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2008-09-29

価値ある一歩

先週、テコンドーの福岡県選手権大会があった。

成り行きで九州大会や西日本大会の方が先に開催されたため、エントリーは少なめ。


その試合にうちの道場から出場した小学生の子がいる。

うちに通いはじめて既に2年以上になる彼、試合にも何度となく出場してきたが無勝。

両親の仕事の都合で週2回の練習日に週1だけやってくる。

週1日だと、一回休むと2週間開く。

半月練習しないと体が元に戻ってしまう。


上達は極めてゆっくり。


試合に出てもなかなか勝ちに繋がらないのである。


それほど闘志むき出しというタイプでなし、最初は親に言われて渋々道場へ来ているのかなと思っていた。

練習が終わると、クモの子を散らしたように一目散に帰っていく子供達にあって、この子だけは私のところへやってきて「ありがとうございました」と会釈して帰る。


休憩時間や練習前には年上の子達と楽しそうに喋ってい
る。

うまくはないが練習を嫌がっている風ではない。


その子が先週の試合に出た。


4、5回目の挑戦。

私がセコンドに付いた。

この日のために練習させたのは二つ。

先制攻撃パターン一つにカウンター一つ。

これが試合中にキチンと出せればメダルは狙える。


練習でやっていることの7割だせれば勝ったようなもの。

わかっちゃいるけどそうはいかないのが実戦の難しいところ。




初戦。


言われたとおりの動きが出ている。


よし!いける!


私も汗を握った。



初勝利。


レフリーのジャッジを聞き、勝利を確認してニュートラルコーナーに戻ってくる彼の顔。


笑顔でなく、怒り顔でなく。


しかしその顔には自信が漲っていた。


抱きしめたいくらい嬉しかった。


我慢我慢。


その後の試合では、明らかに動きが違った。


彼のなかで何かが変わった。


準決勝までいったが、残念ながらメダルには一歩及ばす。




いい。


それでいい。


彼にとって、あの初戦は大きな一歩。


メダルよりも価値ある一勝。



頑張ったな。


テコンドー好きなんだな。


ニコニコして両親とお礼を言う彼を見てそう実感した。


また頑張ろうな。



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2008-09-27

危機は唐突に

先週、テコンドーの福岡県選手権大会があった。

成り行きで九州大会や西日本大会の方が先に開催されたため、エントリーは少なめ。


その試合にうちの道場から出場した小学生の子がいる。

うちに通いはじめて既に2年以上になる彼、試合にも何度となく出場してきたが無勝。

両親の仕事の都合で週2回の練習日に週1だけやってくる。

週1日だと、一回休むと2週間開く。

半月練習しないと体が元に戻ってしまう。


上達は極めてゆっくり。


試合に出てもなかなか勝ちに繋がらないのである。


それほど闘志むき出しというタイプでなし、最初は親に言われて渋々道場へ来ているのかなと思っていた。

練習が終わると、クモの子を散らしたように一目散に帰っていく子供達にあって、この子だけは私のところへやってきて「ありがとうございました」と会釈して帰る。


休憩時間や練習前には年上の子達と楽しそうに喋ってい
る。

うまくはないが練習を嫌がっている風ではない。


その子が先週の試合に出た。


4、5回目の挑戦。

私がセコンドに付いた。

この日のために練習させたのは二つ。

先制攻撃パターン一つにカウンター一つ。

これが試合中にキチンと出せればメダルは狙える。


練習でやっていることの7割だせれば勝ったようなもの。

わかっちゃいるけどそうはいかないのが実戦の難しいところ。




初戦。


言われたとおりの動きが出ている。


よし!いける!


私も汗を握った。



初勝利。


レフリーのジャッジを聞き、勝利を確認してニュートラルコーナーに戻ってくる彼の顔。


笑顔でなく、怒り顔でなく。


しかしその顔には自信が漲っていた。


抱きしめたいくらい嬉しかった。


我慢我慢。


その後の試合では、明らかに動きが違った。


彼のなかで何かが変わった。


準決勝までいったが、残念ながらメダルには一歩及ばす。




いい。


それでいい。


彼にとって、あの初戦は大きな一歩。


メダルよりも価値ある一勝。



頑張ったな。


テコンドー好きなんだな。


ニコニコして両親とお礼を言う彼を見てそう実感した。


また頑張ろうな。



2008-09-27

宝石箱

先週の日曜日はちょっとしたお楽しみ。

飯塚市(旧筑穂町)の内野でお食事会を開催した。


長野路代さん。筑豊の宝である。


十五歳のときに母を亡くし、農業をしながら一家の台所を預かった。時々、訪ねてきては漬物やみそを造ってくれた祖母。その背中を見て、農家の庭先にある材料を生かし、ものを買わずに生きる知恵を身に付けた。二十三歳で農家に嫁いでからも、盆、正月など、「本家の嫁」として数え切れない宴席をこなすなかで、おいしくて見栄えする料理を手早く出す術(すべ)が体に染みついた。
 そんな暮らしが一段落した一九九〇年、近所の主婦と加工グループ「野々実会」を結成。コショウミソ、大豆かりんとうなど、次々とヒット商品を連発した。なかでも二年ほど酢漬けした青コショウを隠し味に、ゴマとタマネギで味付けした無農薬ユズ入りのノンオイル無添加ドレッシングは、年間、九千本を売り上げる。
 五年前から、研修依頼に応じて食事も出しはじめた。身の回りの食材を宝物にする技術。その技を盗みにやってくる「押しかけ弟子」には、一緒に料理をつくり、惜しげもなくその知恵を教える。
 「私の料理は、全部祖母から教わったもの。それを切らさずに伝えるのが私たちの世代の役目だと思ってるから」
 ハンバーガーが「おふくろの味」になろうとする子どもたち、横行する食品のニセ表示。豊かといわれるニッポンで、なぜか食を取り巻く状況は貧しい。
 野に遺賢あり、という。大地に根ざした生き方は、かくも豊かで深い。


今から10年ほど前、西日本新聞に載った記事(佐藤弘さん)。


この文書が表すとおり、長野さんは本物である。


彼女の前にはチャラチャラした料理研究家なんぞの付け焼き刃は消し飛んでしまうのである。


時折、工房に遊びに行くと「おなか減ったやろ?なんかつくろうね」とそこら辺の物から魔法のようにそれはそれは美味しい料理をこしらえる。



さほどの時間をかけるわけでなく、ぱっぱと現れる宝石達。その一つ一つに驚かされる。



この感動をみんなと一緒に楽しみたい。



そういう食事会。


長野さんのご主人は、柿の農家だった。


私が駆け出しの頃、果樹の農業改良普及員だったので、ご主人にはお世話になった。


その頃から面識はあるのだが、長野さんと仲良くなったのは4年ほど前。


農産物直売所を食育の地域拠点にする活動として、6箇所の直売所で食に関するリレー講演会をやった。


その時に長野さんを講師として招いたのがきっかけ。


いつかみんなに声をかけて一緒に長野さんの料理を楽しめるような宴をやりたいなと思っていた。


しかし、今回の催しの首謀者は別にいる。


発起人は私以外にいる。


「しましまさん、食事会やりましょう」



ここだけ芋焼酎「たばらそだち」プロジェクトの会員さんで、マイミクのcollinさん。


あ、その手があった。



芋の会員さんに声をかけた。



少ないと長野さんに申し訳ないので最低30席は集めよう。


会場は昔の庄屋さん、山内邸。
写真


築160年以上のこの家には木のぬくもりと古の香り、何とも言えない時の流れがある。


芋の会員さんだから、ちょいと早いが少し芋掘りして、ついでに芋のツルも収穫して持ち込んで料理にしてもらった。


さあ見て頂きましょう。
写真




宝石箱。


持ち込んだ芋は醤油煮。サツマイモの醤油煮とは珍しい。芋ツル炒めが添えられていた。


どれどれ。
写真



あ。美味しいね。醤油の塩分がサツマイモの甘さを引き立たせる。あ。美味しいね。これ家でも出来る。


それから、揚げたサツマイモ器のアン詰め。


おいちい。


蕎麦の芽と里芋の和えものに、冬瓜。



筑穂牛のたたき。

写真

ご飯はシーボルトが長崎から上京する途中、このあたりを通った時に食べた白おこわを再現したもの。


ほほー。


しめは手打ち蕎麦。蕎麦もこのあたりで栽培されたもの。


ちょうど今は蕎麦の花が満開。


料理の添えにちょこんと置かれた花。蕎麦の花である。


こういう演出が憎たらしい。



椀はイノシシ汁。


料理の説明があるたびに皆さん料理に見入っていた。


まず、目で食べる。


脳で食べる。


そして口で味わう。



この贅沢。どこまで伝わるだろうか。


甘みは梨と栗の渋皮煮、黒豆。


それから里芋のアイスクリーム。


最後のデザートにまで感動。


一品一品に長野さんの妥協なき愛情と知恵が詰まっている。


皆さん笑顔で帰って行った。

皆さんの笑顔を見ていると、またがんばれるのである。

2008-09-16

もっかい言って。

土曜日は娘とスイミング。

娘の教室が始まり、私はサウナ室へ行った。

利用者は無く中はガランとしていたので、誰はばかることなくストレッチを始めた。

一通り済ませて、木造りのベンチに腰掛けていると、60過ぎの女性が入ってきた。


彼女は私の顔を見るなり、驚いたような表情をして言った。

「まぁ、よくここに来られるんですか?」

彼女が誰なのか一向に分からないのだが、私の事を知っているようなので、とりあえず調子を合わせた。

「今度の食事会も楽しみにしていますよ。長野さんとはお知り合いなんですか?あの方の料理をいただく機会はなかなかありませんものね。」

長野さんとは、前の職場にいた時、西日本新聞社と農産物直売所とのコラボレーションイベントとして、直売所で食と農の講演会を7本ほどやった。

農産物直売所を食の情報発信基地にしよう、というもの。

長野さんには講演会&料理教室をお願いした。

それを機になかよくしていただいている。

その事を説明すると、女性は納得されたように少し沈黙した。

地味だが品の良い水着を着ていた。


少し溜めてから、彼女は再び口をひらいた。

「ところで、あなた。スゴく痩せましたね!どうしたんですか?まー!ほっそりして。」


「かっこよくなりましたねハート達(複数ハート)




え。


かっこ・・・なに?





よく聞こえなかった目がハート






もっかい言ってハート達(複数ハート)



もっかい言って~んexclamation ×2




あまりにも面と向かって言われると恥ずかしい。


そそくさとサウナを出て、水に浸かった。


火照りを冷ますとしよう。

2008-09-11

観たい!

絶対観たい目がハート観たいハート達(複数ハート)

いや、ただそれだけ。

下着でフットボールをする「ランジェリーフットボール」が来年スタート
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=604272&media_id=49

2008-09-10

本当の問題

日曜日、福岡でシンポジウムがあった。


食料自給率向上シンポ。



農林水産省様が主催で全国に10余箇所くらいでやるらしい。


新聞社さんが請け負って、委員会を作って食料自給率向上についていろいろやる。


その一環でシンポジウム。


日本の食料自給率40%。


カロリーベースとか穀類ベースとかいろいろカウントの仕方があるが、この数字はカロリーベース。


食い物を全部カロリーにしたら、40%が国内産。



よく分からない。



北朝鮮の食料自給率が70%ちょっと。


これはカロリーベースか穀類ベースか忘れた。



だ、だいじょうぶか?日本。



あ。


大丈夫大丈夫。



海外からの輸入がストップしたら、1年経たずに国民の半分くらいが飢え死にして、食料自給率は100%になるって。

な~にも心配はいらない。



数字を追ったところで何も変わらないのである。


だいだいねぇ。


まあいい。



西日本新聞社といえば、「食卓の向こう側」というメガヒット連載を持つ新聞社。


その主筆の編集委員さんが中心人物。



食料自給率については、その方も私とおなじ見解。


この話を聞いた時、かなり違和感を感じた。

編集委員さんも「どうせお国のすることだから・・」と最初は思ったに違いない。

しかし、数字の問題じゃない、実を創っていこう、ということで受けたのだそうだ。



やるからにはね。



何度か委員会を開催した話は聞いた。



そしてシンポ。



シンポで芋焼酎の話をしてほしいと依頼をいただいた。



お。



PRできるチャンス。


消費者と一緒に地元でつくったサツマイモを焼酎にして飲む取り組み。


この裏には地産地消と等身大の農業を知ってもらうという2つの軸がある。


そのことを話す時間は10分。



キツ。


言いたいことはいっぱいあるので話すことは絞って話す。


このシンポ、訳あって出演者が多い。


メインの講演は農民作家の山下惣一先生。コーディネーターは西日本新聞社佐藤弘さん。事例発表者が私と築上町役場で循環型社会の実践的取り組みの中心人物田村さん。パネルディスカッションのパネラーが5人。


それぞれが1時間でも2時間でもしゃべりっぱなしな人たち。


朝10時半集合で本番は13時半。


午前中リハーサルをやった。

写真

会場は昔の県庁跡地、アクロス福岡国際会議室。


聴講者は320人。



おおお。


緊張してきた。

写真

まぁ!昼ご飯ゴージャスですこと。


写真

コーヒーまでありますのん?


また、立派な器。


あ、この里芋。海外産だね。

きれいに形を整えられた里芋を見て委員さんが言った。


わはははは。



例のごとくしゃべる内容は前の人が話している間に考えた。

追い込まれるとがんばるタイプ。


追い込まれないと何もやらない。


しかし、どうしても10分じゃ収まりそうにない。



まぁ、こういう時はしゃべったモン勝ちだしね。


シンポが始まった。


まず、主催者挨拶は地元農政事務所の所長さん。


あの三笠フーズに立ち入り調査しているところ。



所長も心なしか疲れていた。



その後、食料自給率向上のDVD放映して、お集まりの皆さんを眠たくしてから基調講演。



その後事例発表で私は2番目。


事例発表をやってからパネラーが登壇して少し話を深めるスタイル。


田村さんは、循環型社会の取り組みとして屎尿を肥料にして水田で使い、出来たお米を地元で食べてもらう取り組みを発表した。学校給食では週5日米飯。これはすごい。この人はいろんな人を敵に回しながらも正面突破してきた。


その後が私。


とにかく言いたいことを言わないと、と焦っていたのでついつい早口になる。


後でしましまさんしゃべくり漫才みたいでした、と言われた。


それでも3分ほど予定の時間をオーバー。


やっぱきついわ。10分。


地域通貨や直売所の話もした。


その辺をパネラー達と少し深めた。


最後に出演者みんなで一言ずつ提言。


これは打ち合わせていた。

私は農産物直売所を食と農の情報発信基地に、と提言する係。


直売所には、お客が2人いる。


商品を買ってくれる消費者と、農産物を持ってきてくれる農家。


どちらもお客さんなのだが、売り上げを上げろ売り上げを上げろと言われ続けると、ついつい軸足は農家から遠のく。


農家の経営向上を唱って建設されたのに値下げ競争の舞台になってしまうならば元の木阿弥というものだ。


そうではない。消費者からも農家を応援する声を直売所に届けてほしい。


お客様の声があれば直売所も正気を取り戻すのである。


スーパーにないもの、デパートには出来ないもの。


それは畑が農家がそこに居るということ。


等身大の農業を消費者に伝える場。


これが直売所の最強コンセプト。





食料自給率は何年かぶりに40%代に回復した。


ならば農家はその分儲かったのか。


それがそうではない。農業生産額は2%ほど減少している。



どういうことなのか?



食料自給率が上がったのは、輸入小麦の高騰などで米の消費が伸びたのが大きな要因。


しかし、消費が伸びたからといって米の値段が上がったという訳ではない。


どうやら、食料自給率が上がっても農家の経営が向上するようには社会が振れないようになってしまっている。


これは大きな問題だ。


このままでは食料自給率が上がろうが、消費が伸びようが、経営が成り行かない農家はいなくなってしまう。



これが食料自給率40%に隠れた問題の根幹。


農業だけでは解決できない。


社会全体で考えなければ、農業は、そして日本は救えないのである。




http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/46171

2008-09-06

また行きたくなる理由

「俺は行きたいんですけどね、それ上司に言うと『それはお前の仕事じゃない』とか言われて行かせてもらえなさそうだから。」

農林事務所という機関がある。県庁と市町村役場を繋いで地域農政の振興にあたる機関で、そこからのオファー。

管内の直売所で連絡協議会をつくって研修会をしたいんですがその講師をお願いしたいのだという。


実際に直売所を回ってそれぞれの直売所に指摘や指導をする。


おもしろそうだ。


だが、私は店舗のレイアウトや陳列のプロではないのでそれは他に適当な専門家がいるのでそっちにお任せするように言った。



では私に何をしろと?


よく分からないのだが、マーケティングの視点からご指導お願いします、とか。


マーケティング。よく使われるようになった。私の所属名も冠にこのマーケティングが入っている。


こないだも行政何とか委員会でも、農政にマーケティングの強化が必要とか書いていた。


じゃ、具体的に何すりゃいいのか言ってみな。


たぶん、曖昧なことしかいえない。


この言葉の定義は人により曖昧で何をさしているのかがやたらと漠然的なのである。


「物やサービスを提供して自分が欲する物やサービスと交換する行為」というのがマーケティングの定義。


しかし、周囲が我々に求めてくるのはそういうことではないだろう。


少し前に「マーケティング」について、うちの職場3人で議論したが、結果、よく分からないので、我々も漠然と使うことにした。


はいはいマーケティングですね。



なんでもいいのである。



コンセプトとターゲットで見ていくことにした。




ただし、一つだけ障害がある。


こういうのは本来、普及指導員がやるべきでお前の仕事は試験研究だ、という「あるべき論」で責められ、阻止される。


もっともな話なのだが、普及指導員がやれないからウチに依頼がくるんでしょうも。


体制がそうなっているから、とかセクションを作ったからといって、即座に機能するかというとそれはまた別問題。


これまで県職員になってからこっち、ずっとこういうことを言われ続けてきた。


少々言われても慣れっこなのである。


「こうしましょう。直売所の巡回をした後に、試験研究の成果で農協直売所の連携について話をする、ということにしてください。」


それならば大丈夫。



少しして農林事務所から講師依頼の文書が届いた。



いけなかったのは、その封を部長が開けたこと。



文書には一日目一杯直売所の巡回をして総評で30分私がしゃべる日程が書いてあった。


ああた。どうせ嘘つくなら立派と嘘つきなさいよ。


送ってもらう前にチェックしとくべきだったか。



それを見た部長はやはり反応した。


私に直接は言わなかったが、ごにょごにょ言っていたらしい。



知るか。



当日、懇親会があるので電車で行った。



久しぶりの電車はなんか楽しい。



集合場所からは貸し切りバスで各直売所へ。


30人くらいの団体さん。



皆さんにチェックシートを渡した。


「ここにしかない売りが感じられたか?」
「その売りが対照にしている人は誰か?」
「また来たくなる理由はあるか?」
「もう来たくない理由はあるか?」


この4つ。


幅広い層の人達に来てもらいたい、というのはあるがこれをいっぺんにやろうとすると難しい。

何を遣って良いのか分からなくなり、どうでもいいイベントをやってみたりする。


それも悪くはないのだが、効果自体が計れない。


しかし、例えば「高齢者の女性に来てもらいたい」とか「若い子連れの夫婦に来てもらいたい」とか、ターゲットを細かく限定していくと何を遣るべきなのか見えてくる。あとは細かいターゲットをどれだけつかめるかで層の厚みが生まれ、幅広い層のお客をゲットすることが出来るのである。


ただし、これは来た客に伝わらなければ意味がない。


このことを検証していった。



お客になったつもりで買い物をし、それが分からなければ元々コンセプトや売りがなかったのか、あるんだけど伝わらないようになっているか、である。



農産物直売所といえば、新鮮な野菜や果物をはじめとする農産物が安く買えるというのが醍醐味。


しかしそれは、当たり前のこと。直売所の前提条件みたいなものなのである。



スーパーみたいになっても、いいちゃいいのだが、そうなるとスーパーと喧嘩することになる。


そうそう勝てはしないだろう。そうではなくて、そこでなければならない何かを創り出す。


商品に珍しい物がある。これもいい。宝探しみたいな感覚で農産物直売所に行くのも楽しい。


この日はヘビウリやズイキ、花オクラなどがあった。こういうのも話題性があるし、それを使って店舗自体のPRにつなげることも出来る。


あそこに行ったら何か珍しい物が見つかる。



これは「また行きたくなる理由」になる。


出荷している農家ごとに生産履歴ファイルを棚にばっちり整備している直売所もあった。


栽培履歴自体、そんなにお客さんが見に来るような物ではない。あなたの野菜、履歴を見せてちょうだい!となった時には既に関係が破綻している。


見たところで消費者が理解できるとも思えない。


しかし、店ぐるみでちゃんと履歴をチェックして、悪意はなくともうっかりや思い違いによる農薬の掛け間違い等はありませんよ、というのを店の売りにすることは可能である。


棚に置いているだけじゃなくてもっとそのことをPRして、しっかりやっているんですよということを来たお客さんに知ってもらうことで安心感を増し、「また来たくなる理由」にする。


この時期になると、どこに行ってもナスがやたらと多い。


これはどこの農産物直売所にも共通の悩みとしてある。



旬のものは作りやすいから旬なのであり、その時期に出荷が集中する。



「ウチはイチゴやナシなど、決められた品目は出荷する生産者を限定しています」


え?なんで?そんなことしたら文句たくさん言われるんじゃないですか?


「不満はあるかもしれませんが、ウチの直売所は生産者の育成が目的なので、これから農家としてがんばっていこうとする生産者をその品目の出荷者として認定しているんです」


感動した。



農産物直売所には二方の客がいる。



一方は農産物を買いに来てくれるお客様。


そうしてもう一方が生産者。


農家が農作物を作って持ってきてくれなければ直場所は成り立たない。



軸足がどちらかに偏るとおかしなことになっていく。どちらかというと消費者の方に目を奪われ、農家を鳴かす結果になることが多い。


こっちを浮かせばこちらが沈む、のである。


どこの農産物直売所でも農家の経営向上を唱っている。


しかし、その命題は次第にぼやけ、埋没していく。


ここほど、そのことが明確に実践されている農産物直売所ははじめてである。


そこまでやっておられるならば、そのことを消費者にも伝え、育成している農家を前面に出す。


お客さんにも応援してもらえれば、「また来たくなる理由」となる。


7つの直売所を視察した。



バスでの移動時間はずっとしゃべった。



夕方、集合場所に戻ってから少し総括を含めて講演をした。


一日見てきたことのおさらいと、コンセプトとターゲットの話。


久しぶりの現場は楽しかった。



懇親会もいろんな人達とお話が出来、ついつい飲み過ぎてしまった。


嘘までついて来てよかった。こういうことがないと現場と感覚が乖離する。


問題は本には書いていない。

現場にあるのである。


帰りは同じ方面の直売所店長が車に乗っけてくれた。


すんません。助手席で爆睡してしまった。









2008-09-04

端数ゲット

夏休みを使って、愛車の車検を受けに行った。

いわゆるユーザー車検である。

車検は自動車修理工場やディーラーにお願いするのが一般であるが、持ち主が最寄りの陸運支局に行って検査を受ける方法もある。これがユーザー車検である。

前に乗っている車からこのやり方で車検を受けている。今回で2回目。


まず、検査を受けたい車を持ち込む。今ある車検証と自動車納税証明書と自賠責保険証明書、定期点検記録簿を持っていく。


陸運支局の隣にある何とか協会に行って必要な用紙を買い、自賠責保険の更新と重量税、検査手数料1800円を支払う。


自賠責保険はここでも継続加入の手続きができるので、私はここで手続きをした。定期点検記録簿は事前にディーラーからもらったものに自分で記入して持っていったが、ここで販売もしている。一枚何十円かである。


私の場合7万円ちょいだった。

書類に必要事項を記入しなければならないが、記入例の通りに書き込んでいけばどうということはない。

そこまで手続きを終えてから陸運支局の窓口へ。

ユーザー車検は、あらかじめ予約が必要で電話かネットですることができる。

窓口には若い頃ラグビーか柔道でならした感じのころっとした体格の男性が座っていた。


書類をチェック終えて、

「3度まで検査を受けることができますが、それを超えると有料になります」


前回は初回でライトの方向を指摘され、近くのガソリンスタンドでなおしてから再び望み2回でOKだった。

各項目ごとに合か否が出るので、もしどこかが悪ければ悪かったところだけを再検査すればいい。

前の車は11年乗っていたし、走行距離は27万キロを超えていたが、それでもちゃんと悪いところが無ければそれで済む。

3度以降が有料になったということは、整備もろくすっぽしていない車をあわよくばスルーさせようとやってきて、やたらめったら不合格になるヤツが居るということである。

車の整備がちゃんとできていなければ勿論、車検は通らないのである。


今回は前回のオイル交換の時に知り合いの整備士さんにバッチリ見てもらって悪いところを指摘してもらい、修理をしたから大丈夫。


車検に際して、オイルを替えた。タイヤも隅がすり減っていたのでもうちょっと乗れそうだが車検があるから替えようと思っていた。


関係者に聞くと、

「オイルとか見ないよ」


あら。そうなの。じゃタイヤは?


「あ。このまんまでいいんじゃない?端はちょっとすり減っているけど△印のところにすり減りお知らせゾーンがあるでしょ?ここにちゃんと溝があれば大丈夫。そうですね1mm以上あれば車検はOKですよ」


まぁ!タイヤ替えなくていい!



オイルは変える時期になっていたからいいとして、タイヤを替えなくてもいいとなると、今回の車検、よほどの指摘が無い限り、さっき払った金額で済みそうだ。



おほほほほほ!


自然と顔がにんまりする。


いかんいかん。肝心の検査が残っている。


検査ラインに車を乗り入れた。


ラインではボンネットの中、ハンドルの遊び、車の足回り、ブレーキの効き、スピードメーター、サイドブレーキ等、ライトの照度や方向がチェックされる。

検査員から無造作にスイッチが付いたケーブルを窓から渡され、

「時速40kmまでスピードアップして安定してからスイッチを押して下さい」

と指示を受けた。

タイヤは回っても前に進まないようくるくる回るバーの上をカラ回りするようになっていて、そこでブレーキやスピードメーターの検査を受ける。


あ、はい。緊張しているのかなかなか40kmで安定しない。


焦っていると、瞬間でいいですから、と促された。




その後、穴の上に止め、穴の下にいる検査員に車の下回りを検査される。


何を検査しているのかはわからないが、トンカチでカンカンと何かを叩いていた。

おそらく、マフラーやねじのゆるみあたりだろう。


最後に排ガスの検査。


マフラーにセンサー付きの棒を突っ込んで検査結果を待つ。


これが完了すれば検査終了である。


そこでもらった紙を再び陸運支局の窓口に持っていくと、新しい車検証と車のウインドウに貼るシールを発行してくれる。


車検終了!


妻にもらったお金の端数はイタダキ。


ひひひひ。
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しま・しま

Author:しま・しま
土からつくるここだけ芋焼酎「たばらそだちプロジェクト」を立ち上げました。土と食、命がつながるといいなと思います。

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