2010-08-31

満足な季節

前話はこちら!

泳ぐ前に、プールの仲間伝に最後に行なわれる500mリレーのメンバーが足りないので出ないかと誘われた。



調度、主催者側からもリレー参加を促すアナウンスが流れていた。



「エントリー料はいりません!どんどん参加して下さい!」



あらま!投げ売り状態!いいのか!



さっすが!いい加減さがきらりと輝く。



ま、500mくらいだったら。参加することにした。



IMGP1373.jpg


黄色のパンツはよく目立つ。



IMGP1389.jpg


コースは、手前のブイから写真中央よりちょい左、ずーっと沖に浮かぶブイを外回りし、右手のブイに向かう。そこからスタート地点までの三角形を2周。



400mの時よりも1キロの時よりもはるか沖に置かれたブイを眺めると、やはり3キロってけっこうな距離だな、と実感する。



IMGP1375.jpg


同じペースで泳ぐ友人について泳ごうと思っていたら、途中の混雑ではぐれてしまった。



あとから写真で見ると、ハマチの養殖場のようだ。



1周したところで時計を見ると29分ちょい。おお、悪くない。


あ!ウニだ!あー!きれいなブルーのちっちゃい魚が群れで泳いでる!


2周目は気持ちにも余裕が出てきた。


最後の直線。よし!ラストスパート!背立つところまで全力で泳いだ。



ゴール!


タイムは1時間と28秒。


50人中31位と微妙な順位だったが、私は十分満足だった。



海の家に戻り、一息ついているとアナウンスが聞こえた。



「えー。500mリレーにエントリーしている『山田饅頭』チームの選手!リレーを始めますので至急お集まり下さい。」



わー!


すぐにリレーだった!


山田饅頭は、旧山田市にあるお菓子屋さんのおいしい饅頭。


通っているスイミング教室で最近はやっている。



さて。


500mといってなめていたが、25mプール10往復だ。



大丈夫なんだろうか。




うむむ。心配しても始まらない。




私はアンカー。



え?エントリーは3チーム?



1周5oomの三角形を泳いで砂浜に上がってからタッチ。



私の前の3人ががんばったおかげで、私にたすきがわたった時点で2位。1位との差5mというプレッシャーのかかる状況。



そんなこといわれても、俺は俺のペースでしか泳げないもんね。



3キロの時よりは、ペースを上げて泳いだが、1位とはかなり引き離されてしまった。




何とか2位はキープできたのでよし。



閉会式。



リレーも表彰される。





え?準優勝!



あらま!メダルうれしい!


お!副賞付き!うれしい!



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なんでも出てみるもんだな。


一日めいっぱい遊んだ。


閉会式を終え帰路につくと、空はにわかに暗くなり雷雨となった。


これで私の夏はおしまい。一つの季節が過ぎていった。また来年(^_^)また会いましょう
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2010-08-31

説明書

前話はこちら!

3キロのスタートは、午後一時。


10時の開会式から3時間もある。


最初に200mリレーがあって、個人競技の400m、1キロが終わってから3キロスタート。



400mには、友達の大山さんがエントリーしている。この大山さん、ちょっとした有名人。


無添加のからし明太子「喜なりめんたいこ」を生産販売している茜屋の店主だ。


大山さんを含めた友人数人で「来年、錦江湾の遠泳大会に出よう!」と話が盛り上がったのとがある。


メンバーは5人なのだが、どうやら本気で考えているのはこの大山さんだけのようだ。


いきなり4.2キロは、連れて行く私も恐ろしいので、まず、海で行なわれるオープンウォータースイムレースに出場することを今年の目標にした。


400mがスタート。



大山さん、なかなかいいペース!




黄色いでっかいブイが海上に3つ設置されていて、これらで出来た三角形がコースとなる。



少し離れるとだれがだれだか分からなくなる。岸に戻ってくる選手達を待った。



あれかな?いや違う。



あれだ!


最後の直線。かなり疲れている様子で、仰向けになって息を整えたり、併走していたレスキューのサーフボードにつかまったりしていた。


がんばれ!



無事ゴール。よかったね!


大山さん、400mの他に1キロにもエントリーしていた。



最初1キロにエントリーしていたのだが、その練習がてら400m泳いでみるのもいいと思い二つにエントリーしだそうだ。



400mは完泳出来たのだが、そこで疲労困憊。1キロはあきらめた。




この400mは、大山さんにとって大きな一歩となった。





少しスケジュールが前倒しで進行。



そろそろ私もアップしておこう。


IMGP1282.jpg



え?



ふくらはぎ、気になる?


サポーター?足が痙るのを防止するやつ?膝が悪いの?



会場でも会う人会う人みんなにそれは何かと尋ねられた。


あ、これ?


IMGP1362.jpg


スーパーで買ってきた黒いハイソックスを足首のところで切ったやつ。



一回泳いでみたら、ぼわんぼわんになって脱げてしまったので、テーピングで固定した。



これね。



ふくらはぎのところ、靴下をめくるときれいな長方形に被れている。



両足とも。




お盆前頃にジョギングをしていたら、ちょっとふくらはぎが痛くなったので、以前に整形外科でもらった湿布薬モーラスを貼った。



シップ自体は半日程ではがしたのだが、貼っていたところが無性にかゆくなってきた。




かいかいかいかいかいかい。


かゆいところをかく、という行為は実にしあわせなものだ。



しかし、こんなシップに被れるとは・・・・



そう漏らすと、妻が



「それね、貼った後直射日光にあたると紫外線過敏症みたいになってかぶれるんよ」



え?そうなの?知らんかったー!


そういう大事なことは、ちゃんと書いておいてくれないとな~!でもお前、よく知ってたな。



「シップの裏に書いてるよ。」



あ。




書いてら。




なんでも貼ってから4週間は直射日光を避ける必要があるそうな。





説明書や注意書きには、必要なことが書かれている。



読まないと、痛い目に遭うのだ。




かいかいかいかいかいかい。




貼ってからまだまだ4週間経っていないので、急場しのぎでハイソックス作戦。





そろそろスタートの時間だ。











2010-08-30

玄海国定公園オープンウォータースイムレース!

福岡県の糸島半島。芥屋ゴルフ倶楽部で開催された、国内男子ツアー「VanaH杯KBCオーガスタ」の最終日。逆転優勝を目指し首位とは2打差の5位タイからスタートした石川遼は、序盤でつまずき今季2勝目を挙げることはできなかった。

とかやってる隣にある芥屋海水浴場で、泳いできました!玄海国定公園オープンウォータースイムレース!




結果は!っておしかりのメールが!!!!

今夜か、明日あたりアップします。しばしお待ちを。。。。。

2010-08-30

いい加減

いい加減

 「好い加減」を辞書で調べてみると、「適度」「おざなり・不徹底」「かなり」の三つが出てくる。「好い加減やめなさい」は適度なところでやめておきなさいという意味だし、「」彼は仕事をいい加減にする」や「いい加減な返事をするな」はおざなりな意味だ。また、「いい加減疲れた」や「いい加減頭に来た」のように「かなり」の意で使われることもある。

 昨日、玄海国定公園オープンウオータースイムレースという大会に参加した。オープンウオーターとは、海や川等、自然のなかで行なわれる競技のことである。

個人競技は400m、1キロ、3キロ。それからリレーが2種目。私は3キロにエントリーした。

唐津のトライアスロンや門司港スイム&ランのスイムでは、不完全燃焼気味で終わってしまったので、今回は週に1,2度プールで練習して臨んだ。

立ったそのくらいの練習でいいのか?と言われるかもしれない。確かに同じ大会に出場した仲間は毎日のようにプールで練習している。

私の目標はトライアスロン。鉄人レースに出場して完走することだ。トライアスロンだから、スイム、バイク、ランがある。その練習は、泳いだり、自転車こいだり、走ったり、とあれこれ忙しい。

一週間は7日しかない。これを3つに分けたら2日。


自転車が1日、ランが3日、水泳が2日、休み1日。これで一週間。


プールでは1人で練習する。1人でもやる気が保てる程度の練習をやる。

まず、100mをある程度速いスピードで泳いで15秒休憩、というサイクルを10回繰り返す。その後、1キロ休憩を入れずに泳ぐ。

これで約40分。走るときのようにふくらはぎが痛いとか、膝がこわばったとかそういうのはないが、泳ぐと、夕飯を食った途端、睡魔に連れて行かれてしまう。


こういう練習を1ヶ月半程続け、タイムもそれなりに上がってきた。

プールでのタイムがよくなったからと言って、大会でいい記録が出るとは限らない。


なんでか!


オープンウオーターだから。


海には、プールのようにコースの仕切りがないし、水はショッパい。波があり、気象の状況によればうねりを伴う。この時期だとクラゲがいるし、サメや得体の知れない人間に危害を加えるような生物がいないとも限らない。


こういう自然の中で泳ぐ。同じ大会でもその年によって状況は異なってくる。だから、プールのタイムなど大した意味はないのだ。


そうは言っても、海で練習できる状況にない以上はプールで練習するしかない。プールでのタイムが安定してくると、今年の大会は!と期待が高まってくるというのが人情である。


楽しみ楽しみ。


こういう大会では、エントリーを証明するハガキが前もって自宅に送られてくる。

大会当日、このハガキを受付に渡すと、当日受付終了、となるのだ。



このハガキが1週間前になっても3日前になっても送られてこない。



あれれ?


ネットで大会要項を調べてみる。



あれれれれ?確かにハガキを送りますとはどこにも書いてないが、エントリーすると確認のEメールが届きます、とある。


そんなの来たっけ?


パソコンのメール履歴を見てみる。


・・・・。

ない。


おかしいな、確か俺、ネットでエントリーしてお金は振り込みしたよな。


振込の控えを調べたら確かに振り込んでいる。


しかし、お金だけ行ってて申込み内容が行ってなかったら、大会事務局も訳が分からないだろうし・・・。


ううううん。エントリーされてるんだかされていないんだかわかりゃせん!


同じ大会に出場予定の友人に電話してみた。


ハガキとかメールとか来た?


「いや、私は400mと1キロにエントリーしたんだけど、最初エントリーした1キロはEメールが来たんだけど、後で追加した400mの方は、何も来なかったと。」

「それで事務局に電話したらさ、『1キロでエントリーされてますから400mはメールしてません』だって。」


ううううう。なんだかいい加減な臭いがぷんぷんする。




マラソン大会だって、トライアスロン大会だって、大会主催者はこういう不安を与えないようにちゃんとハガキや手紙を送ってくる。


えらくいい加減じゃないか!



この不満を職場の人にこぼした。



すると、


「海って何がいるか分からないし、時化もあるし、波だってある。そんな中でレースやろうって人達なんだから、いちいち心配しないんだよ、きっと。いちいち心配する人達だったら、あ!波があるからやばい!とか、うわ!クラゲだ~!とか言って大会がしょっちゅう中止になってしまう。そしたら大会が成り立たないでしょう。そういう人達が主催者だから、この大会があるんだと思いますよ。」






なーるほど!!!!



えらく納得した。




なるほどね。いい加減な人達のいい加減さが大会開催にいい加減だから、いい加減うまいこと開催されてるんだ。この大会。


わはは!訳が分からん。



言い換えると、適度におざなりな人達のおざなり具合が大会開催に適度にいい具合だから、かなりうまいこと開催されているのだ。


この人達の力の抜け具合がないと、この大会は運営できない。



そういうことか!




当日、受付は砂浜に建てられたテントのなかだった。



名前を言うと、エントリーされていた。



これで一安心。



でも、仮に名前がなくても、今から参加出来ますか?って言うと「どーぞどーぞ」で受け付けてもらえそうな雰囲気。


私はこの雰囲気が好き。





さて!今日は泳ぐぞ~!



つづく



2010-08-13

ぶどう二粒

私には、認知症で病院に入院している祖母がいる。


「ああ、あんたが来てくれたかい。ちょうど良かった。あたしは家に帰ろうと思いよったとこやったんよ。」


こちらから声をかけると、決まってそう言う。

もう、私の事は早くに忘れてしまった。

声をかけてくる見舞いの人には同じように、きらきらした笑顔でこう言う。


やっぱり家に帰りたいんだな。

他に病気もあるし、家に看病する人員もいない。

帰ってきてほしいのはやまやまなのだが、状況が許さない。

毎度毎度、我が母にそう訴えられている父は、その事があまりに切ない様子で、見舞いに行きたがらなくなってしまった。

祖母は、言っているはしから忘れているので、責めているつもりはないのだが、聞いている方はつらくなってしまうのだ。


彼女はぶどうが大好物。

一房くらい、ぺろりと食べていた。


この時期、ぶどうの直売は猫の手を借りたい程に忙しい。

しかし、明日からお盆だし、前に顔を見せに行ってから間が開いたから、行こう、と腰を上げた。

思い立ったが吉日。

ぶどうの直売の合間を見て、父と見舞いに行った。


紙袋にぶどうを一房忍ばせた。

入院しているのだから、外部から食べ物は御法度だ。

ばれないようにして持ち込んだ。


病室に入ると彼女は居なかった。

ちょうどこれから夕食という時間。

彼女は食堂にちょこんと腰掛けて、テレビを見ていた。

来たよ。


そう声をかけると、留守番をしなきゃいけないから家に帰る、と言い出した彼女に父は、

「家の事は大丈夫だから、もう少しここでゆっくりしておき。」

と、なだめた。


何度も何度も同じことを繰り返す祖母に紙袋からぶどうを一粒手渡すと、きらりと顔が輝いた。

ここでぶどうを食べることがいけない事だと察しているようで、きょろきょろとあたりを見てからぱくりと口に運び、もぐもぐもぐと食べた。


父が皮と種を出すように手を口の前に出しても、暫し我が家のぶどうを堪能しているようで、なかなかもぐもぐを止めない。

ゆっくりと味わったらいいよ。


しっかりと噛みしだいてから、皮と種を出した。


なにか思いだしたのかな。


もう一粒。


思い出すよな、ばあちゃん。




「おいしかった。」

廊下から夕食が運ばれてくる。


そこで電話がなった。

「ぶどうがなくなったから、ちぎって来て。大至急!」


ぶどうの直売所からだ。


また来るね。


「ありがとう。おいしかった。」


また来るからね。


ごめん、ばあちゃん。

2010-08-10

しあわせのお裾分け

ディアンムーが近づいている。連日真っ青な晴天が続いていたため、今朝のようなどんよりした曇り空は久しぶりだ。


ディアンムー。「雷の母」という意味だそうだ。沖縄近海でいきなり発生した台風4号は今日明日、北上しながら九州に接近する。


何もなければいいが・・・。


雷の母・・・。どういう意味だ。その昔、カミナリオヤジはどこのご近所にも1人はいて、悪いことをするガキどもを懲らしめる恐ろしい存在だった。


カミナリオヤジの説明で「その昔、」なんて書き出さなきゃいけないあたりが、カミナリオヤジ種が絶滅危惧種に位置づけられていること示している。


そういう人はいなくなった。いなくなったというよりは、社会が存在を許さなくなったのかもしれないな。


今度の台風は、日本の中央に鎮座する勢力の強い高気圧の裾をかすめて北上する。


そのため、日本のあちこちで雷雨を巻き起こす。


そういうわけで雷の母。なんだろうなと素人の早合点でおさめる。



少し鬱陶しい空模様をよそに、今朝は車の中がぽわ~んとなっている。



深呼吸すると、あ~しあわせ。なんとも幸福感に満ちているのである。



先日、職場の同僚から手嶋ぶどう園の葡萄を買いたいから職場に持ってきて欲しいと注文を頂いた。



まいどあり!



その葡萄を助手席に載せて車を走らせていると、車の中はすぐに葡萄のあま~い香りで満たされた。



ぽわ~ん。ぽわ~ん。あ。しあわせ。


葡萄は食べ物である。どちらかというと嗜好品で、米みたいに生産量が下がったからと言って政府が騒いだりしない。


手嶋ぶどう園が葡萄をつくる目的とはなんだろう。


それはお客さんに葡萄を買って頂いて、それで生活することではあるのだが、「そのために目指している葡萄」というものがその裏腹にある。


それは、ぶどうを食べて頂いたその瞬間だけは、しあわせになってもらえるような甘い葡萄。

葡萄を食べることで嫌なことは全部忘れて、しあわせに包まれてもらいたい。


そういう葡萄。




ぶどうを配達している私もそのしあわせのお裾分けを頂いた。


お客さんのところに着いても、しっかりとがんばるんだぞ!おまえ達!



2010-08-09

手嶋ぶどう園、大海原にこぎ出す

前回同様、浜辺から船のいる沖合まで少し泳ぎそこで伴走する船と合流。


目的地は見えていても、遠いし、波はあるし、潮流もあるのでまっすぐ泳ぐというのはなかなか難しい。


1.5キロ、2.5キロ、3.5地点とゴールにはでっかいバルーンが上がっている。わかりやすいよう地点ごとにバルーンの色が違う。

理屈上、そのバルーンを追っていけばゴールできるようになっている。


1.5キロ地点でまず休憩。時計を見ると32分ちょい。


おお!結構速いじゃないか!この分だと1時間半くらいでいけるのかもしれないぞ。


休憩といっても、海上である。立ち泳ぎしたまま、船から投げ入れられるひも付きのペットボトルから水分補給を行なう。



ううううう。立ち泳ぎキツイ!水を飲もうとすると沈む!


この大会で何がキツイかって、休憩よりキツイものはない。

水分補給はキツイとか何とか言うまえに命がけの作業である。



水分補給が終わったら先頭を交代して次のバルーンを目指す。


次は水色のバルーン。

4人で泳ぐときに最も大変なのは先頭の選手である。


監督が指示をするとはいえ、目標を見失わないように息継ぎ何度かに一回は頭を真正面に上げ、目標を捉えながら泳がなければならない。


なかなか水色のバルーンが近づかない。


うへ~!


到着するまでにへこたれてしまうかもしれないので、前の休憩から30分経ったところで、先頭を替わった。



私が先頭。

TS3H0414.jpg



水色のバルーンに到着してから次のバルーンとゴールを見ると、かなりバルーンが右方向に見える。


バルーンが風か潮で流されているようだ。


監督と相談して、そのバルーンは無視していくことにした。



これからがながいことながいこと。



ゴールは見えているのだが、なかなか大きくならない。



だんだん、メンバーのペースが落ちてきた。やばい・・・。



ゆっくり泳ぐのも退屈なので、先頭ふたりでバタフライをしてみたり、背泳ぎをしたりしてペースを合わせた。


ざぶーんと深~く潜ってみたりもした。



わはははは!自由だね!



あと300m!



海岸が近づくと船は途中で離脱し、監督達はゴールに先回りする。




ひー!ついた!



みんなで手をつないでゴール。


TS3H0428.jpg


お疲れさま!手元の時計が2時間4分28秒
http://www.10bai.com/enei/new2010.html


105位。


この大会はみんなで泳ぎ切ることが最大の目的!


タイムなんてその時々の状況で違うんだからね。


無事帰還!


最後の締めはこれ!



TS3H0432.jpg



シロクマは、火照った体にきーんとしみ入った(^_^)

2010-08-05

再会

鹿児島に来ている。


錦江湾横断遠泳大会に参加するためだ。

前回は一昨年、今回で2回目。異なるメンバーでのエントリーだ。

桜島から磯海海岸までの直線4.2キロを4人一緒に泳ぎ切る。

無論、オープンウオーターなので海流あり、風有り、波、クラゲ有り。プールで泳ぐようにはいかないのだが、これがまた醍醐味でもあるのだ。

かなり人気の高い大会で、募集チーム数180にエントリーが260チームもあったそうだ。

出場チームが抽選で選ばれるため、実力の他に運も持ち合わせていないと参加できない。


前日に監督会議があり、これに出席しないと参加させてもらえないので、鹿児島で前泊。

夜は黒豚やら薩摩揚げ等の鹿児島の味覚で一杯。

メンバーのうち、初参加は2人だが、どちらも海での競技経験はあるので、リラックス気味だった。


当日は朝7時のフェリーで桜島に渡り、会場までは徒歩だ。

TS3H0390.jpg

フェリーから港にわたっていると外は雨じゃーじゃー。

TS3H0393.jpg


うへ。


泳ぐんだから雨ぐらいいいじゃん、と思われるかもしれないが、雨だとやはり気が滅入る。さらに雷を伴うとかいうことになると、一気に事態は深刻化する。


雷の危険性が出たら、大会自体が中止される。延期はない。中止。


三年前の大会は、選手が砂浜に降りてこれから泳ぎだそうというその時に雷が鳴り始めたため、大会が中止となった。


その時にエントリーしていた友人がいた。


山本さん。






年の頃は60歳代半ば。


知り合ったのは8年ほど前。私が膝靱帯断裂再建手術のリハビリでやっとクロールが許可された頃だった。

その頃の私は、スイミング教室とか誰かの指導を受けてとかそういうことを一切せず、本屋で水泳の本を立ち読みしたりして、水泳の知識を得ていた。

なにぶん、ごつごつの原石からのスタートなので、ちょっとフォームを改善すると早く泳げるようになった。


ある日のこと。同じコースで泳いでいる初老の男性から声を掛けられた。

「少し前からここで水泳の練習をしているんですが、なかなかうまく泳げません。どうしたらいいんでしょう?」

えっと。あの、片手で水をかいている時、反対の手をまっすぐ伸ばして水を切ったらいいですよ。それから体を縦向きにしてもいいみたいです。

かなり怪しいがプルとローリングの基本だ。今ならともかく、その当時の私は人に教えるほどうまくはない。へたっぴーだ。正しいかそうでないかも分からない。だが、知っていることを話した。


ずーっとやってたらそのうちうまくなると思います。俺もうまくないけどがんばりましょう!


そう言ってへたくそな二人はプールの片隅で励まし合った。


それから3,4年して山本さんと再会する。


通勤路上にプールが乗ったのをきっかけにスイミング教室に入ると、山本さんも教室に入っていた。


山本さんはきれいなフォームのスイマーになっていた。適当に泳ぎ続けていた私よりもかなり速い。

山本さん、お久しぶり!すごく上手になりましたね~!すごい!


そういうと、ちょっと照れくさそうに言った。

「あなたのおかげなんですよ。あの時、あなたが励ましてくれたから続けてるんです。実はあの時、もう泳ぐのをやめようかと思っていたんですよ。ありがとう。」


じーん。


涙が出るくらいうれしかった。


そうか!山本さん!ずっとがんばってたんですね!うううう。


自分の何気ない一言が、思いがけずその人を支えた。


こんなうれしいことはない。

ちょっとの間、二人はまたまたプールの片隅で、再会と水泳を続けてきたことについて喜び合った。


その年の夏、山本さんは他の仲間達と錦江湾遠泳大会に出場することになった。

その大会が雷でそれこそ電撃中止となった3年前の大会である。

山本さんは前にも増して、一生懸命に練習をしていただけに、ショックは大きかったようで、それからプールに姿を現さなくなってしまった。



あれから3年。


山本さんが今年の錦江湾遠泳大会にエントリーし、当選したと風の噂で聞いた。


がんばれ!山本さん!

心で叫んだ。


山本さんが戻ってきてくれたようでうれしかった。




監督会議の会場。


会議が終わるとすぐ外に出て、山本さんを探した。



いた!山本さん!


声を掛けると、数年前より一回りやせた私に驚いてくれた。


明日はがんばりましょう!

私にとっては、特別な再々会である。



朝、スタート地点ではもう一つ再会があった。


会場で再び山本さんに挨拶しようと探していると、テントの中から私の名を呼ぶ声がする。

「テシマー!テシマー!」


え?

そうそうある名前じゃないので私の事には違いない。


逆光でよく見えない声の主を細目で見据えて近づいていく。


視神経から入ってくる画像と脳にあるデータの照合作業がフル回転で行なわれた。


あ。中川。


「どうしたんか!」


互いに同じ台詞を言った。


中学校、高校と同じだった友達、中川くん。


確か、今は福岡で税理士をしていたな。


「おまえ、テコンドーとかしよったき、まさか泳いだりはしないやろうけど、どう見てもおまえやき声を掛けて見たんたい」

テコンドーやってたら泳げないって法はないって。

最近になって近くのジムで走ったり泳いだりしていて、仲間を募ってエントリーしたそうだ。

同じ世代がこういう大会に出てくるのは大変うれしい。私は42栽。多少不甲斐ないかもしれないが、40栽代を代表して出ている。


タイムとか順位とかそういうのではない。

自分と対話しながら走り、泳ぎ、自転車をこぐ。何歳になってもここまではやれたんだ。前に進んでいくんだぞ。

そういう気概を持って、40歳代としてここに立っている。


思いがけない再会に驚き、そしてうれしさがこみ上げてきた。


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180チーム、720人が一斉に泳ぎ始めるとさすがに死人が出るので第1から第11ウエーブまでグループ分けされ、5分間隔で15チームごとにスタートする。

我々「Team手嶋ぶどう園」は9時55分スタート。


旅路は長いので、そんなに焦らない。


TS3H0398.jpg



つづく

2010-08-03

三本の矢

ある日、父は三人の息子を枕元に呼び寄せた。

父は息子達に一本の矢を折るよう命じる。

三人とも難なくこれを折ると、次は三本の矢束を折るよう命じる。

だが息子たちは誰もそれを折ることができなかった。

父は息子達に、一本では脆い矢も束になれば頑丈になるということを示し、三兄弟の結束を強く訴えかけた。

これは毛利元就の「三本の矢」の逸話である。




七月四日の大豆種まきは作業中に強まった雨のため中止とし、皆さんには草取りに集中して頂いきました。

雨の中、どろどろになりながらも一生懸命やっていただいたおかげで、草は芋に負け、芋畑は芋の葉っぱで覆われています。

これで断然収穫が楽しみになってきました!




この日に播こうとした大豆は黒豆。

芋の収穫の時にみんなで枝豆にして食べてもいいし、収穫して納豆や豆腐にするのもいいかな、と思い立ってジャガイモの後に播くよう計画しました。

種も準備していたのでこのまま播かないのももったいないし、大豆は七月中に種まきすれば充分収穫できるので、播くことにしました。


一般に福岡で大豆の播種適期といえば、七月十日から二十日を中心とした時期と言われています。

早すぎてもいけないし、遅すぎてもいけない。

大豆は、夏至を過ぎて日の長さが短くなってくるとそれを感じて花を咲かせます。

こういう植物を短日植物といいます。

種まきが早かろうが遅かろうがその時期になると花を咲かせて莢をつけるので、遅く種まきをすると枝葉がちびっこいうちに莢をつけるので、収穫が少なくなってしまいます。

また、早く播くと花を咲かせるまでに枝や葉がでっかく育ちすぎで、倒れてしまう。これでは収穫できないので農家は困ります。

さらに、適期よりも前に播こうとすると福岡ではちょうど梅雨にあたり、これがまた問題。

大豆は土の中に適当な水分がないと芽を出しませんが、ざっぷり水に浸かってしまうと種が腐って発芽しません。

また、雨が降った後に土が乾くと表面の土だけが日干し煉瓦のように硬くなり、せっかく地面から出ようとしている大豆の芽をブロックしてしまい、地面から出るのを拒まれた大豆はそのまま枯れてしまいます。

諸々鑑みるに、大豆の種まきは梅雨明け後の七月中旬から下旬がいいですよ、ということになっているのです。


まあ、なんだかんだ言っても農業ってのは、お天気には勝てないってことです。


草取りをした七月三日に降った雨は、翌日には上がりそれからほぼ曇りか晴れの日がかたまりました。

畑はしっかり乾いていて、種まきには絶好。

うむむむ。


ただ、梅雨はまだあけていない。


うむむむむむ。

もしかしたらこのまま梅雨明けが遅くなって八月になっても雨が降り続けるのかもしれない。

確かに四、五年に一回は、そんな年になります。

そうなったら種まきの機会を失ってしまう。

う~ん。

でも梅雨明け前に播くべきか、梅雨明けを待つべきか。

う~ん。う~ん。



よし!播こう!悩んだ末に、決断。




七月十日、土曜日。

予めテシマ一号がトラクターで耕耘、畝たてをしたところに私、テシマ二号が播いていきます。

ゴンベーが種まきゃ~♪カラスがほじくる~♪

こんな無防備な所に豆を播いたら、それはたちまち鳥たちがやってきてアリガトウアリガトウってほじくって食べていきます。

今回に限っては他に方法がないので、キヒゲンという薬を使いました。

これは鳥が嫌いな臭いを種にまぶして食害を避けるものです。

こういうややこしいのは出来れば使いたくないけど、鳥たちの餌食で終わっては話になりません。


畝に二列。三十センチ間隔で手植え。


一時間で作業は完了。


ふー。これでよし。




種を播き終えほっと一息ついていると、にわかに空の雲が厚くなりざーっと雨が降り始めました。

夕立。

ずっと降る雨じゃなさそうだし畑が冠水してしまわなければ大丈夫だな。

むしろ、発芽にはちょうどいい水分になるぞ。

そう思い、心地よい疲労感とこみ上げてくる達成感に包まれながら畑を後にしました。



種まきして雨が降ったら、地表が硬くなって発芽できなくなるって言ったよね?

そう。

一つの種子だと、雨で地表が硬くなり形成されたクラストを打ち破ることが出来ず、そのまま枯れてしまいます。

一つの種子だったらの話です。

今回は、秘策是あり!


種まきするときに、一粒播くのではなく、同じ植穴に三粒入れました。


そう!毛利元就の三本の矢。

一つの種ではすぐにくじけてしまうが三つの種子ならば固まった土も何のその!



力を合わせて押しのけてくれるに違いない!がんばれ大豆三兄弟!




その日に降り始めた雨はすっきりとあがることはなく、十三日、十四日、九州北部は凄まじい豪雨に見舞われました。

各地では大雨による交通麻痺や災害が起こり、昨年の悪夢が再び脳裏をかすめます。

やばい。

仕事の帰り、畑の様子を見に寄って見ました。


古池や、蛙飛び込む水の音。ぽちゃ~ん。


畑が池になっている。

わー!

こりゃ大変だ!

畑に雨で水がたまったことは以前にもありました。

その対策として、畑外に水が出るよう溝を掘っていたのですが、これだけ集中して降り続けるともう水の逃げ場がないのです。

・・・・どうしようもないな。



こうなってしまうと、大豆は水を含みすぎて腐ってしまいます。

ううううう。

やれるだけのことはやった。

後は大豆達の生命力を信じるしかない。


梅雨は七月十七日に明けました。

畑に行ってみると、池になっていた畑は、すっかり水が引き元に戻っていました。

100717_1739~01


よかった。よかったけど・・・。


あー!


芽が出てる!

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しっかりと双葉を広げ、ちゃ~んとまっすぐに列を作っているじゃないですか!

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うううう。



おまえ達!毛利元就の魂でしっかりと育つのだぞ!


引き抜いて抱きしめたやりたくなりましたが、枯れるので、優しく撫でてあげました。なでりなでり。


水位の深かった一部を除いて大部分は発芽してくれました。めでたしめでたし。


七月終りに発根を促して生育を良くするために株元に土を寄せる土入れという作業をやって、あとは収穫を待つだけです。





100712_2057~01

100712_2059~01

※↑七月十二日の夜に大豆が心配で畑に寄ったら、車をノリに落とし込んでレッカー車に引き上げてもらいました。けっこう命がけ・・





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土からつくるここだけ芋焼酎「たばらそだちプロジェクト」を立ち上げました。土と食、命がつながるといいなと思います。

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