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2010-05-20

びくびくするよりしょうがない

まず畑を鋤く。

芋の苗を植える畝を立てる前の下準備だ。

芋畑は赤土で粘りがある。水分を含んだまま鋤くと、ちょうど粘土をこねたようになり、これが乾くと日干しレンガの瓦礫と化す。

一週間しっかり天気がかたまれば、鋤ける。

5月が苗さしで、菜の花を鋤き込んで分解されるまでの時間を逆算すれば3月中には畑を鋤きたい。
しかし、この時期なっかなか晴天が続かない。


あとちょっと、もうあと1日晴れてくれたら、というタイミングでポツリ、ポツリと雨が落ちだす。

雨がやんでくれないと、晴れてくれないと。

畝が立てられるか心配でたまらない。



畑を鋤き終え、柳川の山田さんと新谷農機店の協力で畝立てをする。

菜の花鋤き込みの時と同じに、畝立てもトラクターで耕起しながら畝を成形していくので、やはり土はしっかり乾いてないといけない。

それに、わざわざ遠くから山田さんに来ていただいて、雨では作業ができない。
やっぱり雨が気にかかる。

毎日毎日週間天気予報ばかりを睨めつけてはため息をつく。

畝が上がり、いよいよ苗さしが近づいてくる。


あれだけ土が乾いてたらさした苗が枯れてしまうんじゃないか?

ビニルマルチを張った下に土があるのだから、上から水をやるわけにはいかないのだ。

心配だ。

今度は苗さし当日の天気が気にかかる。
雨だと会員さんが集まってくれないんじゃないか?せっかく集まっても土砂降りなら作業は無理だ。

待てよ、かんかん照りで日射病になったらどうしよう。


心配だ。心配だ。




苗さし作業は、皆さんの頑張りで無事終了。


週間天気予報では苗さし翌日から雨となっていた。

月曜日、晴天。

火曜日、予報は雨だが雨粒は落ちてこない。

だんだんと雨に逃げられていく。

気象は、梅雨前線と高気圧のはざまでなかなか予想が難しい。

月曜日の段階で苗の葉っぱは復活できない程に萎れていた。
枯れたらまた改植すれば済む。

ただ、皆さんのあの頑張りを無駄にするような事だけは避けたい。

何とかしなければ。


夕方4時。待望の雨。

わー!雨だ!


こんなうれしい雨はない。

一緒に心配してくれたあなた、ありがとう!

裏から手をまわしてくれた気象予報士手嶋準一さんありがとう!(嘘)

とにもかくにもひと安心。

この雨でひと息ついた苗達は、しっかり地に根をおろすだろう。

この雨を恵みとするのは芋達だけではない。

同時に雑草達にも力を与えてしまう。


心配はつきない。


ある映画の台詞を思い出す。


「ん~まったく、どうも百姓は、雨が降っても日が照っても風が吹いても心配ばかしだで、つまり…びくびくするよりしょうがねぇ。」

野武士から村を守るために集まった侍達は、自分達を呼んでおきながら侍に怯える百姓達に違和感を感じる。シワでくしゃくしゃ顔の村の長老がその弁明をする一言。

黒澤明監督の「七人の侍」の一場面だ。


はは。びくびくするよりしょうがねぇのか。

違いないな。


この映画を何度も見た。近くのビデオ屋で、「七人の侍」を最も回数借りているのは私だ。

この映画、今も昔も農家も農村も根本は変わらないことが実によく描かれている。



私の心配と皆さんの期待を知ってか知らずか、芋達は小さな新芽を携え、雨が落ちてくる天を黙って仰いでいる。

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2010-05-16

苗さしお疲れ様でした!

さて、日曜日。


会員さんが集まり、これから苗さし。



ちょっとその前に。


焼酎の裏ラベルにはちょっとした詩を載せています。


芋栽培に参加した皆さんやスタッフの気持ちを詩にしてみたんですが、会員だった知人から焼酎をプレゼントされた方がいて、その詩に興味を持ち曲をつけてくれました。



そうなんです。「たばらそだち」プロジェクトに主題歌が誕生したんです。



集まった会員にお披露目。



曲を作ってくださったのは、川崎町在住のシンガーソングライターさくらい英夫さん。

すごい!本格的な歌になってる!!!


さくらいさん有り難うございました!



それから昨日の要領で28センチの竹棒を使った苗さしを説明。




さあ、みなさんスタート!


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実際にやってもらいながら、差し込む角度や深さを確認していきます。


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P1060705.jpgかんたんなようでなかなか難しいのよ~!

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↑こちら、テーマソングを作曲して下さったさくらいさん


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↑こちらは山口県から駆けつけてくれたテシマ3号のお友達。山口県で農業の普及指導員をしておられる。

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お!みんなはやいはやい!

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家族みんなで楽しそう。

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↑こちらのボク。


すてき
2年前はお母さんにおんぶされてたんですけどね(2年前の写真。すてき!)。


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あ!ご出産おめでとう!昨年10月、芋の収穫の頃にお子さんが生まれたご家族。

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プロジェクトにもちょっとした歴史ができてきたんだな~とひとりしみじみ。



おわー!

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始まってから1時間半。



準備していた苗4000本が植え終わったじゃないの!


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とても4000本はいけないだろうと、残りの2000本は、後日スタッフで植えようと自宅の倉庫に置いてきていたのですが、この際だから、おねがいしま~す!



この芋は万が一不作だったときの予備とプロジェクトの運営資金に充てるもの。

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こちらもあっという間に完了。


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時計を見ると11時を少し回っていた。



最後にちゃんと植わっているのかを再チェックしていただいて終了~!





最後に今年初めて参加した方に聞いてみました。



きつかったですか?


「はい。結構。」


もう一方。今年で3回目の参加になる方へ同じ質問。



「昨年よりは楽でした。」



どちらも正解!



昨年は4000本植えるのに12時までかかりました。




今年も炎天下のもと、がんばっていただいたのですから楽ではありませんが、おそらくその半分以下の労力で植えることができたので、6000本でも去年よりは楽だったのです。


じ~んせい~ら~く~あ~りゃ~く~もあ~る~さ~♪



人生みたいです。



しっかりと植えていただいたからには、しっかり育ってもらって芋をたくさん収穫したいものです。



マルチをしているからといって、こう暑い日が続くと苗もひからびてしまいます。





一雨。


一雨欲しいところ。




天気予報では火曜日から雨。



気象協会さんお願いです。雨が降るようになんとかお願いします。



いや~。驚きの苗さし作業からのスタートでしたが、みなさんほんとうにお疲れ様でした!!!!



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さあ!次回は草取り!




あ。いや。



じゃがいもの収穫大会~♪と草取りちょびっと。

☆☆☆☆次回予告☆☆☆☆

6月13日(日曜日)AM9時~

ジャガイモ収穫大会!&一品持ちより大会それと草取りちょびっと

※ジャガイモのお持ち帰りは当日のココホレ券と引き替えです。
※交流会は家庭料理の一品持ちよりでやります。
家庭で出したことのある料理を一品ご持参ねがいます。えええ?料理はちょっと、という方、デザートでも果物でも結構です。ルールは「一回でも家庭の食卓にあがったことのあるもの」です。いろんな家庭料理が大集合します。ちょっとずつみんなでつまんで楽しみましょう!!!!





2010-05-16

やってみないとわからない。

日曜日は芋の苗さし。

第4回ここだけ芋焼酎「たばらそだち」プロジェクトを今年もやる。


今年はちょっと会員さんが少ない。


用意した鳴門金時の苗、4千本。




だ、大丈夫なんだろうか…。


嫌な汗が流れる。


プロジェクトは今年で4回目。これまで3回みなさんと苗さしをした。

ビニールマルチにカッターで切れ目を入れ、植え穴を掘って苗を植えていた。


4千本植えると裕に昼を回った。


16日も暑くなりそうだ。


農業の等身大を体験してもらうというのが、うちのプロジェクトの売りなのだが、熱射病や日射病には気をつけなければならない。体を壊しては何にもならないのだ。





そこで。


今年はいっちょ考えた。


この間、ビニールマルチマシン持参で畝たてとマルチ張りをやってくれた柳川の山田さんが教えてくれた方法。

なんで、柳川の人がわざわざ田川の果てクレまでやってきて手伝ってくれるのかは、また次回。



「定規でやったらよかですよ」



定規。竹の竿でもいい。



100514_1852~010001

こうして尺を測って



100514_1852~020001


ぷすっと穴を開けて



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苗の先を竹にくわえさせて




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ぐぐっと差し込む



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はい!出来上がり!





旧来のマルチ切り、植え穴、苗さしの3工程が、ずっぽし苗さし1工程で済んでしまう。


会員のみんなに苗さしを体験してもらうのに、どうせなら土に触れていただきたいし、3工程で丁寧に植えた方が苗の付きも良い。


でも、今回はそうも言っていられないのだ。









まてよ。




この方式で本当にいけるのか?

みんなこんな風に苗さしするのは初めてだし、この方式だと、ちゃんと植わっているのかの見極めが難しい。


うーん、悩むところだ。


悩むんだったら、やってみたらいい。




「やってみないとわからない」


これは私のモットー。




土曜日の朝。

近所の中学生5人。彼等に苗さしの経験はない。


先ほどのやり方を説明し、作業にかかってもらった。


あ、いやいやその角度では深すぎる。


これはダメダメ!ちゃんと刺さってない。


あー。マルチ踏むと破れるから!


やっぱり無理なのかな…。






そう思ったのも束の間。


お!そうそうその調子!


要領が飲み込めたんだな。


ちゃんと理解できれば、大丈夫だ。


うまくやれるようになると作業も楽しい。どんどん捗っていく。


100515_1048~010001


5人で1200本さすのに1時間。


君たち、やるな!


よし。

この作業は普遍化できる。

明日への不安はなくなった。


やはり、やってみないとわからないのである。

2010-05-04

人間の適応性

ツール・ド国東。


スイム、バイク、ランのなかで苦手なのがバイク。


嫌いなわけではないが、あまりタイムがのびない。昨年、この大会にレンタル自転車で参加してみて楽しいと思ったので自転車を購入した。


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バイク歴もそろそろ1年になるので、友人や先輩に聞いてみた。


「それは、重いギアを使いすぎだ」



言われてみれば、一番重いのでこいでいることが多かったし、そういうものだと思っていた。


少し、物足りないくらいのギアで行くといいのだそうだ。



よし、今回はそれをテーマで行ってみよう。



SN3I0014.jpg



気持ちが萎えたときに自分を奮い立たせるためにシャツは情熱の赤。



結構ハンドルから伝わる振動が手を疲労させるので、グローブはクッションの効いたヤツに買いなおした。



9時半にスタート。


待機している選手を見渡すと、自転車様々、コスチューム様々。


どんな自転車ショップに行ったって、これほどのサンプルを見るのは不可能だ。





1000人がいきなりよういドンで出ると危ないので、最初は隊列を組み、パレードで進む。


アナウンスでは、花火が上がったらそれがスタートだと言っていたが、どれがそれなのかよくわからなかった。

SN3I0017.jpg


ここで気合いを入れるためにエネルギーチャージ!


今回の栄養は、ミルキー



背中のポッケにたくさん入れてきた。



まずは、一包み。



おいちい。



この濃厚な味に力がみなぎってくる。



うにゃうにゃうにゃと独特な触感。



カリ。カリ。


あら? 違和感のある舌触り・・・。



手に出してみた。




銀歯。




抜けちゃったのね・・・。



ここで抜けても困るんだけど。



ぶつぶつ言いながら、お金とナナコカードを入れているジッパー付きポッケに丁寧にしまう。


のっけからびっくりする。






ICチップのゲートをくぐり、進んでいく。





何キロか行くと、隊列がばらけ始め、自分のペースで進めるようになった。



なるほど。一枚軽いギアで行くといい。



ここでついついがんばってしまうと続かない。物足りないくらいで行くのがいいようだ。



1時間ほど行くと、最初のエイドポイントに着いた。



30キロくらいの間隔でエイドポイントが設けられている。


SN3I0018.jpg


エイドポイントには、水やスポーツドリンク、飴やお菓子、バナナなどが配布されている。


すっ飛ばしても別に問題はないが、先は長いんだし、頂けるものはありがたくいただいていこう。



私がエントリーしているAコース 国東半島一周センチュリーランは、住吉浜リゾートから少し内陸に北上し、山間部をかすめながら豊後高田市側へ抜け、あとは国東半島をぐるりと海岸沿いに戻る。



前半の山越えが文字通りの山場。海岸沿いに出てしまえば後は気持ちよく海でも眺めながらいけばいい。



さあ登りだ。



ギアはすでに一番軽いのに落としている。



ううう。


登りはきつい。



うひょー!


下りは楽だし気持ちいい。



登って、下って。登って、下って。



一喜一憂しながら峠を越えていく。



晴天だったが気温はそれほど上がらず、汗にぬれた体に風が冷たくて気持ちよかった。


大分国東半島の自然を堪能しながらペダルを踏み込む。



SN3I0019.jpg



あれ?



鼻水が出てきた。


鼻をかみたいのだが、ちり紙がない。



あったとしても、自転車を止めたくはない。



仕方がない。


あれをやるしかない。




片鼻を指で押さえ、ちーんと手鼻。


シュッと鼻水が飛び出す。



これがうまいこと脇と太ももの間をくぐり、地面に落ちる。



右、成功。



左、成功。



時々、太ももに付く。あらら。



フランスでミショー型の自転車が誕生してはや150年。



150年もの間、人間が自転車をこぎ続けた結果、自転車に乗りながら手鼻がかめるように体がここまで適応した。


人間てすごい。




すん!


すん!



また成功。




100キロ地点エイドポイント粟島神社で昼食。


1時を過ぎていたが、これまで飴やらお菓子やらバナナやらミカンジュースやら。頂けるものは全て拒まずいただいてきたので空腹ではなかったが、これまた頂けるのだからいただく。



SN3I0021.jpg



おむすびと煮込みと唐揚げ。パンにたこ焼きに豚汁。



これは食い応えがあるので、腰を下ろしてじっくりといただいた。



みんながペットボトルに水を入れているのを見たが、中間である80キロ地点で搭載しているボトル2本のうち1本は手つかずだったので、残り80キロは1本で大丈夫、と単純計算して水の補給はしなかった。


ごちそうさまをしてから再び自転車にまたがった。



ここからは海沿いだから、ずーっとフラット。



だと思っていた。



しかし、海岸沿いではあるけれども地形とはそんな単純なものではない。海辺にも切り立った断崖があったり、大きな岩を避けて道が造られていたりする。



結構坂道あるじゃない!




何かだまされたような気持ちがこみ上げてくるが、私が勝手に思いこんでいただけのこと。誰に文句を言えるはずもなし。




さらに午後になってから気温が上昇してきた。



頭では疲れたことしか認識していなかったが、体は気温の上昇と疲労の蓄積に冷静に対応していた。


水の減りが一気に加速していたのだ。


認識していなくても、人間は環境に適応するものだな。



そうとは知らず、最後のエイドポイントは残りわずかだからと見過ごした。


あいたたた!


膝の裏の辺りから、太もも裏が攣り始めた。



筋肉が攣ると言うことは、水分が足りない証拠だ。


水を飲まなくては。


ペットボトルを口に運ぶと少しの液体が口に流れ、空になってしまった。



体が環境に適応しようとしていても、頭がそれを邪魔したか。


ははは。



あと少し。



前回のブルベやトレイルランで、痛くなった膝は何ともない。


もってくれ、そう願いながらペダルをこいだ。


そこから先は、あと5キロ行ったら販売機で何か買おう、とか、今日はコーラ飲んでもいいかな、妄想にすがって前に進む。



この頃から少しカンが掴めてきた。



前方に適当なペースメーカーを見つけてついて行けば、ある程度ペースが維持できる。


自転車は先頭が切る風の分、後続が楽になる。このためレースでは他の選手の後ろに付くことが禁止されている。


今回の大会は、レースではなくサイクリング大会。


そういう禁止事項はない。



すんませんね~。ちょっくら後ろに付かして頂いて・・。



スタートした住吉浜に入ってきた。



ひー!やっと着いた。




何とかゴールできた。



ゴールで、ICタグをとってもらい、完走証を受け取った。



タイムは7時間32分。実走時間は6時間48分。


もうちょっと磨けば縮むかな。


さ、温泉に入ろう。


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しま・しま

Author:しま・しま
土からつくるここだけ芋焼酎「たばらそだちプロジェクト」を立ち上げました。土と食、命がつながるといいなと思います。

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