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2009-11-12

食と農の達人祭が終わった。


今年も大勢の方が会場へ足を運んで下さった。


成功だった。何を持って成功かと聞かれればそれはいろいろあろう。


豊友会メンバーのお店や催しもそれはもう濃い内容だったなと、我ながらではあるが思い入った。


私の思いとして成功。





このイベント、実行メンバーは6人。



会場となった農家レストランの代表に無添加の辛子明太子を生産販売している社長。古野隆雄さんのアイガモ米で美味しいお酒を造っている造り酒屋の旦那。八木山高原で窯元をしている陶芸家という4人の経営者にコンサル会社の役員、そして私。



会議は半年ほど前から行われ、イベントに近づく程に間隔が狭くなっていく。イベント直前の一週間ともなればほぼ毎日である。


8時集合。会場に8時に行っても誰もいないということもざらで、大体1時間遅れで会議が始まる。


会議に仕切りはいない。



議題も行き当たりばったり感がいつも漂っているし、話は脱線していることの方が多い。



ちょっとこ慣れた人が見れば、その日の議題を設定し、今日はここまで結論を出して、次回の予定を立てましょう、という一連の最短プロセスが頭に浮かぶ。


雑談や脱線した話はその後ゆっくりすればいい。


スタッフの一員として会議に参加した時、私もそう思った。



最初に議論すべき事をじっくり議論して決めるべき事をすぱっと決める。社会人になってからそういう風にやりなさいと言われ続けてきたからだ。


しかし、ここの会議はそうはいかない。



明太子屋さんが食べる物を作って持ってきてくれたり、農家レストランが残ったパンや果実を持ってきてくれたり。


それを頂きながら話をする。話が脱線しない方がおかしい。


真剣に議論すれば1時間もあれば片づくような内容でも必ず日付が変わる。


最初は、大丈夫なのか?そう思った。


ここで出しゃばってでも仕切りながら会議を運営した方がいいのではないか?


しかし、会議を重ねる毎にそういう遊びのなかにヒントがあって、新しいアイデアが出たりすることも見えてきた。



仕舞いには会議よりも美味しいものを頂いたり、脱線した雑談の方が楽しみになってきた。



私は同じような空気を知っている。


ムラの寄りである。



農村の集落の寄りで何かを決める時には、延々と夜遅くまで話し合いが続けられる。それこそ脱線したり、持ち寄った食い物を食べながら話は続く。延々と話す中で皆が一様に議題とその解決方向を理解し、そして初めてムラが動くのだ。


普及員時代、何度かそういう場を見た。


この人達はムラの寄りとおんなじだな。そう思ってしまうとすっと飲み込めた。



私が当初感じた違和感と同じものを持っているのがコンサルの役員さん。



やはり利益に繋がるプロセスを最短で結論づけようとする。


生業としてやっていくために最も重要なポイントである。


これが彼らの習性でもある。



何度か、彼が仕切ろうとしたことに他のスタッフが「そんなにとんとん話を進めるな」と遮った。



そうなのだ。彼らの目的は効率的に会議をやってさっさと結論を出すことではない。


回り道をしながらもその行程を楽しみたいのだ。



私はだんだんとそのことがわかってきた。そしてその楽しみがわかるようになった。


コンサルの彼がやったことは、これからフルマラソンに挑戦しようとしている者に「車で行けば楽ですよ」と言うようなものだ。


最終的には売上げから利益を得る。これは大事だ。食と農の達人祭自体、目的はそこにある。


筑豊で頑張っている農家や食に関わる人たち、そのすばらしさを外へ向けて発信していこう。


これが目的、知ってもらうという先にはお金もあるだろうがそれだけではない。

単にリピーターを増やしたり、売上げを伸ばそうとかいった端的な目標ではなくて、多くの人に知ってもらうことでその人達にも豊かになって貰いたいといった人と人の出会いやつながりに喜びを見いだそうとする精神世界が広がっているように思える。


そのことが少し見えるようになったから私はここにいる。



コンサルの彼もそのことに気づけばもっと楽しいのにな、と思う。


ここにはビジネスの尺では計れないどでかいブツがある。



日本の農政は、大規模農家か集落営農組合というムラ組織に農地を集積し、大規模化したうえで集落の農業の担い手と位置づけようとしてきた。集落営農組合は任意組織ではなく、法人化してその実態をはっきりとさせる。この一連の流れに日本の多くのムラは翻弄され続ける。


ムラの原理に行政のやり方を持ってきてとんとんと話を進めようとしてもムラは動かないのだ。


担い手を明確化して大規模化する、というのは行政の都合。


ムラがどこを目指すのかはムラが決めることである。そしてその決め方もムラの流儀でしか決めることは出来ないのである。

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2009-11-01

もういっちょ命がけ

25日の芋掘りにはもう一つ皆さんに伝えたいエピソードがある。


会員のなかにはさまざまな方々がおられる。



福岡市や北九州市から遠路はるばる来てくれた方。


仕事も様々。


芋掘りの時に残念ながら怪我をしたお子さんがいて、そのときに会員の中から「私は医師です」とお医者さんや看護師さんが申し出て下さり、手当をしてくれた。ウチの会員さんって頼もしいな~と暖かい気持ちになった。芋掘りに来ているにも関わらず、助けて頂いてありがとうございました!


いろいろな人たちが芋を育てて焼酎を造るという目的を共有しこの田原に集まるというのは何ともすごいことだし、田原の宝なのだ。


さて、福岡市南区にお住まいの会員コウイチさん。


彼は「元気が出る麻雀教室」代表として、福岡市を中心に社会とつながる麻雀教室を目指し活動をしている。


ブログを書いていて、私も時々お邪魔する。たばらそだちのことが独自のタッチで軽快に書かれていたりするので楽しい。http://ma-jann.jugem.jp/





芋掘り当日の未明。朝2時に彼は野多目にある家を出る。



勿論外は真っ暗闇。夜である。草木も眠る丑三つ時。



彼はたばらそだちの芋畑に向かって走り始めた。



そう。



彼は福岡市南区から芋畑まで自分の足でやってきたのだ。



しょうけ峠の途中から足が棒のようになり、歩いてしまう。



田原についたのは朝9時。


ざっと走行時間7時間半。距離にして49キロ!


以下コウイチさんのブログ


この前、ハーフマラソン(21キロ)を走りまして、それまで10キロは練習していたのですが、やっぱり「走ったことのない距離は走れない」んだなあと痛感いたしました。

「走ったことのない距離は走れない」これはなんとも矛盾を含んだものですが、でもそうなのです。

そしたら、どうしたらいいか?

それはもう決まっています。走るしかないでしょう。たとえ走れなくてもどんどん前に進むしかないでしょう。って思ったわけです。

僕ってバカですねー。もう自分で笑っちゃうくらいバカですよ。

でも、いますごく爽快な気持ちです。たった、この爽快な気持ちを手に入れるために僕は走りました。



はい。あなたバカです。ほんっとバカですよ。

その壮大なバカ偉業をかっさらっていったあなたが憎たらしい!!!

ほんとにやりましたね~。すごい!


私も走ります。一度、筑紫野にある職場から自宅まで走って帰ったことがありました。

その時も我ながらバカだな~と思っていたが、コウイチさんは私以上の猛烈バカですね。


バカのひとりとしてコウイチさんを讃えたいと思います。コウイチさんはたばらそだちの誇りです。


バカって言われると心地いいでしょう?これまたバカをやった人にしかわからない気持ち。


今度から言えますよ。

「マラソンやってるんですか?」

「はい少々」

「ではフルマラソンに出場したことあるんですか?」


「ありません」


は~この人ちょっと走ってるだけのなんちゃってランナーなんだな、という空気が流れたところで。


「フルマラソンは走ったこと無いけど、49キロ走ったことあります。普通の道ばたで。」


そうなんですよ。フルマラソンのレースにちょっとでたとかそういうレベルのもんじゃ無いんです。



また一緒にバカらしいことやりましょう!



49キロ。お疲れ様。そしておめでとうございます。
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Author:しま・しま
土からつくるここだけ芋焼酎「たばらそだちプロジェクト」を立ち上げました。土と食、命がつながるといいなと思います。

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