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2009-02-20

釣りのタイミング

あぶね~!あぶないところやった!お~あぶね」



「昨日一緒に記録会に出た長崎くん。


私と会うなり、彼はそう言って笑った。



駅伝を走るのにみんなにはそれぞれ何かしらの想いがあるものだ。


速く走りたいと願ったり、たすきを繋ぐというチームワークを楽しんだり、健康の為にと走ったり、自分に勝ちたいと己を奮い立たせたり。



彼には彼の想いがある。


彼と同僚の外川くんは昼休みに決まって卓球をしている。


毎年卓球をしているかといえばそうではない。



テニスをやったり卓球をやったり。



正し、一年間はずっと同じ種目なのだという。



この駅伝大会を境に。




卓球が好きな長崎くんとテニスが好きな外川くん。



駅伝でタイムがよかった方の好きな種目を一年間やり続けるという約束なのだという。



おもしろい!



数日前、彼らとそのことを話した。



俺も混ぜてよ!君たちより俺が遅かったらその種目に一年間付き合うからさ。



彼らは私より5,6歳若いんだし、十分ハンデはある。



賭博師がカモを見つけた時のような顔の2人。



そんで俺が勝ったら一年間テコンドーやろう。




私もテコンドーから足を洗ってすでに2ヶ月。



それはいいのだがあの動きが我が身から消えていくのは少し寂しい気もする。


「だめだめだめ!テコンドーはだめですよ。」



いいじゃん!どうせ俺の方が遅いんだし。



昨年は私の方が遅かった。



そのことを鑑みてもやはりテコンドーはリスキーに感じたのか、乗ってこなかった。


絶対獲れる馬券でも、全財産を賭けたりはしないものだ。




何しろ世の中には絶対ということはあり得ないのだから。



ち。もうちょっと演出を厚くして、引きつけておけばよかった。



そして昨日の記録会。



この記録会で8分を出せば本番では6分を着ることが出来る。



昨年とはだいぶ状況が変わっている。



体重が落ちたこと。去年よりも走り込んでいること。



今の能力は未知数である。




よし、最初から思いっきり行ってみよう。途中で行けなくなったらその時はその時だ。



前半、思ったよりも脚がよく動いた。



折り返しで時計を見ると3分47秒。



お!8分切れるかも。


15人ほどでスタートしたが私が先頭。



かけっこで先頭を張ったのって何年ぶりだろう。


小6の運動会以来だな。



後半には上り坂があるので少しタイムが落ちる。



何よりも心肺がきつくなってくる。


うううう。



後半は、もうだめだという自分と諦めずにがんばれという自分の闘い。


どうにも前者が強くなってくるので、ここまでがんばったんだから諦めたらもったいないぞという自分を参戦させ、無理矢理脚を前に出して行く。



ひーひーのぜーぜーでゴール。



最後まで誰にも抜かれなかった。


タイムは7分53秒。



本番、5分台でいけるかもしれない。


いけるかもしれないぞ!



あ。




しまった。





私もついがんばってしまい、たくらみは崩れ去った。



もうちょっと、ゆっくりと走って安心させてからね、もう一回引っかけたらよかった。






釣り糸を垂らす。エサに魚がよってくる。魚がえさをくわえても、すぐさま力任せに引き上げようとしてはいけない。


しっかりと呼吸を合わせ、魚が釣り針のよりもどしを飲み込ませる。



これが釣りの醍醐味。



「あっぶね~!危うくテコンドー一年間やらされるところだった!あぶね」


2匹の魚はさーっと逃げてしまった。


ははは。
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2009-02-16

仲人の役得

朝から町民駅伝大会のサポート。


毎年寒い中行われる大会なのだが、今日は小春日和でむしろ暑さ対策すら頭をよぎるほどだ。



中継地点でランナーをチェックしていると携帯が鳴った。


「しましまさん、今日犀川に用があるのでそちらに例の物をお届けしようと思います」


小倉からお客さん。


着くのは2時ぐらいになるとのこと。


先方が指定した待ち合わせ場所は「De:愛」。川崎町の農産物直売所である。

「であい」という三叉路にあるからこの名前になったそうだ。



ちょっと奥まったところにあるので小倉から見える方との待ち合わせ場所としてはちょっと難があるが、我が町の直売所に起こし頂けるのだから文句はない。


多分、直売所なんだから地元の野菜なんかも見てみよう、そういう思いなんだろうと従った。



De:愛に着くと彼女は既に到着して大きな包みを下げて店舗の方に歩いていた。


店舗に入る前に声をかけた。



リーガロイヤルホテル小倉。


北九州でも有名どころのホテルである。



彼女はそのホテルの総支配人室でホテルの企画立案に従事している。


これまでに2度、農協の直売所とのコラボレーションでイベントを行った際、私も手伝ったのがきっかけで知り合えた。



半年ほど前、嘉麻市の白木牧場というジャージー牛を飼っている酪農家の話を彼女にした。


「うちで丑年に因んで牛の企画をやりたいんですよ」


ならば是非、ここの牛乳を使ってほしい。まずは牧場に来てほしい。


少し前に、ホテルの総料理長と彼女は牧場へ足を運び、直ぐに私に電話をくれた。


この牧場の牛乳の何たるかを十分に感じてくれたようだった。


飼う牛の頭数は、自分のところで出来る牧草の量で決めている。だから牧場が広がらない限りは牛の数は増えない。


牛には自分で作った牧草しか与えない。


ジャージー牛の牛乳は乳脂率が4%と高い。


普通はホモジナイズといってまぜまぜして牛乳に脂肪分を溶かせ込むが、ここの牛乳はそれをやらない。


殺菌も低温で行い、出来るだけ絞りたての風味を損なわないようにしている。


搾乳から瓶詰めの工程を自前でやるので雑菌の量が極めて少なく、全国でも片手ほどしかない「特別牛乳」の指定を受けている。


これだけの優れものが世に出ないのはおかしい。



ぐっと想いのこもった牛乳。しかし、そうであるが故に品質が一定しない。


置いておくと脂肪分が生クリームとして上の方に分離してしまう。


それをすくうと自然のローファット牛乳になる。


だから、同じ瓶の牛乳でも時間が経つにつれ、味が変わる。


以前も知り合いのレストランに紹介したが使ってもらえなかった。


作った人の想いから牛乳そのものまでを知って頂いたうえでなければ、この味は理解されないのである。




牧場を訪れた後私に電話をくれた彼女に言った。



この牛乳を、この牛乳に込められた想いを表現できるのは、そちらのホテル、総料理長率いるプロ軍団しかいません。白木牧場をお願いします。





出来上がったのがこれ。



モーモーロール。

090215_2029~010001




「しましまさんのお陰様で出来ました。ありがとうございました」


いや、俺は牛を育てたわけでもケーキを焼いたわけでもないから。



でもケーキいただき!




ジャージー牛は赤毛の牛でブチはないが、そういうひねたことは言わない。


白黒のブチを見れば誰でも牛を連想する。



さっそく切ってみた。


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あら!かわいい!



食べてみると、白木牧場の濃厚な牛乳の味わいがぶわーっと口に広がる。


甘さは抑え気味でしつこくない。


おいしい!


家族そろって頂いた。



既にテレビ等で流れた為、ホテルや牧場に問い合わせが殺到しているらしい。


http://www.rihga-kokura.co.jp/restaurant/melissa/momoroll/index.html



これを足がかりに次の展開につながったらいいな。


仲人は新たな縁組みに思いを巡らすのである。

2009-02-15

バレンタインデーと土の中

土曜日はバレンタインデー。


この歳になるとバレンタインやチョコとはとんと縁遠くなる。


今年頂いたのはこの2つ。


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我がチームは研究員3人。


3人とも尿酸値が高い。


3人が3人とも高尿酸血症の薬を飲んでいる。



・の入ったクッキーは、おっぱいなんだそうだ。



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こちらは娘から。



娘の友達が好きな男の子にあげるクッキーを焼くのに、娘の仲良し3人組がウチに集まって焼いていた。


こういう仲間がいると頼もしい。


3人できゃっきゃ言いながら作っていた。


そのお裾分け。


そのうち、ぴかぴかの笑顔でどこかの馬の骨に作ってあげるようになるのだろうな。



心配しても仕方がない。





日曜日は以前開拓した畑に堆肥をまいた。



少しずつ、家庭から出る生ゴミをぼかしで発酵させて土に混ぜた。

090214_1227~01


一週間前に土に混ぜた生ゴミは跡形もなく消えていた。



生きている土の営みが実感できる。



ほとんどは土の中の微生物に分解されてなくなってしまうのだが、しぶとく残っているものがある。

果実や野菜の皮、そして生長点。

090214_1227~02



ミカンや人参の皮はそのまま残っている。ゴボウの生長点に至っては再び発芽して再生しようとしていた。



この力を体に取り込むことで人は元気になれるにちがいない。



皮や生長点の力を目のあたりにすると、何を食べるべきなのかが見えてくる。






2畝(せ)200平米ほどの小さな畑だが、全部に施すには生ゴミが足りない。



ブドウの苗木用の堆肥が良い具合に余っていたので、これをまくことにした。



天気が或る程度続いてトラクターで土が鋤ける状態まで乾くのを待っていたが、あとちょっとというところで雨が降った。


困った困った。


農業とは、天気が続けば心配し、雨が続けば心配する。



どうにも心配するものなのである。



今週は金曜日まで天気続きのようだから、とりあえず堆肥を畑にばらまいておいて、ぎりぎりまで乾燥させよう。


トラクターで鋤けるようになってから、夕方仕事が終わってからでも鋤き込もう。



ブドウ畑から人参畑までは少し距離がある。



文明の利器をちょい拝借。

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バケット付のトラクターでキャリーに盛って畑まで運ぶ。


そこからさきは人力でせっせと畑にまき散らせばいい。


作業は2時間ほどで終わった。

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やってみればどうということはない。


あとはばーっと鋤くだけ。その後は土の中の頼もしいやつらがやってくれる。





楽しみ楽しみ。

2009-02-14

やったった!

今日は午前中に少しだけ畑仕事をして、午後からは娘とプール。

今日も30分ほど走ってからプールへ入った。


おやおや。少ないね。


スイミング教室で3コースも占有しているのに空いているコースが2,3ある。


悠々とコース貸し切りで泳いだ。



朝から畑仕事して走ったあとだけあって、腕に疲労がすぐたまる。



500m程泳いでから、一旦休んだ。



今日は天気が良い。明るい外の光が水面に注ぎ、ゆらゆらと滑らかに揺れている。


少しコースを眺めていた。


「おいで~」


揺れる水面がそういって私を誘った。



「おいで~」



蝶は羽ばたきを始めた。



昨日言われたとおりに体を動かした。


一かき一かき前に進む。


かなりの水しぶきを上げて進んでいるのが自分でもわかる。


しかし、気持ちいい。爽快である。



三回。



三回やった。



人のまばらなプールの片隅。



四十のおっさんは、蝶になる。

2009-02-14

気持ちのいい蝶々

久しぶりにスイミング教室に行った。


二週間前に風邪をひいてからこちら、直りはしていたものの鼻がずるずるだったので泳ぐのは控えていた。


水曜日か金曜日がスイミング教室の日。



午後から雨が本降りになったことだし、ロードワークは無理だ。


よし。今日はスイミングに行こう。



スイミング教室のプールには簡単なスポーツジムがある。



あそこのトレッドミルで少し走ってから、教室には行ったら丁度よいね。そうしようそうしよう。


30分ほど走った。



同じ場所で走るというのは結構疲れるものだ。




そのままプールへ直行。



お。先生、今日はまた目が覚めるようなウエアだね。



ショッキングピンク。胸には可愛いハートのデザインが施された競泳用水着。

目のやり場に困るほどにかなりきわどい。



あ。明日バレンタインデーだから?あ、そうなの!


このきわどさにも最近慣れてきた。

なんでも、19の頃に買ったものなのだが、毎年この時期だけに着ている水着なのだそうだ。

「毎年着てるんですけど、最近ちょっときつくなって無理矢理着ています」

彼女は20代前半くらいだろうと思っていたので、最近たって、2,3年でしょうも?返すと、


「私26歳です」


あらま、そりゃ失礼しました。でも下に間違ったのだから機嫌はよい。




「はい、今日はバタフライやりま~す」


今日はバタフライ。


これほど効率の悪い泳ぎ方はない。



いったい誰が考えたんだ。



バタフライは、人に魅せるための泳ぎ方なのだそうだ。



だから、華麗でなければならない。


そうか。私のように溺れているのか泳いでいるのか分からないようでは意味がないのである。


「頭のてっぺんと手の先を同じ方向にして体ごとウエィブしま~す」


難しいことを言う。



分からないなりに何度かやっていると何となくこういうことかな、と思えるようになった。


おそらく、ハタから見ればかっこ悪くもがいて見えるのだろう。



それでもいい。


お!形になっているんじゃないか?


あ、今ちょっと、すーいと水と水の間を縫って進めたぞ!


そういう瞬間が嬉しいのである。



人がどう言おうがどうでもいい、自分が気持ちよければそれでいい。


バタフライは、「魅せる泳ぎ方」にはなっていないが、「気持ちいい泳ぎ方」になった。


それでいい。


それでいいのである。

2009-02-11

Family Buisiness

2月だというのに暖かい日が多い。


テレビで積算温度が何度かに達したのでスギやヒノキの花粉の飛散に警戒を促していた。


もうこのまま春になってしまいそうである。


ウチはブドウの農家。



私は3代目にあたるが、今のところまだこの家業の継承はしていない。



時々、忙しい時や人手がほしい時だけ、私の気がむいた時だけ手伝う。



今日、温室のビニルを張るというので急きょ手伝うことになった。


もともと今日は職場のジョグ仲間と荒れ地を開拓して家庭菜園を作ろうということになっていた。



申し訳ないんだけど、ブドウのハウスにビニル張ることになったから・・。


「そうなの?そんじゃ手伝おうか?」


今日の作業のために長靴を新調したたかくらさん。折角の申し出なので畑の開墾は後日にしてハウス作業をお願いすることにした。



ありがたい。



たかくらさんは飯塚在住。


ウチまでは24,5キロある。



「自転車で行くからね」



自転車といってもロードとかクロスとかそういう立派なのではない。


ママチャリ。


ママチャリに乗って1時間かけてやってきた。


ただ自転車で遠乗りするのではなく、行く先に何か目的があった方が楽しいのだそうだ。


私の友達だからね。やっぱり普通じゃない。






私が子供の頃、ビニルハウスのビニル張りは大勢でやっていた。


知り合いの農家が集まって共同で作業をする。


終わればそのまま家ですき焼きやホルモンで宴会。


そういうのが子供ながらに楽しかった。




労賃のやりとりは無く、ウチがやってもらえば今度はそちらの作業の時に手伝いに行く。

これを「手間替え」という。


まず、一棟ごとにビニルを乗せ、風でとばないようにヒモで締める。


屋根が終われば、サイドにかかる。



うちのハウス4反(4000?)に10人ほどでやって一日かかっていた。


しかし今は、屋根の頂上まで鉄パイプで巻き上げられていたビニルを下ろしていくだけ。


我々はただそれがスムーズに降りていくように、ひっかからないように見守るだけ。


ちょいちょい引っかかるし、パイプの上での作業なのでやはり人数はいた方が楽だ。



今日集まって頂いたのは、たかくらさんと近所の農家2名。そして私、父、妻、息子の7人。

息子はいやがるかなと思っていたが、結構楽しんでやっていた。

こういう仕事を楽しめるようになれば、人生の明るさは大きく変わる。


やらされている、仕方なくやっている、だとしたら絶対的にツラい作業となるに違いない。


ここが味噌。



自転車で1時間かけてやってきたたかくらさん然り。


うちの息子然り。


人間、目標があれば楽しく生きていけるのである。






一列下ろしてはまた一列。



ここ3,4年はいろいろ都合が重なって、この作業から遠ざかっていた。



久しぶりに上ったビニールハウスの天井は怖かった。





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うわ!こわ!とても立てない。



しかし、人の心理というものは面白い。



ビニル。あの薄っぺらいビニルが一枚あるだけで相当恐怖心は薄れる。



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こうしてちょっと広げると立てる。



だんだん慣れてくる。




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ほら、ここまでなったら小走りOK!



午前中で粗方完成した。


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少人数でしかも短時間で終わった。



農業も進歩しているんだな。



ビニルで覆われたハウスの中はもう別世界。




1月もすればブドウの芽が動き出す。



春がやってくるのである。

2009-02-05

荒療治

火曜日あたりから背筋がちょっとぞくぞくする。


あれ、風邪かな?

昨日になって鼻が詰まり、頭がずーんと重くなってきたので用心して走らずにまっすぐ家に帰った。

これは悪くすると翌朝発熱のパターン。



以前、数人の医師から風邪を引いたら何も食わない方がいい、という話を聞いたことがある。


食わないで飢餓状態にあると人間の体は免疫力を高めるのだそうだ。風邪にかかったとき、何も食わないでおとなしくしていると、免疫力が高まり治りが早くなる。食うと消化にエネルギーを浪費するために治りを遅らせてしまう、というメカニズムなのだそうだ。



今まで、風邪をひけばやたらめったらあるものを手当たり次第に食い。ひたすらに栄養ドリンクやら風邪薬やらを乱用していた。

最近、走ったり泳いだりする効果でそれほど風邪をひかなくなってはきたが、たまに風邪をひくとやはり喉は痛いし、咳は出るし、鼻は詰まるしで鬱陶しいことには変わりない。


早くなおしたい。



やってみるか。断食。

本当に治りが早くなるのかどうかは知らない。


知らないけど、やってみればわかるのである。


水曜日は家に帰ってすぐに寝間着に着替えて寝る体制。

食わない。

テーブルを見るとやたら美味そうなのが並んでいた。


むむむ。食わない。


「あら。今日は暖まるように”風邪に負けない体が温まる”メニューなのに・・」


いや。食わない。


娘がエンゼルパイをくれた。


「お父さん風邪ひいたと?これ食べたら天使がひらひら~っと飛んできて良くなるかもよ」


食わない。


相手は娘。食わないとかわいそうだしな。


でも、断食だから食わない。


いやいや、やっぱりこれはちょっとだけ食う。


ありがと。


半分食って、すぐに布団に入った。起きているとまた何か誘惑があるからだ。

7時から朝の7時まで寝ていた。


おわ~!おはよう。


よく寝た。


風邪はというと、完全には完治していない。

鼻が少し詰まっているが、あとは何ともない。


おおお!

効果あるじゃないか。


今日は木曜日。モチランの日。今日は走れる気がするー。

2009-02-04

おもいで その3

左脚の手術。


手術の前に麻酔科の医師の問診を受ける。


手術時の麻酔について打ち合わせをするのが目的。



「前回の麻酔で何か不都合がありましたか?」


手術後、少しの間気分が悪かったことを伝えると、



「分かりました。今度は少し軽いのにしますね。任せておいて下さい。」


そう言って先生は右手でグーのマークを作って見せた。



そして手術。


半身麻酔の他に眠くなる薬を注射される。


私はそういう薬物に感受性が高いので、2,3秒でイッてしまう。


目が覚めた。



お。ここはどこだ?



目を開けると手術室のあの、電気がいっぱいついた丸い照明が見えた。



げ!まだ手術中!


げげげ!


麻酔医の野郎!麻酔が浅すぎて途中で目覚めてしまったのか!くそう!やばいことになったぞ。



看護婦さん看護婦さん、しゅ、手術は?



「あ。目が覚めましたか?大丈夫ですよ。もう終わりました。今から病室に戻りますからね。」


ほっ。


そうか終わったのか。それなら良かった。




病室に戻るころにはやはり夜になっていた。



よし。今度はおとなしくしているぞ。



そしてそして!


うふふ。


お利口さんに寝ていた。リハビリも明日は休みにして、くたーっとなって寝ていよう。



夜中になるとお腹が空いたので、昨日のウチに買っておいたビスケットを食べた。


手術の時、膀胱には管が差し込まれている。



手術の時に失禁しては困るので予めチンコの先から管を差し込んで、体内に出来た尿を不随意に体外へ出す。



ちょっとチンコ辺りが濡れた感じがした。



あれ?管がはずれたのかな・・・。



手を当ててみると下着が濡れている。



はれ~お漏らしみたいだ~と布団をめくり、着ているものを脱いでみた。



すると、しろい手術用の下着が真っ赤に染まっている。



あ。出血している。


採尿の管を入れる時に尿道を傷つけ、出血しているのだろうということは何となく分かった。


これほどではないが、前の手術でも術後、尿に血が混ざっていた。



仕方がない。これはナースコールだ。




程なく看護師がやってきた。



「しましまさん、どうしました?」



お。新人吉村ナース!キミが来たか!



パニクッてはかわいそうなので、何か面白いことを言って和ませてやらなければ。


彼女がカーテンをくぐってやってくるまでのちょっとの間、私の脳はフル回転。


面白い回答例、出ました!



布団をめくりながら、



「あの、初潮を迎えたみたい♪」 



短い時間に考えた割におもろいこというな俺!


そう思って彼女を見ると、



「私」


「私、笑えません!」



げげ。パニクッてる。



しかも思いっきり険悪な空気。


「処置の指示をもらってきます!」


こわ!


その時点で周りのベッドは大爆笑。


あんたらに受けてもしょうがないのよ・・・。



医師に連絡をとり、処置の指示を受けて再び戻ってきた。


「今からバルーンを外します。出血は止まっているようなので、後は様子を見るように言われました」



バルーンとは、管がはずれないように管の先が膀胱でふくらむ構造になっているためそう呼ばれる。



空気は重たいまま。


ううううう。


彼女は再度ナースセンターへ行き、手に金属の盆を持って戻ってきた。


盆には白と青の蒸しタオル。



私は険悪な重たい空気の中、彼女に身体を全て拭いてもらった。



うううううう。


うれしくも何ともない。



夢のナーススペシャルシモ拭きは、拷問と化してしまった。




翌朝、彼女につまらないことを言ってゴメンね、というと


「怒ってませんよ。私はしましまさんが元気になってくれたらそれで幸せです」


模範解答です。








あれから8年余り。私も歳を取った。


待合室に座っていると、その当時私の主治医をした研修医の先生も一人前になっていた。


彼女もきっと、どこかで頑張っているんだろうな。



名前が呼ばれた。


「わ~!しましまさんお元気ですか?お久しぶりです」


当時の執刀医。かわらず元気そうだった。やはり両足だから印象が濃いようだ。



診察と言うより、専らその当時の昔話を楽しんだ感じだった。


おかげでテコンドーも復帰できたし、フルマラソン走れるまでになりましたよ。


「すごいね~!私はまだハーフまでだよ」


この先生もサッカーをやっていて、ジョギングもやっている。フルマラソンに出ようとその当時から何度も話していた。


おっと、今日の用向きを話さないと、と説明すると


「走ることで筋肉が固くなって靱帯が炎症を起こしているだけだからストレッチを教えますね。これをやったら自然に治ります。再建した靱帯は何ともないですね!半月板にも問題はありません。いや、まったくゆるみがない。」


膝を後ろからぐっぐっと押しながら満足そうに言った。



原因がわかれば、それでいい。あとはストレッチを頑張る。


よし。明日からまた走れる。



診察の後、少し病院を散歩し8年前を味わった。



ここで過ごした1ヶ月は、怪我という負の出来事。


しかし、私には大切なピリオドとなり、その後の人生に大きな意味を持つ。



人生塞翁が馬、なのである。



2009-02-04

おもいで その2

麻酔が覚めると、手術室から出ているところだった。


家族の顔が見えた。どうやら手術は成功したようだ。


外はもう夜になっていた。


ちょっと麻酔が残って気分が悪かったが、夜中にはお腹がたまらなく空いてそちらの方が辛かった。


翌朝から直ぐにリハビリを始めた。


ハーフスクワット100回×3セット、足あげ腹筋10秒×50回×3セット、膝周辺の筋肉収縮10秒×50回×3セット、ウオーキング20分。


計100分少々。


このメニューを基本的に毎日3回食後に行った。



術後、少し痛みがあったものの、痛い時にはちゃんと薬をもらえるのでなんと言うことはない。


手術後何ともないということを誇らしげに示したくてそこらへんを動き回った。

リハビリもこれ見よがしに思いっきりやった。


ギブスをはめてハーフスクワットをしている姿を見るや、看護師がすっ飛んできた。



これは執刀医と手術前に打ち合わせていたことだったが、そのことを知らない看護師は当然慌てる。



執刀医と連絡をとり、医師の指示どおりということが分かると、私は再びリハビリを再開した。


まあ、どこに行っても私は信用がない。





そして夕方。


あ。身体拭いてもらえる。



うふ。


食事の後、蒸しタオルが描くベットに配られていく。


私の所にも看護師がやってきた。



「しましまさ~ん、身体拭きますね~」



看護師はテーブルに4本の蒸しタオルを置いて言った。


「白いのが身体用で、青いのがシモ用です」


見ると棒状にたたまれた白と青のタオルが湯気を上げて並んでいた。


し、シモ用!





やっぱりおっちゃんの言ったとおりだ。すげーことになった。



看護師は私のベッドのカーテンをシャッと後ろ手に閉め、カーテンで遮断された空間に私と彼女、ただふたり。

「服、ご自分で脱げますか?」


お。おねがいしますっ!


彼女はまず、白いタオルで足の指を丹念に拭いていった。


これがエラく丹念で、指、指の隙間と優しく、そして丁寧に拭いてくれた。


こ、この調子で全身やられたら、ボクちゃんひとたまりもないよう。


やばーい!俺マジやばい!


さらに彼女の作業は続く。



ギブスをはずし、包帯で隠れていない部分を拭いたところで彼女の手が止まった。



あは~ん!もう、じらさないの!


あ、ここからは青のタオル、シモ用なのね!そうなのね!


もう完全に頭の中はピンク色。



沸騰直前の私に彼女は優しくこうささやいた。






「では、しましまさん。後はご自分でお願いしま~す」



カーテンの中には湯気を上げているタオル3本と半裸の私。



あれ。



あれれ。



仕方がないので残りを全部自分で拭いた。


どうしても合点がいかず、おっちゃんのところへ詰め寄った。


話が違うじゃね~かよ!おっさん!



怒り心頭で噛みつく私におっちゃん



「お前ね、元気すぎる。言ったろ?手術後に動けない人を拭いてくれるんだって。お前、朝からうろうろしてたし、リハビリがんがんやってたじゃないか。あれじゃ、拭いてくれないよ。普通の人以上に元気なんだもの。」


あ。



そういうことか。それもそうだ。看護師さんも別に特別サービスとかでやってくれるわけではない。ただ、困った患者を助けているだけなのだから、変な邪心を持ってつまらん期待をしていた私が間違っている。


元気なアナタはご自分でやって下さい。でも、手が届かない足先は拭いてあげますよ、ということなのだ。



そうか。それは俺が悪い。


失敗失敗。



でも大丈夫。俺にはまだ左足がある。



(続く)

2009-02-03

おもいで

少し前から膝に違和感を感じるようになった。

もう若くもないんだから、あれだけ走ればどこか悪くなる。

ヤバいかな、と感じたらすぐに専門家のところに行くことにしている。


特に今回は膝のトラブルであるから特に注意が要る。


8年ほど前に両膝の前十字靱帯を切ってしまい、再建手術をうけた。

それからリハビリで走ったり泳いだりするようになったのだが、やってみると楽しくてフルマラソンに出たり遠泳に出たりした。


言わば私がフルマラソンを走ったり錦江湾を泳いで渡るのはリハビリの一環なのである。



10キロ以上走ると膝の中部ちょい外側が痛くなる。大抵は時間をおくとよくなるのだが、ここにきて痛みが翌日以降に持ち越すようになった。


半月盤がまた割れたか…。

自分であたりをつけたところでいいことは一つもない。

近くの病院を探したが、やはり膝の大事なので執刀してくれた医師のところに行くことにした。

そちらの方が私も経過の説明をしなくてよいし、何よりも私の膝の事を熟知している医師である。


早起きして出かけた。

診察に来るのは6年ぶり。


高速道路が近くまでのびたので幾分近くなった。


駐車場から入り口まで歩いていく。

かわらないな。

入院中、よくきた果物屋もあの時のまま。


ここに都合40日ほど入院し、手術を3回受けた。


前十字靱帯はスポーツ靱帯とも呼ばれ、切れていても一般生活に支障はない。

ただスポーツ等で負荷をかけると膝が外れたような感覚を覚え、ガクンと体制を崩す。

「うちの病院でも両膝は3例目ですよ。頑張り屋さんに多いんです。ま、普通は片足悪くなったら気づいて病院にきますけどね。ははは。」


誉めてるんだかけなしてるんだかわからないことを言われた。


まず、片足を手術してリハビリをする。手術した脚が立てるようになってから反対の脚を手術する。

非効率のようだが、両膝いっぺんやると立てなくなってしまうからである。


最初の手術は右足。
手術の前日、食堂で飯を食っていると、同室のおっちゃんに言われた。

「手術したすぐ後はな、体が不自由だから看護婦さんが体全部蒸しタオルで拭いてくれるんだ」


入院中、入浴は週二回だけ。それ以外は夕方配られる蒸しタオルで体を拭く。


全身って、あっこもですか!

おもしろ半分に聞いてみると

「そうよ。ちゃーんと、あそこも拭いてくれる。動けないんだから拭いてもらうほかあるめぇも」


そ、そうなのか。


この病棟のナースは美人揃い。


いやでも胸は高鳴る。


早くこないかな~♪手術日♪

(続く)


※この話、どっかで書いたような気がするんですが、知ってる人いたら教えて下さい。俺、最近ボケよう…

2009-02-02

やっぱり走った。

朝起きてから少し考えた。

今、7時で宿出発が9時半。

7時半から1時間走ってから温泉で汗を流して朝食を食べても9時ちょいだな。

飛び起きて準備をした。

ホテルを出たのが7時40分。

昨日作ったジョギングコースの地図をウインドブレーカーにしまい、走り出した。

朝から晴天で息は白かったがあまり寒さは感じなかった。

途中まではうまく地図を掌握できていたが、県庁の手前で少し迷う。

なんとか県庁には到達できたが、どういうわけだか熊本城とは反対方向に走っていた。


やはり、私の方向音痴につける薬はないようだ。

通りがかりの人に教えてもらい、何とか熊本城を目指す。

熊本城を目前に再度迷う。

到着したのは9時10分。

既にみんなはロビーに集合していた。

汗だくの私を「お前、何やってんの?」という視線で包囲した。

あ、すぐにチェックアウトしますので。

10分でシャワー浴びて着替えて身支度。ロビーでチェックアウト済ませて、朝食をかき込んだ。

はい、お待たせ~!
時間ぴったり。


間に合えば文句な~し。しかし、今回は走っててかなり心細くなってしまった。

知らない街は、もうちょっとディテール持って走ろう。

反省。

2009-02-01

やっぱり走る

今日は地元の青年会で旅行。

熊本です。

今日は特に観光なくて、夜に馬料理。

明日が観光。


思い切り食べましょう。

2時半出発。

福岡から高速通って行けば2時間ちょいだから5時前には宿に着く。

飲み会は6時半だからぁ…。


走るかな!


やっぱり。



懐から取り出した一枚の紙。


昨日作ったジョギングコース。


宿は熊本のバスセンターのそば。

そこから真っ直ぐみちなりに川を渡り県庁方面へ走る。

県庁前から水前寺公園に入り、ちょっとお土産屋でなんか食ってから路面電車通りに抜け、熊本城を目指す。


お城を左に見て外周を回り、敷地を縦断して宿に戻る。

10キロ少しのコースである。

まじまじと眺めてみる。

なかなかよくできたコースじゃないか。


私の中では、観光とか飲み会よりこちらの方が楽しみ。

ふと顔をあげると、一行の車は熊本に入り、高速を降りた。
お。もう少しだ。



しかし、3号線に入ってから一向に車が動かなくなってしまった。

焦るしましま。

渋滞の列はにじりとも動かない。

うう。


結局、宿に着いたのは5時半。温泉に入る時間も要るから宴会の時刻をずらしてもらったが、走る余裕は全くなし。

残念!

今日はやはり無理のようだ。


たまにはそういうこともあるさ。


宴会して、二次会いってまた温泉に浸かる。


ほえ~!

風呂の出口にマッサージの看板。


マッサージかぁ。


ほかのみんなはラーメン食べに行ったし、たまにはマッサージでもしてもらうか!


お客が多いらしく、40分待ち。

部屋で待っていると男性のマッサージ師。

腰と脚を重点的にお願いした。


いててててて!

いてててててて!


「だいぶ堅くなってますよ。走ったりしますか?」

こないだフルマラソン走った。

「ちゃんとクールダウンしてますか?」


あ。いや。


左の方がやたらと痛い。

どういう具合が左に疲労がたまる走り方をしてきていたのだろう。

人間、左右対照のようでいて、どの器官にも必ず差違がある。

いてててて。


痛い。痛いのだが気持ちいい。

「大丈夫ですか?」
とマッサージ師。


私はMなんですよ。
マッサージしてもらいながら、フルマラソン走るヤツはみんなMなのだ、と話すと


「ふふふ。しましまさん、私はSなんですよ」

と、マッサージ師。


どおりでこの男、痛い痛い言っても力を緩めない。


一通り終わってから腰のストレッチ方法を教えてくれた。

ふぅ。痛かったが気持ちよかったな。


よし。リフレッシュ出来たし。



明日、朝走ろ。
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土からつくるここだけ芋焼酎「たばらそだちプロジェクト」を立ち上げました。土と食、命がつながるといいなと思います。

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