2009-04-30

あの人へ。静かに手紙をしたためる。

土、日、月と飲み会連チャン。


土曜日は、県域の普及指導員の送別会。

日曜日は豊友会という、筑豊のおもろい農家の会。

ひと癖もふた癖もある農家達と泊まりがけで飲む。


翌朝、芋畑の草刈り作業なので、飲まずに帰るつもりが、始まった途端に飲んでしまった。


古野隆雄さんのところの合鴨米で作られた純米酒一鳥万宝がうまいうまい。

最近思うのだが、痩せて肝機能や血糖値が正常になってからというもの、ちょっと酒への許容が増した気がする。


参加するみんなが各々料理や酒を一品持ち寄りでやるから、うまいものが山ほどある。


うまい料理にうまい酒。なによりも面白い話しで盛り上がれる。こんな贅沢見たことナイ!

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こちらは旅館のタケノコ。ちょっと甘めの味付け。うまい! 食ってるときりがない。


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今年、TVブレイクしたあかね屋の辛子明太子ペーストを塗ったフランスパントースト。これを食べたからビールを飲んでしまった。

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自家栽培の小麦で作ったふすま入りクッキー。

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カモの玉子の卵焼き。色が白いが深い味わい。

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ラピュタの苺ピザ。美味しかったので一枚まるまる食おうとしたら、隣の姐さんに怒られた。


どれもこれも美味いものばかり。どれも、金を出すからといって買える代物ではない。


なかでも私が感激したのがこの逸品。


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桜餅である。



中にアンコは入っていない。


餅米に甘納豆を混ぜて炊いたものだそうだ。


ほどよい甘さに桜葉の塩気が絶妙なバランスを作り上げていた。


これは唸った!田川の料理研究家、末時先生作。


レシピを聞いてみると、「そんなの適当よ」だった。



時間も12時近くになると温泉に入る者、部屋に引っ込む者、次第に場が落ち着いてきた。


よし。始めるか。



カバンから便せんをとりだし、手紙をしたためた。



手書きで便せんに2枚。



拝啓 郁恵様
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2009-04-28

もやもや

仕事で提出文書の内容を検討していた時のこと。


「被雇用者」と書くべきところ「非雇用者」という誤字を指摘された。


「ありゃ、これは間違い。「被る」の「被」でしたね」

その場はそれで済んだ。


・・・・・。


なんか引っかかる。

「被雇用者」とは雇われている人。そんじゃ、「雇用者」は雇う人か?


そうだそうだ。


・・・・。


待てよ。


でも、「雇用者」って雇われている人という意味でも使われていないか?


むむむむ!


もやもやする。



同じ部屋の人がネットで調べてみた。


「被雇用者」:人に雇用されている人


そっちは問題なし。


ではこちら。



「雇用者」:人に雇用されている人




・・・・・。



おんなじじゃねーか!



あ~!もやもや~っとする!




片っ端から辞書をめくってみたがどれも同様。雇用者も被雇用者も人に雇用されている人である。

類語大辞典

「雇用者」:人に雇用されている者の意味で使われていることが一般的だが、「雇用者と被雇用者」という文脈で雇用する者と雇用される者を明確に区分する場合に用いられる雇用する者の意で用いられる。雇用している者。






同じ言葉がまったく正反対の意味を持つ、ということか。


ちなみに「被雇用者」:雇用されている者であることを明確にいう場合に用いられるかたい言い方。

やはり、曖昧に使ってると困る人が「被」を付けることを編み出したと見た。




いつもしゃべる時にこの辺を曖昧なまま、ぼんやりと、ちょっと照れ隠ししながら使っていたが、世間一般でも曖昧に使われるのが正しいのか。


ほー。


よくわからんが、これからは胸を張ってもやもや~っと使おう。

2009-04-25

大きな間違い

久しぶりに畑で土いじりをした。


蒔いた種はおおむね芽を出したが、それと同様に雑草も芽を出している。


これを手で抜いていく。


例の鷹倉さんは自転車で飯塚からやってきた。


大の大人が2人がかり。無言で草を抜いていく。



雑草を抜いていると、見たことのある葉っぱが無造作に出ている。


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我々が蒔いたニンジンでもゴボウでもない。


これは・・・・。



ジャガイモ!



でもこんなところにジャガイモを植えた覚えはない。



引き抜いて驚いた。


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ちょっと写真では分かりづらいが、これはジャガイモの皮である。


この畑は、生ゴミを土の中の菌達に分解させながら命の連鎖を込めて土をこしらえた。

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その時、生ゴミに入っていたジャガイモの皮。



これが土に還らず、再び再生しようと芽を出した。


ほんの薄っぺらい皮からである。


驚くべきは、植物の生命力。


ここまで頑張って出てきたのだから、再び植え直してあげた。



もう一つ。

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こちらはカボチャ。


多分、生ゴミの中に種が混じっていたのだろう。



頼もしいやつらだ。



この土の中には、私たちの知らないところででっかいドラマが日々繰り広げられている。


人間様は何でも知っているなどとエバっているのは大きな間違いなのである。

2009-04-24

昨日は弥生ちゃんの家に泊めてもらった。


弥生8月1日生まれ73歳。


仲良しな農家の家である。

ネギを作っている農家グループの飲み会。


花見をするから仕事が終わったら来いと言われ、桜なんぞはとっくに散ってしまったがなと思いながら車を飛ばした。

ま、花が綺麗とか風流とかそういうこととは全くお構いなしでやたらめったら飲む人たちだからな、と花のことは気に留めない。



家に着くと既に盛り上がっていた。


座って目の前の盛り鉢をついばみながら酒を飲んだ。



今夜はどうせ泊まりになるから、私も飲む。



「そんなのは食うな」


と目の前にドンと置かれた皿。



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どーん!


馬刺し山盛り。


「今日はこれをあんたに食わせようと思ってな。他のもんはいいから、これを食え」


食った。


「これはね、カロリー低いし、脂肪も少ないから糖尿にもいいとよ」

私の持病も知れ渡ってしまっているようだ。



日付がかわってからお開きになった。



弥生ちゃん泊めて~♪


この家には私の寝間着がある。


朝、朝飯を食わせてもらい、家を出ようとすると庭に大きな牡丹が咲いていた。

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わー綺麗ですね!


「あら?気づかんかった?昨日の花見はこの牡丹よ!」


あ。


花見。


この牡丹すか!



それは失礼しました。



綺麗な牡丹。


春風がすがすがしく頬をうつなか、しばし庭にしゃがみ込み、綺麗で大きな花を愛でた。

仕事の繋がり自体は2年前に終わった。この地域には5年お世話になった。仕事をするなか、こういう仕事抜きでも残る人の繋がりが出来たことは私の人生にとって大きな財産である。

そういう繋がりが残っていると振り返った時、少しは仕事をしたのだなと思えるのである。

ありがたいことだ。


ふと顔を上げると山々は春真っ盛りなのである。

2009-04-23

最強危うし

さが桜マラソンに出場したのが1週間前。

今回のターゲットはその時のタイム。

レース当日となった。

飯塚の友人を拾って会場へ。


海の中道はるかぜマラソン。


海の中道海浜公園内の周回コースのハーフ。



大会名のとおり、公園内にある砂浜沿いの道や松林を走ると潮風が頬に当たって気持ちよい。


このレースに出場するのはこれで3度目。


この1週間はとにかく疲労の回復に重点を置いて走った。


前日、脚に疲労が残っているような気がしたのでサプリメントを飲んだ。


私は基本こういうものを口にしない。


頼ってしまうからだ。


常習的に頼ってしまうと、精神上、「無い」ということがマイナスに働く。


弱みを作ってしまうのである。


そう思い、昔からなるべくこういう類のものは口にしなかった。


最近になって、たまに使うことがある。



もう人生折り返したんだし、今からアスリートになるわけでなし。


上手く使ってみよう。



これが効いてか効かずか、翌朝疲労は消えていた。



いいぞ。


上手くいけば、1時間30分を切れるかも知れない。



まぁ、あまり力まずにいけるだけいってみよう。


計画は、1時間30分切りで立てた。


5キロ21分22秒。10キロ42分45秒。15キロ64分7秒。90分でゴール。


これを前と同じように腕にマジックで書いておく。



前の晩に書いたら、滲んでしまうので当日の朝、スタート前に書くことにした。





会場で仲間と合流し、着替えた。


トイレを済ませ、準備運動を入念にした。


今日は海辺だし、晴天。日差しが強そうだから例の最強を連れてきた。


アネッサ最強!


昨年、錦江湾横断遠泳大会の時は大活躍だった。


これを首筋や顔にぬりぬりぬり。


脚や腕にもぬりぬりぬり。


今回はいろいろ万全。


いいぞ、いけるかも知れない。




今回は前の方に並んだ。

あまり後ろに並ぶと、選手が混雑して思うように走れないからだ。


スターターはバービーボーイズの元ボーカル杏子さん。


ピストルは鳴らなかったが、選手達は動き出した。


最初から突っ込んでいった。


最初の4キロが4分17秒/キロ。


6,7キロまではこのペースを保った。



少し早い。もう6キロの時点で少し息が上がっていた。


いつもなら5キロまでは鼻だけで息ができる、そのくらいのペースで入る。


呼吸が少し口に手伝って貰う状態になっているということは少しペースが早いのだ。


どこまで持つか。



当日、空は快晴。風は冷たいが気温は24~25度。



先週のさが桜マラソンの時が19度ちょいだったから、5,6度の温度差である。



とにかく熱い。


これも息が乱れた原因である。



もともと1時間20分代の人たちが並ぶところからスタートしたため、このペースを維持できなければ脱落してしまう。


折り返し地点前後から人に抜かれることが多くなった。


このとき、4分35秒/キロ。



もはや1時間30分は望めない。



さらに暑さは身体から体力を奪っていった。


14キロ地点では4分50秒/キロにまで落ち、16キロを過ぎたところで5分を上回ってしまった。


それから後、ペースが5分を切ることは無かった。



折り返し地点であえいでいると、またふっと声がした。


「楽しめてますか?記録にこだわらず楽しんだらいいんですよ」



そうだね。いけるところまでいってみる。走り終えたところで笑えるかどうかだね。



少し軽くなった気がした。



せっかく浜辺を走っているのだから海を見て走ろう。


いい天気じゃないか!空も綺麗だ。


苦しい中にも楽しみはある。



あと1キロ。

時計を見ると1時間34分。


1時間40分は切れるかもしれないな。



よし、頑張ってみよう!


最後の直線は、電光掲示板のタイムを見ながら走った。



ゴール。1時間40分5秒。



あらら、5秒越えてしまった。



まあいい。きつかったが1時間30分を切るのにはもう少し足りないものがあることが分かった。


走り終えて、記録賞を貰い仲間の所へ。



いつも一緒に走っている荒秋くんと鷹倉さんは私よりも先にゴールしていた。



がんばりましたね!


みんな笑顔だった。


きつかっただろうが、みんな楽しめたのだな。



これが大事。


靴下を脱ぐと日焼けの線がくっきりとついていた。


あらま。最強のアネッサ様ともあろうお方が!



最強危うし!!

2009-04-22

芽生えと再生

休みだというのに早く目が覚めた。


せっかくの休みに朝から何をしよう。


半月ほど前に種蒔きをした畑を見に行くことにした。


畑が見えた。土の色だけが春の日差しに照らされていた。


緑は見えない。


ムリだったか・・・。


種蒔きの方法に抜かりはない。


蒔いた翌日にうまいことまとまった雨が降った。


タイミングとしてはばっちりだ。


ただ、いやな心当たりが一つ。


トラクターのロータリー(後ろの土を耕すところ)の爪がかなり摩耗して丸くなっていた。


これではいくら耕してもクレ(土の塊)が細かくならない。


何度か耕してみたがどうしてもクレが小さくならなかったので諦めてそのまま種蒔きを断行した。



やはりムリだったか・・・。



畑に近づいて見た。


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あ!出てるじゃないか!


ほうれん草の芽が出ていた。



他の畝も見てみると、


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ニンジンも 、




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ほうれん草も出ている。


そうかそうか。がんばって出てきたか。



土にしっかり根ざし、大きな土の塊をぐっと押しのけて芽が出ている。



がんばったな!おまえたち!



こちらが勇気づけられる。



おれもがんばる!



明日は海の中道はるかぜマラソン。


2週連チャンハーフマラソンである。


今回の目標は先週の記録。



相手にする的は自分自身なのである。



身体に故障は無し。今週もしっかり走ることが出来た。


しかし、胸に不安が一つ。



先週のレースが終わって、Tシャツと一緒にIpodも洗濯して、乾燥まで仕上げてしまった。





もしかしたら、ひょっとしたらと車のダッシュボードで乾燥させてみた。



一昨日スイッチを入れたがダメだった。


やはりだめか。


思えばヤツの人生は、私に置き去りにされたり、洗濯機で回されたりと波乱に満ちていた。


すまぬ。


今日、そう思いながらいじっていると、ランプがチカチカと鼓動しているではないか!


おおおおお!


生きていたのかお前!



小さいが何度も私とレースを生き抜いてきた戦友。



充電し直し、ヘッドホンを差し込んでみると前と同じしっかりとした音が聞こえてきた。



こんな嬉しいことはない。


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明日、また俺をたすけてくれな。


また、今回も多くの友と一緒に走ることになりそうだ。


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※こちらはぶどうの蕾









2009-04-22

足音

18キロを越えたあたりで背後から地響きが追ってくるのに気づいた。

ざっざっざっざ!


なな、なんだなんだ!


振り向くと金髪のお嬢さん。


どこか知らないが外国のおねいちゃんが私をすっとかわして追い抜いていった。



その後ろに1・2・3・3で男達が隊列を作って走る。



おわ!足音はこの一個小隊のものか!





走っているとふと何かにすがりたくなる。


私の場合、菜の花や桜といった自然や心に話しかけてくる声がそれである。


ただ走っているだけでは挫けてしまう。



金髪のしかも若いおねいちゃんの後ろ。いいにおいがする後ろを走る。



これ最高!


いくらでも走ることが出来る。がんばれるのである。


隊列の皆様!お疲れ!


みんなエッチだねぇ。おれもそうだけど。


それにしてもいい場所を確保されましたな。


わはははは!


私もちょっとあやかりたくてついて行ってみたが、ちょっとペースが合わないので1,2分で諦めた。



ゴール間近。



再び私の右をすっといい香りが追い抜いていった。



ちくしょう!いいにおいについていってやれ!



必死でついていったが追い抜くことは出来なかった。


いや、雄として、追い抜いてはいけないのである。



その時の模様







2009-04-06

今日敵だった奴の仇をとる

1月に指宿菜の花マラソンへ出場してから3ヶ月。


新たな目標として設定したのが今日出場した佐賀桜マラソンとその一週間後に開催される海の中道はるかぜマラソン。

どちらもハーフ。ダブルハーフである。


1月のフルマラソンでは思いのほかいいタイムだったので、今回もタイムを意識して走ることにした。


本番は海の中道マラソン。

1時間40分を切りたい。



ハーフは21キロちょい。


1キロ平均を4分40秒で走ると、


4.75分×21キロちょい・・・100分ちょい


1時間40分でゴールするには1キロ4分40秒を少しでも切って走らないとこの目標は突破できない。


今回の佐賀桜マラソンは試しである。


1時間45分を目標に据えた。


そうか、ちょっとペース配分を考えて戦略的に走らないといけないな。


それにはツールである。


装備の厚薄は戦の旗色に大きく影響を及ぼす。



指宿の時は、1980円の時計を買って使った。


時計とストップウオッチのみの機能しかなかったが気に入っていた。


しかし、少し前にベルトが取れてしまい、使えなくなってしまった。菜の花マラソンを走り抜いた戦友だけに惜しいことをした。


今回は新たな装備が必要である。


仕方がないので新しい時計を購入することにした。


ナチュラルデザイン30度ディスプレイ。目標タイム、目標距離、ペース、歩幅、体重を設定することで消費カロリーを自動計算。ペース設定をピッチ音で刻む。ラップタイム100。クロノグラフ1/100。10気圧防水。http://www.soma-sportswatch.com/


高性能なのである。


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うむ!今回の戦友は頼もしい。

前の時計は、信号待ちで屈伸したらタイマーが止まっていたりした。なかなか、付き合いにくいヤツだったがそういうところがまた可愛かったりした。

ヤツはレース以外で使うことにした。


よし、お前、先代以上に働いてくれよ。



そう、語りかけたところでコイツはウンともスンとも言わない。


なぜならコイツは機械なのだから。


機械は人間が指令を下さない限り、ぴくりとも動かない。



ちょっと前、ジョギングするときに使ってみた。


分からない。


使い方が分からないのである。


私は説明書を読まない。


読まないとタイマー一つ満足に使えない。



いくら高性能でも、使えないとミッキーマウスのかちかち時計以下なのである。



仕方がない。


説明書を読むか。


イマイチ飲み込めないままレース前夜を迎えてしまった。


くそう!わからん!


デジタルが使いこなせない俺はアナログでいくしかない!


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手に5キロ刻みで目標タイムをマジックで書いた。



これでいく。



当日を迎えた。


以前、テコンドーの試合でちょくちょく行っていた佐賀総合体育館の前にある総合グランドがスタート・ゴール。


まず、10キロのレースがスタートした。


その15分後、ハーフのスタート。



またまた厚かましく1時間20分レベルの人が並ぶあたりに陣取った。


スタートのピストルがなった。


一緒に参加している友人とははぐれてしまったので1人でスタート。



いっちょいきますかね!


走者群が動き始めた。


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どのレースでもそうだが、最初のウチは人がバラけず走りにくい。


最初の1キロ。5分30秒ほどかかった。


仕方がない。走りにくいので仕方がない。


しかし、私には目標があるのだからこんなところで屈してはいけない。


そこから思い切ってペースを上げた。


5キロの地点で23分をクリアできればよい。



人と人の間を縫いながら、押しのけながら進んだ。



2キロ目の表示。


時計を見ると8分ちょい。


わ。がんばりすぎた。


このままで行くと最後まで続かない。



慌ててペースを調整した。



最初にまごついたものの5キロ地点のタイム22分7秒。キロ平均4分25秒。


よし、とりあえず23分はクリア!


まてよ。1キロ以降はキロ4分20秒前後で安定していたな。


もしかしていけるかも知れない。



これはいけるかも知れないぞ。


時計が沈黙の高性能なので、頭で暗算をした。


4分20秒×21は91分。


つまり、1時間31分。



もうちょっとがんばれば1時間30分を切れる。



おお!これは新境地!


走りながら考えた。


ということは、サブ3(フルマラソン3時間切り)というのは、このペースを42キロも続けて走るんだな。


・・・今の私にはまだまだ無理だ。でも、不可能ではないかもな。

そう思えただけでもかなりの収穫。


このころから私と対話をしてくれる人を感じた。



がんばれ、いけるかも知れませんよ!しましまらしいじゃない!いってみたら!



よし。いけるところまでいってみるか。



ペースを少し上げた。


5-10キロのタイム21分54秒。4分23秒。


この辺りが今の自分の限界かもしれない。



くそう。これまでか。



また声がした。



「自分を信じて、あきらめるのはいつでもできるよ」


肩の力を抜いてみた。



10-15キロ。22分16秒。4分27秒。


やはり少しペースが落ちてきた。さすがに気弱になる。

「ここまでがんばれたんだから、最後までいってみたら。楽しんで!」


そうだな。


最後までいってみるよ。






マラソンは個人競技である。


一旦スタートしてしまうと、後は自分だけ。誰の力を借りることも出来ず、ひたすらに自分の足で前へ進む。


私と対話した声の人。あの方は横についていて私に力をくれた。


私の中でマラソンはもはや個人競技ではない。


あの優しい声だけでなく、菜の花や桜。いろいろなものと繋がって走る気持ちのいい時間。





レースは終わった。

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ゴールのタイムは1時間33分06秒。


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1時間30分は切れなかったが、それがどういうものかが分かった。今の私にはもう少し足りない。


あ。


来週のレース。



今回が1時間33分ならば、1時間30分を切るのが目標か・・・。


いや、待て待て。壊れる。



あと1週間なんだからやるだけやってみて、今回のタイムを目指そう。


佐賀桜マラソンで目指したのは1時間40分。それを7分近く上回って墜とせた。


次回は1時間33分が目標、墜とすべき敵。


今日、敵だった奴の仇をとる。


この体、おもしろいのである。

2009-04-01

恩返し

今日は3月31日。

明日からは新年度である。

私のポジションは3人から1人減員。

明日からは2人体制となる。






しかし。

それは仕事のこと。サラリーマンなんだから命じられたことをただやっていく。それだけのこと。



そんなことは屁でもない。痛くもカユくもないのである。


明日からは新年度。


私にはそんなことよりもっともっとイタいことがある。



毎日、夕方オフィスを出て駐車場に出たところで鷹倉さんという友人に会う。


彼と私に仕事上の関連はほぼ無い。



車から走り道具を取り出す彼。


ほとんど毎日がこのシチュエーション。



「行こうか」



いつも夕方のジョギングに誘ってくれた。


私と彼ともう1人の友人。この3人が夕方ランいつもの顔ぶれ。


私が挫けそうな時があれば、彼らがへたっている時もある。


そういう時に仲間がいるとがんばれるのである。



もともと私はそんなに早くは走れない。



走っていると誰かが途中ですーっとペースを上げる。


ついつい負けじとがんばる。


これがいい練習になる。



鷹倉さんとは、指宿菜の花マラソン、駅伝大会で一緒に走った。本番も練習も一緒にやった。




それから筑豊三都物語ランも付き合って貰った。


餅ランもやった。



錦江湾遠泳大会の監督も彼だった。


ジョグ友の鷹倉さん。


その鷹倉さんが、八幡の部署に転勤してしまう。



これは痛~い!


何をもさしおいて、イタいのである。


今日は最後のジョグ。お別れジョグである。

10キロのコースを走ろうということになった。

最初の3キロあたりまでは喋りながら気持ちよく走っている。


それが、長い直線に入ったあたりでじわりじわりと心理戦が始まる。


まず私が前へ。


折り返しまでに2人との間に少し貯金が出来た。



しかしそのままで終わらない。



鷹倉さんが追い上げて私を抜いていった。


いつもならすんなり見送る。


しかし今日はそういうわけにはいかない。


くそう!最後、最後だから負けたらいかん。


何とか付いていく。


すると途中、鷹倉さんが落ちてきた。



お!抜ける。


私が今ほどに走れるようになったのは鷹倉さんのおかげ。


恩返しとして、このまま後ろに付いていくのがいいのか、追い抜いて全力で行くのがいいか。



答えはすぐに出た。


全力で行く。


最後まで力一杯走った。



最後の登りに差し掛かった当たりで、再び背後に足音を聞いた。


わ!鷹倉さんがまた復活した!



振り向くと一緒に走っていた荒明くん。


君もきっちりと恩返しができたな。


最後は荒明くんとデットヒート。恩返し祭り。



今日のタイムは53分14秒。


10キロだがアップダウンがあるのでこのタイム。


これまでのベストタイムだった。



きっちりと恩返しが出来たな。


3人とも満足だった。


鷹倉さん、ありがとう。





・・・・・。




明日からどうしよう。


遊んでくれる人がいなくなっちゃった。





神がいるかどうか、私は知らない。


いるのかもしれないなと思う。


辛い時、くじけそうな時、うれしい時、楽しい時、その人は私にいろいろなものをよこしてくる。


その時々で私に必要な人、出来事、物を届けてくれるのである。


時にはキツいメッセージだったりもするが、後で考えてみると私の人生にとって重要な意味を持つ事が多い。


鷹倉さんとの出会いは私の人生に大きな意味を持っている。


4月。別れがあれば出会いがある。


ピカピカな出会いは、また私の時に輝きと躍動をもたらしてくれる。


きらきらと輝く人生をまだ会ったことのないその人と鷹倉さんと新しく出会う人達にたくさんたくさん感謝するのである。
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しま・しま

Author:しま・しま
土からつくるここだけ芋焼酎「たばらそだちプロジェクト」を立ち上げました。土と食、命がつながるといいなと思います。

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