペットボトルを投げてもらい水分補給。


監督が数本のヒモを元締めに持ち、それを我々が海で飲む姿は丁度、鵜匠と鵜が魚を捕る光景。


我々は魚は吐かない。ただ水を飲むだけ。




我々が船に手をかけたり、監督が手を貸すと、失格になる。


その辺を監視するのも、アテンダント奈菜恵ちゃんに課せられた任務なのである。


水分補給しながら聞いた。



「今、1500メートル。30分ちょいやね。」

ほー!

予想外なデータ。

まだちょっとしか泳いでいないのに、1500メートルも?

海は塩の分、浮力が生まれ泳ぎやすいとは知っていたがこれほどとは…。



再び泳ぎはじめた。

バルーンを一つ一つ追いながら泳ぐ。

海流の無いところは海水が日に温められもわっとヌルい。

少しでも海水に動きがあるところにかかるとひんやりして気持ちよかった。

このままレースが終わりませんように。

ゴールに近づくことが何とも勿体無く感じる自分がいた。

楽しい!

楽しいぞ!


そのまま気付けば3500メートル地点。

もう、このまま行こう!


止まってしまうと、今、自分の中にある心地よいモノが無くなってしまいそうで、あえてそう声を出した。

私の声に促され、4人はゴールまであと少し。

ゴールの横断幕が見えた。

あそこまで真っ直ぐ行けばいい。

3人への意識が少し、緩んだ。


気付くと一人、10メートル程離れてしまっていた。

やばいやばい。

「ゴールする時は4人一緒よー!」

監督の声。

わはは。ごめんごめん。

背立つとこまで泳ぎ、4人手を繋いでゴールした。


あのね。

気持ちよかったよ。

ほんとうに。

水泳はじめて今までに味わったことのない気持ち。

行ってみなければ分からない気持ち、なのである。



2008-07-24

ジャスト

ぶどう園の開園案内のはがき印刷を頼まれていた。

300枚の表裏。

家のパソコンは修理に出しているから、パソコンとプリンターをよそで借りて印刷。

30分もあれば終わるだろうとたかを括っていたら、なかなか時間がかかるものだな。

一枚12秒。300枚の表裏である。


プリント終わるの8時過ぎてしまう。

それからいつも通っている山田のプールに行ったところで着くまでに閉館時刻になってしまい、プール掃除手伝わされるだけだ。

あ。

プリンターに残りのハガキ差し込んで放置。

印刷が終わるのを待たずに大宰府のプールへ行けば泳げる?
大宰府市民プールは方向的には家とは逆だが、今いるところからは車で10分である。

しかも、閉館は山田より30分遅い。

すぐ行けば1時間は練習時間を確保することが出来る。

おし!決まればゴーだ!

プールに直行した。

着替えてストレッチを済ませ、水に浸かったのが8時40分ちょい。

入場の時、「9時25分までにはあがってください」とカウンターの人に念を押されるように言われた。


へいへい。わかっとりま。


しかし、2キロは泳ぎだい。

錦江湾の遠泳大会は今度の日曜日。


明日は道場だから泳げても1キロかそこらである。

金曜日は直前だからあまりやりすぎると返って良くない。


土曜日は移動だから、まとまった距離を泳ぐならば今日しかないことはわかっていた。

3キロ泳ぐ予定が、思わぬ段取り違い。

まぁ、悔やんで何か変わるでなし、与えられた45分泳いでみる。

今日は往復50メートルを1分5秒くらいでリラックスしてノンストップ2キロ。
計算からいくときっかり9時25分で上がりである。

調子よく泳げた。

ラスト10往復を残すところでBGMが蛍の光にチェンジ。

途端にひとけが消えた。

ラスト5。

左のコースに人影発見!

ははは。俺みたいに未練たらしいヤツがまだいたか。

あれ。

シュノーケルをつけて槽底で何かやっている。

また、閉館間際にケッタイなことしてるヤツだ。

今に監視員さんから怒られるぞ。


…。


シュノーケル?


あ。

この人、スタッフか。遺留品確認してるんだ!

ということは、もはや客は我一人なり。


やっべ!

スタート地点でターンする時、監視員さんが俺に何か訴えるような顔で見つめてるのは、

「おめーがあがれば閉館なんだよぅ!チクショウめ!」

のサインだったか!

しかし、そんなことに構ってはいられない。

俺には俺の事情というものがあるのである。

後半落ちかけたペースは、彼らによる様々なプレッシャーが立て直してくれた。

往復40回。

ゴールしたところで約束の9時25分。

立ち上がり顔をあげると監視員さんが待ってましたと口を開けた。

「閉館の時間です」

知ってマス。


シャワーを浴び、とめどなく噴き出す汗を抑えきれるワケもなし。

少し、涼しくなった車窓の風を右手で弄びながら、しばし充実感に浸るのである。

何かに向かう、とは楽しいものだな。

2008-07-23

最強、及ばず・・。

ぶどう園の開園案内のはがき印刷を頼まれていた。

300枚の表裏。

家のパソコンは修理に出しているから、パソコンとプリンターをよそで借りて印刷。

30分もあれば終わるだろうとたかを括っていたら、なかなか時間がかかるものだな。

一枚12秒。300枚の表裏である。


プリント終わるの8時過ぎてしまう。

それからいつも通っている山田のプールに行ったところで着くまでに閉館時刻になってしまい、プール掃除手伝わされるだけだ。

あ。

プリンターに残りのハガキ差し込んで放置。

印刷が終わるのを待たずに大宰府のプールへ行けば泳げる?
大宰府市民プールは方向的には家とは逆だが、今いるところからは車で10分である。

しかも、閉館は山田より30分遅い。

すぐ行けば1時間は練習時間を確保することが出来る。

おし!決まればゴーだ!

プールに直行した。

着替えてストレッチを済ませ、水に浸かったのが8時40分ちょい。

入場の時、「9時25分までにはあがってください」とカウンターの人に念を押されるように言われた。


へいへい。わかっとりま。


しかし、2キロは泳ぎだい。

錦江湾の遠泳大会は今度の日曜日。


明日は道場だから泳げても1キロかそこらである。

金曜日は直前だからあまりやりすぎると返って良くない。


土曜日は移動だから、まとまった距離を泳ぐならば今日しかないことはわかっていた。

3キロ泳ぐ予定が、思わぬ段取り違い。

まぁ、悔やんで何か変わるでなし、与えられた45分泳いでみる。

今日は往復50メートルを1分5秒くらいでリラックスしてノンストップ2キロ。
計算からいくときっかり9時25分で上がりである。

調子よく泳げた。

ラスト10往復を残すところでBGMが蛍の光にチェンジ。

途端にひとけが消えた。

ラスト5。

左のコースに人影発見!

ははは。俺みたいに未練たらしいヤツがまだいたか。

あれ。

シュノーケルをつけて槽底で何かやっている。

また、閉館間際にケッタイなことしてるヤツだ。

今に監視員さんから怒られるぞ。


…。


シュノーケル?


あ。

この人、スタッフか。遺留品確認してるんだ!

ということは、もはや客は我一人なり。


やっべ!

スタート地点でターンする時、監視員さんが俺に何か訴えるような顔で見つめてるのは、

「おめーがあがれば閉館なんだよぅ!チクショウめ!」

のサインだったか!

しかし、そんなことに構ってはいられない。

俺には俺の事情というものがあるのである。

後半落ちかけたペースは、彼らによる様々なプレッシャーが立て直してくれた。

往復40回。

ゴールしたところで約束の9時25分。

立ち上がり顔をあげると監視員さんが待ってましたと口を開けた。

「閉館の時間です」

知ってマス。


シャワーを浴び、とめどなく噴き出す汗を抑えきれるワケもなし。

少し、涼しくなった車窓の風を右手で弄びながら、しばし充実感に浸るのである。

何かに向かう、とは楽しいものだな。

2008-07-18

のぼせ中毒

今年も山笠にのぼせた。

夜23時30分に櫛田神社近くの小学校体育館に集合。


平日の山笠なので、仕事が終わってから予約しておいたカプセルホテルに向かった。


歩きながら、昨年山笠が通った道を眺めていた。


そうそう。


去年はここでヤマが折れてしまったな。

前日からの雨を吸って重くなったヤマは、2センチほど舗装面から出っ張っていたマンホールのふたにつんのめってしまい、その勢いで折れてしまったのである。


そうだった。今年はうまくいくといいな。


ホテルで夕食を食べ終え7時には寝た。


23時に起きだし、友人と共に集合場所へ。

写真


ヤマのぼせ200人。うち県職員が100人。

「どうもどうも!お元気ですか。」

毎年、この日にしかあわない人がたくさんいる。

会場のあちこちで役員さん達が来た人に締め込みを付けていた。

今年は友人に締め込みをお願いした。


写真


「ちょっと上だけどいいか!」

走るからね、ちょっとハイレグっぽく締めた方が走りやすい。


毎年恒例の説明会。今年で4回目か。

写真


ヤマの前で記念写真を撮り、軽く夜食を食べる。

もう慣れたものである。

今年はマイ水法被を購入した。

写真


1時半くらいからひたすら待ちの状態に入る。


4時過ぎまでただひたすら待つのである。


この時間、何とかなりませんかね・・。


世話役の髭松さんに言うと


「おまえ、祭りは 待つ利よ。」


ワケがわからんが、髭待さんが言うと、「そうかな」と思ってしまう。



4時間以上寝ているのだが、3時を回った当たりからやたらと眠い。


立ちながら、何度も膝がかくりと崩れた。


なんで来たんだろう。眠たい・・。今年はやめとけば良かった。

別に強制されたわけではない。好きでやってきたのだ。


耐え難い眠気を何とか凌いでいると、先頭のヤマが櫛田入りをするとアナウンスがあった。


やれやれ、ようやく櫛田入りが始まった。


我が上川端流れは8番目。


クライマックスなのである。


順々にヤマが櫛田入りを果たし、そのタイムが発表される。


30秒台前半で櫛田神社の桟敷をぐるりと1周する。

うちのヤマは、45秒あたり。


遅いって?


そりゃ~ああた。重いもの。


1から7番のヤマは1tあるかないか。


うちのヤマ、2t。


それを36人でかくのだから一人当たり56kg。

その負荷で全速力。

水当番さんがヤマのかき棒や道路に水を撒いていた。

今年は私の友人も水当番に志願した。水当番とは、ヤマが進んでいく前後で水を撒く役目。

水は山笠に重要である。ヤマやそれをかく人間を水で冷やす。かいて走るのだから、運動熱が生まれる。これを水で冷やす。それから、かぎ棒や水法被がぬれていないと、摩擦熱で肩がやけどを起こす。だから、水で冷やす。

友人に布バケツで頭から水をかけてもらうと、体の中でショートが起こりばちばちと火花が散った。

おおおおし!スイッチオーンたい。


櫛田入りはベストメンバーでかく。


私は一足先に桟敷へ入り、ヤマがぐるりと回って後押しの人が遠心力で切れるあたりに立ち、バックアップに据わった。

おし、来い。


ヤマはなかなかいい感じで桟敷を回り、私は後押しで桟敷を出て行った。


神社を出て通りに出ると一旦、ヤマが止まる。


通りの信号や標識にヤマが引っかかるのでヤマを低くするためである。


そこまでして、あのでっかいヤマを担ぐ。

普通、かき山と飾り山の二つを作る。

でっかいのは飾り山として据えて、皆さんに見てもらい、かき用の軽い山をかく。


しかし、8番だけは飾り山をかくという荒技をやる。


重たいのなんの。


で、伸縮装置とかスモーク発生装置とかどっさり搭載。


重たいのなんの。


このばからしさが何ともしっくりくる。


さっきまで眠くて腐っていたが、一回かき棒に付けばもうイケイケ。

走っている間は頭のなか真っ白である。


わははははは!


山笠屈指の重い山。


これが動くから感動がある。


わはははは!


昨年、つんのめった場所も難なくクリア。


あっという間に紙川端商店街のアーケード。最後の直線である。


博多山笠はかき手が小まめに入れ替わりながら進む。肩をたたかれたらヤマから外れて、後者に譲るというルールがある。もっと行ける!と思っても肩をたたかれたら替わらなければならない。

しかしここは道幅が狭いので、交代できない。わかっていて棒についた。


誰が替わってやるもんか!最後まで俺が行ったら~!わはははは!


すると隣で聞いたことのある声。


水当番の友人である。


水当番は棒には付かない。大事な役目があるからだ。


にもかかわらず


「わりい!バケツ持ってて!」


誰かにバケツを投げ渡し、かき棒に付いた。



わはははは!


我慢できなくなったんですね。


やっぱ!山笠はかかなね!!!!


最後の直線をかききった。


てのごい(手ぬぐい)の鉢巻をとり、祝いめでたを歌うとジーンとした感動が体をやさしく包む。


いいね!いいね!よかったね!


また来年!また来年!


完全にのぼせている。

のぼせの味を知った男たちはまた、来年も再来年やってくるのである。

冷泉公園で朝っぱらからなおらいである。

写真


私は仕事に行くことにしていたので飲まなかったが、飲めない私も飲めたら楽しいだろうなと思った。

少しホテルで仮眠して、仕事に向かった。


空を見上げると夏の日差しになっていた。

山笠が終わると、夏。


福岡にも夏がやってきた。

2008-07-12

平成筑豊鉄道




今日は行橋で頼まれ仕事。

飲み会付きなので電車。


田川から行橋まではJRだと小倉経由で遠回りである。


直方から行橋までを結ぶ平成筑豊鉄道という第三セクターの鉄道会社がある。

田川伊田まででればこの線で行橋まで行くことができる。

今日は電車の旅。


電車に飛び乗ると見たことのある運転手。

ありゃ、叔父様。


こういうことがあるから人生は楽しい。

若い頃は暴れん坊で有名だった叔父様も、国鉄運転手を退職して今では平筑鉄道。

運転席の隣に立って話しながら行った。

乗った車両がやたらと雰囲気がいい。


平成筑豊ロマン号。

普通はイベント列車なのだが、何本かは普通運行に使われているそうだ。


貸切も出来る。

三時間六万円。


ご所望は平成筑豊鉄道まで!


この鉄道、我が母校、田川高等学校の生徒が利用する。

土曜日というのに制服姿が乗ってきた。

模試と部活なのだという。


田川高等学校の校章は星マーク。

これにはチャンと意味がある。

☆はどう転がしでも水平線に三角の突起ができる。


学校の校訓。


水平線上に突起をつくれ!


これを形にしたものなのである。

この校訓は今でも私の背中を押す。


辛いとき、折れそうになった時。

負けるか。


この校章を見ると、田川の自然のなかでのびのびとして天真爛漫な生徒を見ると嬉しくなる。


生徒と話した。


体育祭の話や部活の話。

ますます嬉しくなって書いた本をプレゼントした。

OBの俺も突起をつくろうと頑張ってるいるよ、頑張れよ、と伝えた。


頑張れ。

俺たちが変えていこう。

2008-07-09

校長

高校一年の秋。


友達が二人遊びに来た。


二人とも50CCのバイクでやってきた。


ヤマハRZ50とスズキRG50Γ。


二人が帰りしなに、父が現れ私にひとつ用事を言いつけた。


母の原付バイクを知人宅に乗り捨てているので、友達のバイクに乗せてもらって知人宅から家まで母のバイクを持って帰ること。



原付バイクはまだヘルメット無しでもOKだった時代だったが、二人乗りしているところを警察に見られれば、切符は切られる。


知人宅はむら内だし、ほとんど車も人通りもない道の先にあるので、まあ、ささっと帰れば何も問題はない。



その家までRZのケツに乗せてもらい、そこから友人二人を村はずれまで見送った。


原付バイク。正式な名称は原動機付き自転車。


母のバイクはスクーターだったので、自転車の心得があれば乗れる。


バイクに乗って家に向かった。



家の前の細い路地。



あ。



警察。



右に曲がれば我が家なのだが、パトカーをやり過ごさないと右に入れない。

にっこりと笑顔で停まっていると、あろうことが警察がパトカーから降りてきた。



げげげげ!やばいやばい!



Uターンしようとするも狭い路地にパトカーで思うようにバイクの舵が切れない。



私はお縄になった。



免許を持っている者は、反則切符を切られてそのまま反則金を支払えば終わる。



しかし、免許を持たないものが無免許運転で捕まると、家庭裁判所で略式の裁判を受けることになる。



この裁判を受けるためには、所属の学校の印が要る。



学校に知れてしまうのである。



書類が家に届いた。

悩んでも仕方がないので、職員室の担任のところに行った。



はんこくっださ~い!



ただではもらえなかった。



校長訓戒。


親が学校に呼ばれて校長室で怒られる。




学校が指定した日に父がやってきた。



校長室でひとしきり怒られた後に父が校長に言った。



「私が要らぬことを言ったばっかりにコイツは無免許運転をしてしまいました。私の責任もあるので、寛大な処分をお願いします。」



「寛大な」とか親が言うかね?と、思いがけない言葉がやたらとつぼに入り笑いがこみ上げてきた。


同じところが担任もはまったようで、くくくと肩を震わせていた。


まぁ、これで事故でも起こせば、私の人生はかなり大きく変わっていただろう。そう考えれば、捕まってよかったのかもしれない。


校長からそういう話があった。


物事にはちゃんと意味があるのである。




私が校長と呼ばれる人物と直接接したのはこの時だけ。



校長に呼ばれる、ということにあまりうれしい思い出はない。





数ヶ月前、いつものようにプールのサウナに座っていると、ある男性が声をかけてきた。



「しましまさんですね。どうも。私、○×小学校の校長をしている大林です。」


そういえば、ちょっとまえに同じコースで泳いでいた女性の方がいきなり


「しましまさんですよね。この間、しましまさんが書かれた本を読ませていただきました」



おおお。


ワシも知れてきたじゃな~い!



おほほほほ。それほどでも~。いやいやおほほ。



その女性が、この校長先生の奥様だった。



「主人が是非お会いしたいと言ってましたので」




私の子供達が通っている学校である。



サウナでだらだらと汗を流すおっさん二人。



「今度、郡の小学校校長会で講演していただけませんか。あの本に書いていることでもいいですし、お仕事の農業のお話でも結構です」


いつもは大学の先生や教育関係の講師を招いてやるそうなのだが、いつも堅くてどうも・・ということだった。



いつも子供達がお世話になっているし、本を買っていただいたのだから断るワケにもいかない。



私でよければ是非お話をさせてください。





そして今日がその講演の日。




ちょっと業務からは外れるカンジなので休みを取って行った。




こないだ、日記に書いたナスの話。



ただでさえ儲かっていないのに、そこに原油価高騰がのしかかる。



農家の時間級300円。



それから、日本がかかっている病気の話。



世の中、金、物、情報は1次産業から2次、3次と流れていく。



1次→2次→3次のベクトル。



今日国民の関心が集まるニュースってなんでしょう?



あ、教職員試験の不正は外してですよ!


殺人事件はもとより、食品偽装、気象災害等々。

最近、命に関することが多い。


無差別殺人が起こったら死ぬかもしれない。地震で死ぬかもしれない。変な食品食ったら死ぬかもしれない。



命。



命と直結しているのが食でありそれを支える農である。



おっとっと!



命を基準に世の中が動く、となれば先ほどのベクトルが逆流する。



おおおお。農の時代が来る。



でも、来ない。


待てど暮らせど来ないのである。



なぜか。



この国では食と命がつながっていないから。



みんな飢えるということを知らない。



これだけモノに囲まれていて、飢えたら死ぬということなど体感できないのである。



だから食と命が直結しないのである。



これがこの国の病気。



しかし、つながっていないのならつなげればいい。



そのためにもっとも有効な手段とは食育である。



農政は全力をあげて食育をすべし!



教育は、学校だけがやる仕事ではないし、学校だけでできうるものでもない。


社会全体でやるべきことである。



農の役目として、この食育は最重要といえる。



いっしょにやりましょう。



そういう話をした。




緊張しますな。



校長先生22人。



15の時の校長訓戒とはまた違う味。なかなかできる経験ではない。


いきなりサウナで湧いた話だったが、得がたい経験をさせていただいた。


校長訓戒のお返しにはならないが、このことにもまた、意味があるのだろう。


ありがとう。

2008-07-06

セット販売

焼酎ブームが過熱気味な時に酒屋さんに行くと、人気銘柄とそうでないのをセットでないと販売しないという話を聞いたことがある。


売れスジとそうでないものとを抱き合わせて販売する。


森伊蔵や魔王のように極めて売り手市場な商品ならば、値段を吊り上げようが他の焼酎を抱き合わせにしようが売れていくのである。




ここだけ芋焼酎「たばらそだち」プロジェクト


自分達で栽培した芋を焼酎にして飲みましょう!という企画。


畑で実際に行う作業は、苗さし、草取り、収穫の3作業。



一番人気はなんといっても収穫。


芋掘りである。


収穫という行為は、農業でいうとその年の計であり、一年間やってきた労への報いとなるのは勿論であるが、なんというかやっていて心が豊かになる。


必ずしも収入と直結してなくとも、収穫は人をニンマリとさせてしまう行為なのである。


次に人が集まるのが苗さし。


我が手で苗を土に差し、自分と大地の繋がりを実感できる瞬間である。






で、一番人気が無いのが草取り。


6月に一回、7月に一回。

昨年は都合で一回だけやったのだが、参加者は3名。

畑の半分だけ草を取った。


草を取った半分もその後、旺盛な成長をみせる雑草と芋ツルとが競合したのだが、掘ってみると結構芋が入っていた。

それに引き換え、草取りしていないところは、半作。


サツマ芋ごときと始めた企画だったが、草くらい取らないと芋は出来ないのである。


今年はこの草取りの重要性を会員さん達に訴えた。


それから、秘策是あり。


今年は、草取り作業の後、家庭料理一品持ち寄り大会!

会員さんが家庭で作っている料理を一皿持って来てもらう。

こちらでおむすびと豚汁だけ用意して、皆さんが持ってきた料理をみんなで楽しむ。


6月の草取りは雨の中、合羽を着ての作業だった。

しかーし!

お集まりいただいた皆様25名!

料理作ってると行かない訳にはいかないし、ただ草取り作業だけやるんじゃなくてその後のお楽しみ付きとなると、ちょっぴりモチベーションも上がる。

隣のぶどう園を使わせてもらい、そこにシートを敷いてテーブルを置いた。

ぶどう棚の下、まだ青いけどぶどうの房が下がっている棚の下。

非日常的な昼食はかなり好評だった。


そして今日が2回目の草取り。

前回の時、「次回は私、うどんを打ちます」とか「じゃ、アタシ天ぷら揚げます」とか会員さんから声があがった。

嬉しいことである。

「活動がみんなのものになっていくな」そう思うと、自然と顔が笑顔になっている。


この時期の雑草は怖ろしいスピードで茂る。

6月、完璧に取っていただいていたのだが、あの日の作業ば何だったの!と言いたくなる有り様である。

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畑の端に大豆を植えようとビニールマルチをせずに裸にしていたところがあるので比べてみると、やはり6月の作業があるからこの程度に抑えられているのだ、とわかる。


平グワや除草用の柄付き具を使う。
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草を取る、というよりは草を削る、という感じである。


作業は12時前に終了。

ばっちり。


今年はもうもらったようなものだ。


え?

これからも草は生えるだろう、って?


確かに生えはするのだが、これから芋のツルも急速に伸び、畑を覆い包むため、雑草といえども成長できなくなるのである。


芋が畑を占有する。


今日のメインイベント!


家庭料理は新ジャガのフライに肉ジャガ、カボチャとベーコンの炒め物、真竹などなど。


手作りプリンを人数分作って持ってきてくださった方もおられました。
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で、今日の主役。



うどん担当は会員ミゾちゃん。


うどんは打ってからすこし熟成時間が要るので、自宅で打ったものをこちらで伸ばして切ってゆでて出来上がり。


スタッフしましま1号の畑からとってきたばかりのナスとヤラズ豆、そしてゴボウの天ぷらと一緒にいっただきま~す!

私はスタッフしましま3号が持ってきてくれた鶏の卵落として、釜揚げをぶっかけでいただきました。

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うめー!ミゾちゃんうめーよ!


うどんで感動したのは、香川の讃岐うどん依頼である。


いや。あれ以上。


どれもこれもうまいのである。



草取りは家庭料理一品持ち寄り大会とのカップリングで魅力あるイベントに生まれかわることができた。




うぷぷぷ!


おなかぽんぽこりん。




よかったよかった。



会員の皆様お疲れさまでした(^O^)

今年は。


すごいですよo(`▽´)o

2008-07-05

教科書どおり

ガソリン、遂に180円台突入!ちょっと前の倍ですよ。倍!

私は月に通勤だけで1400km車で移動するので、このパンチはなかなか効く。あんまり燃費のいい車でもないし・・・。


原油価格高騰は、家計を圧迫し続けている。


原油価格の高騰にダメージを受けるのは家計だけではない。


工業や流通業、サービス業に至るまで、この国において原油と無関係なものは見あたらない。

農業も然りである。


野菜や果実に旬が無くなった、という話を聞いたことがないだろうか。


スーパーやデパートの店頭では、年中欲しい野菜が手にはいるし、金さえ払えばどんな果物でも食べることができる。


この便利な世の中を支えているのが原油である。


福岡には博多ナスというブランドがある。


県の南に行くと瀬高や八女といったかなりでっかい産地があってナスを栽培している。


この博多ナス、出荷時期はというと9月頃から出始めて、ずーっと翌年7月まで出荷し続ける。

秋なすは嫁に食わすな。そう。ナスといえば旬は秋である。

でも、スーパーには年がら年中ナスがある。



これらのナスは、ビニールハウスで囲いそのなかにボイラーを据えて重油で温度を上げた環境の中で栽培される。

重油もかなり高騰した。


現在、1リットル120円ほど。2年前70円だったものが50円も値上がりすると、光熱費はその分ふくれあがる。売り上げが変わらないとすれば、経費が上がるということはそれはそのまま所得の減少を意味する。


サラリーマンで言えば減給である。


この作型のナスを30a栽培すると大体、売り上げが1500万円。経費が1200万円かかるので所得はざっとしたところで300万円。

重油は年間6300リットル必要で、重油50円の値上がりで31.5万円の経費が発生する。


わわわ!いきなり所得30%カットですよ。


重油は今時点の価格だからさらに上昇することが予想され、これから先、かなりヤバイ状況が待ち受けていると覚悟しなければならない。


では、重油を炊かなくてもできる方法でつくったらいいじゃないの?

私もそう思った。


調べてみた。


半促成といって、ビニールハウスで雨があたらないようにして栽培する方法がある。


この方法だと収穫時期は5月から11月。収量は減るが、重油価格高騰が影響しないので安定している。


どっちが儲かるのかといえばこれまでは重油で温度を上げた作型の方が有利だったし、冬に出せるということを強みに産地ブランドの確立をやってきた。


面積的にも重油ナスの方が多い。


これを全て夏秋ナスに切り替えたらどうなるか。


それは分からない。


マーケットが全く異なるからである。

例えば産地のなかで一人とか二人が全面積の作型を転換するとしよう。

これは成り立つ。

そこそこの所得が得られ、重油高騰の心配からはほぼ解放される。

しかし、何百ヘクタールもの産地全体の問題として考えると、そうやすやすとはいかないのである。
ミクロでうまくいっても、そのことがマクロで通用するとは限らない。

これは教科書どおりの見解。

ここで腕組みして固まっているわけにはいかないのである。


ある程度産地で踏ん張って冬春出しをやる。今後重油の値段が上がるからこれはかなり厳しいのだが、厳しいからこそ他の産地の撤退が予想される。残った者勝ちの読みは、ある。

ただし、そのまま冬春だと所得が得られないので、何割かを夏秋に切り替える。

この筋書きを持って上司二人と検討してみた。

うちは食品流通部。

私達、経営やマーケティングといった社会系と流通や食品等の科学系が同居する部。

鮮度保持の専門家である部長。

「夏秋ナスに転換して、保存して時期をずらしたり、一次加工して冷凍保存したら年間供給できる」

実は、我が県のナス。

浅漬けなどの加工原料としてかなりの割合が流通している。

ならば一次加工作戦と鮮度保持作戦の複合はアリ、である。

これが技術による革新。

イノベイトである。

重油高騰で喘いでいるのはナスだけではない。


やらなければ。

2008-07-02

やめろといわれても~♪←古い

7月になった。梅雨もあと少しだろう。うかうかしていたらセミが鳴きだすぞ、そういう雰囲気である。

行き帰りの景色を見ていると、おおよそどこの田んぼも田植えが終わったようだ。

田植えは普通、機械植え。


機械で植えるからには、漏れもある。


ちょっと一つ抜けているのが気になるようで、農家はその空席に苗を手植えしていく。


これを植えつぎという。




我々農業の技術者は、普通、「田植えの植えつぎは必要ない」と指導する。


1本植わってなくても、その周りの株が分げつしてその分をカバーするため、秋の収量にはまず影響しないからだ。



今年、私の仕事には水稲の直播栽培の経営評価というのがある。



水稲は普通、苗箱に苗を仕立てて田植え機で移植する。



この苗作りが結構手間なので、ならば直接田んぼに種もみをまいたらいいじゃないの、という技術。


これはいろいろなところでやられている技術なのでわざわざやらなくてもいいのだが、ワケありでやることになった。



基本的に私は何もしない。種をまくといえばそれを見に行って、どれだけ時間がかかったかとか、どういう手順で作業をやっているかとかを記録する。


つい先日も水稲の担当者がその田んぼに行くというので付いていった。




芽立ちも上々で、初期成育に問題はなかった。


このまま行けば何も問題はない。


先月中旬の大雨。



少し様子が変わった。




田んぼは綺麗に水平のようで実はでこぼこができる。



ある懸念から、水を抜いて少し渇き気味にしていた。



ジャンボタニシ。


正式名をリンゴスクミガイというこの巻貝。


昔、食用として輸入された。ヤマサザエとかいって養殖されたが、定着はしなかった。

悪いことにそれが野生化して水田に入り、水稲の稚苗を食ってしまう。

薬や対策がないので、農業界ではかなりの厄介者なのである。



図体がでかいので、水があるところしか活動ができない。



そういうわけで、水を落とし、やつらを封じ込めておく作戦。



しかし、水口や少し低いところには水がたまっている。



大雨前にはいなかった。


が、雨によりどこからか運ばれてきたと見え、いるはいるは!



でもって、ばりばりと苗を食ってるじゃないの!!!



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つい最近登録された薬は2回まで使える。



たまらず2回散布し、なんとか食い止めた。



苗が5葉くらいになれば硬くなってやつらの歯が立たなくなる。



なんとかなった。



しかし。



食われたところはそのまま欠株・・・。


写真



見た目わりぃ~あせあせ(飛び散る汗)



たまらず、植えつぎをする担当。

写真


私も手伝った。



こちらが設定した株数以上の苗が立っていたので、多分、そのままにしても収量はそれほど影響しないだろう。



でもね。



かっこわるいのよ。



収量とかなんとかじゃなくって、見た目、気持ち悪いの。



「植えつぎしても同じだからやめましょう」なんて言ってもね。



聴きませんよ、そりゃ。



そういう気持ちがよくわかりました。


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土からつくるここだけ芋焼酎「たばらそだちプロジェクト」を立ち上げました。土と食、命がつながるといいなと思います。

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