2008-11-30

お嬢さん、私と一曲泳ぎませんか

木曜日の昼から金曜日の昼までつくば市で会議がある。


木曜日の朝一の飛行機で向かえば間に合うのだが、前日水曜日の夕方から上京することにした。


理由は二つ。



一つ目。


午後8時に品川駅でバラライカさんと待ち合わせ。


駅近くのいろいろ出てくるお蕎麦やさんのカウンター。


お食事しながらいろんな話をした。


風邪気味でお酒が飲めないとのこと。


私もちょっと風邪気味だったし、もともと飲めないので今回の対談は酒抜き。


彼女と前に会ったのは、キューバに飛び立つ前の日。


それからこちらで起きたこと、家庭や仕事、身の回りの話をした。


何でも話せる相手。なんにも飾ることなく、素っ裸で会える友達。


いっぱいしゃべった。


最近、愚痴っぽくなるのでどうもいけない。


10時過ぎに店を出た。

写真

ホテルの部屋に戻ると、やたらときれいな夜景が窓の外に広がっていた。

「差し支えございませんでしたら、広いお部屋をお取りできますが」

ホテルが気を利かせて変えてくれた部屋は、私一人には広すぎた。




私が水曜日に上京したもう一つの理由。



ここは品川プリンスホテル。


つづく

スポンサーサイト

2008-11-30

オンとオフの狭間

火曜日は熊本に出張。


5時まで会議で、その後は福岡に戻って酒飲み。


少し前に参加したシンポジウムの打ち上げである。


会場はパネラーだった久原醤油の社長さんとこの「茅の屋」


久山町の山奥に4億を投じて作った数寄屋風のレストランである。

そんな山奥で飲んだら帰られないので、近くの温泉にみんなして泊まることに。


皆さんは先に温泉宿に車を停めてから会場入りしたようなのだが、私は熊本からだからレストランに車で乗り入れた。


9時頃まで飲んで、宿へレストランのバスで移動。


そこでもう一度宴会。


いつ寝たのか覚えていない。




朝。



車を取りに行かなければならない。



よし、行きますかな。



ジョギングウエアに着替え、外に出た。


寒!


昨日あたりからやたらと寒くなった。



泊まった宿からレストランまでは6.7km。


ちょうど良い道のりである。


走っていると朝の気持ちいい空気がカラダにしみてくる。

走っていると、「本当にこの道でいいのだろうか」と不安になりながら通勤通学の人たちを捕まえて時々確認しながら走った。


40分ほど走ると茅葺きのレストランが見えてきた。

写真


お。


金をかければ風情までもが出来てしまうのである。



昨日お世話になったので、みなまで言うまい。


車で再び宿に戻り、朝食をとってから職場へ向かった。



夕方から上京することになっている。

2008-11-26

車も販売中止にしなきゃ!

「蒟蒻畑」来月から販売再開へ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=678021&media_id=2

お亡くなりになった方々は大変お気の毒です。

自動車も毎日死亡事故が起こってるんだから、販売中止しなきゃ。

2008-11-23

醸成された想い

一昨年まで一緒に仕事をしていた北九州にある農協の課長から電話があった。

「今度の土曜日、よろしくお願いしますね」


人伝で話は聞いていた。


北九州、筑豊、京築の8農協とリーガロイヤルホテル小倉のコラボレーション。


農業体験とリーガのランチ。



参加者は約90名。



朝、ホテルに集合してからバスに乗ってブロッコリー、みかん、里芋の畑へ行き、収穫体験をした後にホテルで食事会。

メニューは総料理長が腕によりをかける。以前にも一緒にやったことがある。食材の持ち味を前面に出したメニュー。


私の仕事はというと、ホテルからブロッコリー畑までの1時間、添乗員をする。行き帰りで合計2時間、バスの中でしゃべってほしいというのが依頼である。


で、何を話すんで?



「何でもいいよ」



これを無茶ブリという。



で、私、手伝ったらなんか良いことありますかね?お昼おごってもらえるとか。



「あ、言うの忘れてたけどスタッフも一緒に食事してもらいますから会費2000円ね」


わはははは!休みに早起きして小倉まで行って働いて2000円むしり取られるのですね。わはははは!




朝、8時集合だったが、バスに添乗だし、正規の仕事じゃないし、会費2000円だし、前の日寝たの3時だしで30分遅刻。


別に不都合はなかった。



バスに乗り込む前に事務局と話をした。



私はホテルスタッフと2人でブロッコリーご一行様を案内する。


畑の場所はどこですか?


誰も知らない。私が現地で待っているスタッフと連絡をとってバスを誘導するようだ。


また、行き当たりばったりな企画だね。俺、そういうの好き。


お客さんには、バスに乗り込むまでどこに連れて行かれるのか、何を収穫するのか知らされていない。


だってね、添乗する私がいまいち分かっていないんだからお客さんが知り得る訳がない。



バスが走り出してから、皆さんに聞いてみた。


今から目的地に向かいますが、何を収穫したいですか?


「カキ!」「みかん!」「お芋!」


どれも旬の味覚ですね。


今日皆様に収穫して頂くのは、ブロッコリー!


果物やお芋も楽しいけど、ブロッコリー収穫するなんてそうそう出来る経験じゃないですよ!収穫したばかりのしかもご自分でとったブロッコリーが食べられるというのは、贅沢の極みじゃないですか!


そういうと皆さん納得されたご様子。



目的地は飯塚市。現総理大臣のお膝元である。



行きのバスの中では、目的地付近でとれる農産物の話をした。



道路工事で予定より少し遅れて現地に着いた。


後にホテルでの食事会が控えているので、泥だらけにはなれない。


靴の上から簡易ブーツをつけてから畑に入ってもらった。


あの、取りインフルエンザなんかが発生した時に廃棄作業をするスタッフなんかが付けているアレである。



写真


見ているとやっぱりちょっと異様。


収穫が始まると皆さん思いっきり楽しんでいた。


写真

写真

写真


お一人5株収穫。



その後、最寄りの農産物直売所に寄ってお買い物。


先ほどブロッコリーの収穫をしたためか、店頭のブロッコリーが気になるようで、皆さん、商品のブロッコリーを手に取ってみたり、値段を確認したりしていた。


畑に入り、たった5株収穫しただけである。



それだけのことだが、既に彼らのなかでブロッコリーへの特別な想いが芽生えたようだ。



帰りのバスでもう一押し。


農家がブロッコリーを作るときの報酬の話をした。



ブロッコリーは、露地野菜にしては報酬がいい。


10aあたり、120時間ほど働いて12万円ほどの報酬。

いいと言っても時間あたり1000円ちょっとで、全てが上手くいっての話。


苗を植えてから収穫するまでの間、天候や市況でゼロになってしまうリスクを背負い続けてそれっぽっちの報酬である。

そのほかの農産物の金額も話した。


この辺の事実を伝えないと私が来た意味がない。


日本が置かれている食料状況。農業の問題。


皆さん熱心に聞いて下さったので私もノリノリで話した。


ホテルに到着し、お待ちかねのランチ。


お!


総料理長!ええ仕事しましたな!

写真

写真

写真

写真




総料理長は朝からひたすらにおでんを作っていたそうだ。

写真

どれどれ。


うま~い!うまいよ!総料理長!


「しましまさん、おでんがういんじゃなくて素材がうまいの。」


素材の良さを十二分に引き出したのはあなたの仕事。さすがである。


料理を楽しんでいると、バスで一緒だったお客さんから私の話したことで声をかけた頂いた。面白かった勉強になった、おかげで楽しい時間だった、と。


本の問い合わせも頂いた。


おほほほほ!かなりうれしい。



帰りに約束の2000円を払おうと事務局のところへ。


約束だから。


「しましまさんからは頂けませんよ。ありがとうございました。」


イベント終了後、少しだけ反省会をした。


ホテルの支配人から。


「この企画は採算度外視でもやっていく価値があるものです。これからもよろしくお願いします」


こうなれば、しめたもの。


がんばりましょう。











2008-11-17

がんばれ!

一昨年まで一緒に仕事をしていた北九州にある農協の課長から電話があった。

「今度の土曜日、よろしくお願いしますね」


人伝で話は聞いていた。


北九州、筑豊、京築の8農協とリーガロイヤルホテル小倉のコラボレーション。


農業体験とリーガのランチ。



参加者は約90名。



朝、ホテルに集合してからバスに乗ってブロッコリー、みかん、里芋の畑へ行き、収穫体験をした後にホテルで食事会。

メニューは総料理長が腕によりをかける。以前にも一緒にやったことがある。食材の持ち味を前面に出したメニュー。


私の仕事はというと、ホテルからブロッコリー畑までの1時間、添乗員をする。行き帰りで合計2時間、バスの中でしゃべってほしいというのが依頼である。


で、何を話すんで?



「何でもいいよ」



これを無茶ブリという。



で、私、手伝ったらなんか良いことありますかね?お昼おごってもらえるとか。



「あ、言うの忘れてたけどスタッフも一緒に食事してもらいますから会費2000円ね」


わはははは!休みに早起きして小倉まで行って働いて2000円むしり取られるのですね。わはははは!




朝、8時集合だったが、バスに添乗だし、正規の仕事じゃないし、会費2000円だし、前の日寝たの3時だしで30分遅刻。


別に不都合はなかった。



バスに乗り込む前に事務局と話をした。



私はホテルスタッフと2人でブロッコリーご一行様を案内する。


畑の場所はどこですか?


誰も知らない。私が現地で待っているスタッフと連絡をとってバスを誘導するようだ。


また、行き当たりばったりな企画だね。俺、そういうの好き。


お客さんには、バスに乗り込むまでどこに連れて行かれるのか、何を収穫するのか知らされていない。


だってね、添乗する私がいまいち分かっていないんだからお客さんが知り得る訳がない。



バスが走り出してから、皆さんに聞いてみた。


今から目的地に向かいますが、何を収穫したいですか?


「カキ!」「みかん!」「お芋!」


どれも旬の味覚ですね。


今日皆様に収穫して頂くのは、ブロッコリー!


果物やお芋も楽しいけど、ブロッコリー収穫するなんてそうそう出来る経験じゃないですよ!収穫したばかりのしかもご自分でとったブロッコリーが食べられるというのは、贅沢の極みじゃないですか!


そういうと皆さん納得されたご様子。



目的地は飯塚市。現総理大臣のお膝元である。



行きのバスの中では、目的地付近でとれる農産物の話をした。



道路工事で予定より少し遅れて現地に着いた。


後にホテルでの食事会が控えているので、泥だらけにはなれない。


靴の上から簡易ブーツをつけてから畑に入ってもらった。


あの、取りインフルエンザなんかが発生した時に廃棄作業をするスタッフなんかが付けているアレである。



写真


見ているとやっぱりちょっと異様。


収穫が始まると皆さん思いっきり楽しんでいた。


写真

写真

写真


お一人5株収穫。



その後、最寄りの農産物直売所に寄ってお買い物。


先ほどブロッコリーの収穫をしたためか、店頭のブロッコリーが気になるようで、皆さん、商品のブロッコリーを手に取ってみたり、値段を確認したりしていた。


畑に入り、たった5株収穫しただけである。



それだけのことだが、既に彼らのなかでブロッコリーへの特別な想いが芽生えたようだ。



帰りのバスでもう一押し。


農家がブロッコリーを作るときの報酬の話をした。



ブロッコリーは、露地野菜にしては報酬がいい。


10aあたり、120時間ほど働いて12万円ほどの報酬。

いいと言っても時間あたり1000円ちょっとで、全てが上手くいっての話。


苗を植えてから収穫するまでの間、天候や市況でゼロになってしまうリスクを背負い続けてそれっぽっちの報酬である。

そのほかの農産物の金額も話した。


この辺の事実を伝えないと私が来た意味がない。


日本が置かれている食料状況。農業の問題。


皆さん熱心に聞いて下さったので私もノリノリで話した。


ホテルに到着し、お待ちかねのランチ。


お!


総料理長!ええ仕事しましたな!

写真

写真

写真

写真




総料理長は朝からひたすらにおでんを作っていたそうだ。

写真

どれどれ。


うま~い!うまいよ!総料理長!


「しましまさん、おでんがういんじゃなくて素材がうまいの。」


素材の良さを十二分に引き出したのはあなたの仕事。さすがである。


料理を楽しんでいると、バスで一緒だったお客さんから私の話したことで声をかけた頂いた。面白かった勉強になった、おかげで楽しい時間だった、と。


本の問い合わせも頂いた。


おほほほほ!かなりうれしい。



帰りに約束の2000円を払おうと事務局のところへ。


約束だから。


「しましまさんからは頂けませんよ。ありがとうございました。」


イベント終了後、少しだけ反省会をした。


ホテルの支配人から。


「この企画は採算度外視でもやっていく価値があるものです。これからもよろしくお願いします」


こうなれば、しめたもの。


がんばりましょう。











2008-11-14

勝てない(疑いアリ続編)

名前が呼ばれ、言われた番号の下がった診察室に向かった。


カーテンをくぐって診察室に入ると、女性の先生。


「大変やったやろ」


右左右左って4回も血を採られたよ。いろいろ配慮してくれてありがとうね。


この女医さん。


高校の時の友達。同じ山岳部で一緒に山を登ったメンバー。


文字通り、同じ釜の飯を食った仲間なのである。



彼女には事前にメールで診断結果を伝えておいた。


彼女は内科医ではあるが、呼吸器が専門。糖尿病は専門外である。


状況を伝えると、病院に来るように言ってくれたのである。


ウチの近くにも内科医院はある。しかし、信用が出来ない。


お医者の先生は偉いものだと思っていた。


勿論、お医者の先生は偉い。公であろうと私であろうと医者は社会的な責任を負っている。


しかし、みんながみんなそうかと言えば、そうではないんじゃないのかな、大人になってそう感じることが何度かあった。


自分の体は自分で守るしかない。医師に身をゆだねるにしてもゆだねる相手はしっかりと選ばなければならないのである。


私は彼女に身をゆだねることに決めた。


彼女は専門外にも関わらず、引き受けてくれた。


いつもお世話になっている筑穂町の長野さん秘伝のドレッシングを持ってきた。

何年か前、あまりに忙しすぎて体をこわしてしまった彼女にお土産。

野菜にかけても良いし、冷や奴や鍋のたれでもいいよ。なんでも美味しくなるから、体に良いものを食べなさい。

検査の結果は数日後に出る。病状や可能性について一通り説明をしてくれた。


今日私が受けた検査の場合、検査だけやって終わりである。

検査後に診察はない。


遠くからやってきた私にわざわざ診察してくれたのだろう。


ありがとうね。


患者に対して的確な処置を行う。


これは医者として当然のこと。しかし、どこからどこまでが的確なのかは我々患者にはわからない。


上手くいこうが失敗しようが法に触れなければ的確の範疇である、とすればおいそれと信用できない病院になど恐ろしくて行けない。

どれだけ親身になってくれるか、これは金では買えない代物なのである。

「結果が出たら電話するね」


ありがとう。


高校の時と一つも変わらぬ笑顔にお礼を言った。



今も昔もこの笑顔には勝てないのである。

2008-11-14

疑いアリ

病院に来ている。

病院を嫌がる人は多い。もっと病気や怪我に苛まれたから病院に行くのであって、それが嬉しい人などいない。


幼い頃は病弱で、それでいておっちょこちょいだったので病気や怪我で病院には幾度となくお世話になった。

そのためか、病院行きは苦にならない。
むしろ、なんというか、安心感のようなものすら抱いてしまうのである。

今日、やってきたのには理由がある。

ただ安心感を得ようと病院に来るほど暇ではない。

前に受けた人間ドッグの結果を受けて、再検査の指示が送られてきたのである。

再検査をお願いするのは県庁近くの総合病院。

健康診断で引っかかると、慢性的な疾患の可能性が多い。

治療も長期化することになろう。

出来れば近くの通いやすい病院がよいのだが、遠路遙々やってきたのにはワケがある。




看護士さんの指示に従い、注射台に右手をのせ、ゴム管で縛られて浮き上がった血管から採血された。

注射器の管にシリンダー様の試験管キットを差し込むと勢いよく血がほとばしるのが見えた。

5、6本の試験管に手際よく血がおさめられていく。


採血が終わり、止血の処置をしてもらっていると看護士さんがやたらと違和感のあるものを台に置いた。

瓶と栓抜き。

瓶には透明な液体が入っている。

サイダーみたいな感じですから全部飲んで下さいね。

シュポッといい音をさせて栓を抜くと、中の液体から一斉に小さな泡が上った。


トレーランG75。

デンプン加水分解物のジュース。

ラベルには味の素と書いてある。

うわ、甘いねこれ。

紙コップに注いで飲んでみると、言われたとおり味はサイダーなのだが、少しとろりとした感じが気になる。

増粘剤かなにかかな、と瓶の表示を見たがデンプン加水分解物としか書いていなかった。

デンプン糊のトロミなのかな、とぼんやり思っていると、看護士さんから今日のスケジュールが説明された。


このブドウ糖のたっぷり入った液体を飲み干し、時間を追って血糖値を計る。

そうです。


しましま、糖尿病の疑いアリ。


摂取前、摂取後30分、1時間、2時間で採血していく。


最後の採血が終わり

「これが済んだら今日はもう終わりで~す」

と看護士さん。


しかし、暫くしてから最後に診察を受けるように言われた。

つづく

2008-11-05

複雑なお礼

あ、借りていたDVDの返却日だ。


ビデオ屋さんに返しに行って、帰ろうと車のキーを回したら…。



バッテリーダウン。

家からバッテリー充電器持ってきてもらうよう父に電話したはいいが、肝心要なのは電気!


電源が要る。

見回したら隣に友達が経営する葬式屋さん。

どなたかのお通夜をやっていた。

すいませーん。

事務所に運良く友人がいたので事情を話すと充電器一式を貸してくれた。

装着して待つこと30秒。

キーを回すと、すぐにエンジンがかかった。

友人にお礼を言ってひとまず車を動かした。

ビデオ屋から車を出して右に葬儀屋が目に入った。

どなたかは存じませんが南無阿弥陀仏。

お陰といってはなんですが、私助かりました。


安らかにお休みください。

2008-11-01

しましま、車窓の夜空に涙する

先週日曜日。

食と農の達人祭。


地元の先輩から頼まれたので、断れるはずもなく、当初の計画から参加させて頂いた。

ただ、参画するのではつまらない。こういう時は楽しまないと。


たばらそだちの芋を売って取り組みをPRするためにべったりと参加することにした。


実はこのために芋きんつばをいんぐりもんぐりやっていたのだ。


ここに照準を合わせ、前回のイベントで慣らしをやってみた。


スイートポテトといきなり団子も知り合いにお願いして準備完了。


さて!


あとは、当日の労働力。


私一人では血を見る。


少なくとももう一人は必要である。



たばらそだちのスタッフ。


諸々で×


家族。


廃品回収で午前中×


わ。


どうにもならん。



仕方がない。


高校の同級生で、たばらそだちの会員にもなってくれているマーガレットさん。


きんつばを試作した時に写メしたら、うわっ!オイシソー!私、そういうの大好きやん!売れるんじゃない?買う!買う!って勢いですごく食いついてくれた。

再びメールしてみた。

し「26日忙しい?」

マ「ラピュタやろ?芋きんつば買いに行くよ!」

お。憶えてくれていた。


し「きんつば食べたいやろ?そしてたまにはしましまとのんびり世間話がしたいやろ?」


マ「私に何させよーとしよん?」

う。

し「させよーとかそんな!ただ俺はマーガレットさんとお話がしたいな~と思って」

マ「そうき、なんかいっちゃ。ラピュタに早く行って手伝うとかい?」


さすが25年来の友。察しが早い。


「あたりぃ!店番、みんなにふられてしもた。一緒にきんつば焼いてたもれ・・・」


手伝ってくれることになった。マーガレット参戦決定。

会場が10時半だから9時過ぎに現場集合とした。


朝、まずは地元の廃品回収。


9時現地集合だったら、タイムリミットは8時50分。朝一で家の古新聞やらを車に積んで、公民館へ。ウチの集落で一番でっかいお得意は、もつ鍋屋さん。焼酎やビールの瓶を山ほど出してくれる。


とにかくそこをやっつけて戦線離脱。イベント会場ラピュタファームへ。


会場に着くと、既にマーガレットさんは到着していた。


車のなかの荷物をブースへと運び、立ち上げをしようとするが、なかなか準備が整わない。


なにか焦っている。私のなかでどこか焦っているので、空回りばかりするのである。


ようやく準備が整い、金つば用の生地を練った。


マーガレットには、一週間前にやったたばらそだち収穫祭の時に金つばの作り方を一通り伝えておいた。


では、お願い。



私はブースの責任者の会議が始まったのでそちらの方へ。



少し小雨。


イベントにはあいにくのシチュエーションなのだが、まずまずの人でである。



私はせいろでいきなり団子を蒸した。


湯気が良い感じである。



テーブルには、スイートポテト、いきなり団子、そして金つばが並び、サツマイモの甘味屋のできあがり。



お客さんは、まず受付で100円券10枚綴りを買い、それを持ってそれぞれのブースで買い物をする。


出店者はイベント終了後に受け取った券を持ち寄り、精算をする。



イベントが開会してすぐに、遠方から友人が訪ねてきた。


小郡を拠点に福岡のボンラパス等で農産物の販売をやっている社長さんと梨農家のおいちゃん。


私が金つばを売っているのを見て、


「これうまい!絶対売れますよ!お手伝いしましょうか?エプロンと爪楊枝あります?」



試食作戦。


旨い物を売っていても、その旨さが伝わらなければ売れない。


この社長、伝えることをコンセプトに農産物を販売している。


売ることは伝えること。この一点で私と意気投合した。



そうだった。


社長が試食をしながらお客さんの対応をしていると、みるみる人だかりが出来ていった。


わー。さすが社長!



昼からは妻と娘も参戦。


金つばが売れる。


金つばを焼く。


また、金つばが売れる。



マーガレットはひたすらに金つばを焼いた。


午後に入っても勢いは衰えずに売れた。


「しましまさん、そろそろ出番」


あ。


そうだった。



講演するんだった。



時間がかなりおしていたので私のしゃべる時間は少し短めにしよう。



リレー講演、最後の3つ。



古野隆雄、佐藤弘、そしてしましま。


古野さんは、合鴨農法の古野さん。スイスや中国等の海外からも講演依頼が来る。NHKのプロフェッショナルにも出演した世界の古野。


佐藤さんは、西日本新聞社のメガヒット「食卓の向こう側」主筆。こちらもビック!


そして、あっし。



おねがい!ねぇ!お願い!帰らないで~!ってな具合に講演を始める。


「たばらそだちプロジェクト」、それから家族の話をした。



講演が終わって、何人かの聴講者から本を買ってもらった。


会場で座っている方も、退屈せず聞いてくれていたので
ひとまず、役割は果たしたな。



ブースに戻って、最後の売り込み。



いきなり団子はあまり売れなかったが、それ以外は全て完売。


いきなり団子まで手が回らなかったな。でも、いきなり団子は冷凍で保存が利くのでリベンジできる。



今日の目的は達成。



打ち上げがあったのでマーガレットを誘うと


「今日は帰る」


今日はかなり忙しくさせてしまったな。引き留めるのも申し訳ないのでお礼を言って見送った。


その後、メールがきた。


「今日は忙しかったけど楽しかったよ。あんなこと学園祭以来でした。」





「優雅な売り子を想像してましたがあんなに忙しいとは思わなかったよね~。でも楽しかったよ。父母も喜んでいました。また、お手伝いしますよ。」

マーガレットのお父さんとお母さんも駆けつけてくれていた。


一日中金つばを焼き続けてくれたマーガレット。


遠方からやってきて、エプロン姿で試食をしてくれた社長。


友人とはありがたいものだな。





ありがとう。



打ち上げが終わり、車で家に向かう。



外灯だけの道が車窓の外を走る。


少し涙もろくなった41歳は、少しの間、車を止めて泣いた。





最新記事
プロフィール

しま・しま

Author:しま・しま
土からつくるここだけ芋焼酎「たばらそだちプロジェクト」を立ち上げました。土と食、命がつながるといいなと思います。

カテゴリ
FC2カウンター
月別アーカイブ
最新コメント
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム