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2012-06-29

後輩にプレゼント

少し前、うちに赴任してきた新人研究員7人のインタビューをとった。

それぞれカラーは違うが、彼らの想いはひとつ。

農業をかえる。そして世の中をかえる。



そうだ。


その想いがあって初めて仕事が活きてくる。


よく想いを語ってくれたね、君達。


かっこいい。


がんばれ!


私から、7人にプレゼントを贈ることにした。


私のインタビュー記事は、農総試ニュースという冊子に顔写真とともに掲載される。

白衣や作業服を着た写真を載せるのではつまらない。


そうだ!


早速準備に取りかかった。


ううん。


既存の画像を使って顔だけはめ込むという手もあるが、版権があるから使用手続きをとらないといけない。

こういうのは大したことないのにやたらヒマが要る。

時間的に難しいし、出来上がりのインパクトに欠けるな。

そうだ。やはり真っ正面からいかないといけない。

彼らにも失礼だ。

やろう。


衣装と小道具が要る。

集めるのは骨だぞ。

職場に劇団を持っている友人がいる。


相談してみた。

衣装は何とかなりそうだ。


「刀が足りないね」

刀か…


伝承芸能をしている友人がいるので頼んでみると快諾してくれた。


カツラは劇団のすっげく高価なのが一つ。

他に三つ要る。


こういう時はドンキにゴーだ。


ここには何でもある。


準備万端。


ここで問題発生。

日程の調整が出来ない。


7人が揃う日がないのだ。


…。

仕方がない。


パートを二つに分けよう。

そしてそれを一枚の写真に合成する。

残念だが仕方ない。

画像の撮影と加工は妻の協力が得られた。


撮りたい写真となるようなロケーションを場内で探した。


やたらと広いのが取り柄の試験場だが、草原に青空ー!という場所はなかなか見つからない。

どうしても背景に山が入ってしまうのだ

一カ所。一カ所だけ、撮り方を工夫すれば何とかなるロケ地を見つけ出した。


よーし!いくべ!



撮影は2回。


一回目は雨で延期。

梅雨真っ只中だものな。


二回目は快晴だった。

駆けつけてくれた妻に撮影を頼み、私は監督に専念した。


いいのが撮れたじゃないか!

カメラのモニターで画像を見た時、あまりの感激に身震いし、全身の毛が逆立った。


あと一回だ。




二回目の撮影前の日、場長と雑談している時にこの撮影の話をした。

「ははは!しましまくん冗談ばっかり言うてから。ははは!」

場長は本当に冗談だと思っている。

…。


校正の段階で場長から蹴られたら、今までの努力が水の泡となる。

ヤバい。

ここは、おさえなければいけない。


私は7月に出向が決まり、その送別会の席。


今年の7人がいかにキラキラしていること、彼らへの私の想いを形にするためにどうしても必要な一枚があることを場長に説明した。

私は、場長と差し違える覚悟で話した。

「わかった。最後の仕事として、しっかりやり遂げなさい。」

ありがとー!場長大好き♪



「七人の侍」という映画がある。

黒澤明監督の代表作だ。

悪い野武士達に襲われそうになった村の百姓達は7人の侍を雇う。是非もない百姓達のため、侍達は命懸けで野武士と戦い、村を守る。俺達は勝ったのか?平和が訪れた村で侍は振り返る。

いや、勝ったのは百姓達なのである。


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奇しくも今年集められた新人は7人。


熱い想いを胸に持つ彼ら。


彼らは、必ずや侍となる。



己を賭して。




それを見届けていただきたいのである
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2012-06-19

一回目の草取りお疲れ様でした!!!

P1090893.jpg



元気野菜づくり教室&ちょこっと草取り。









だったんです。


スタッフは8時に集合して周辺の草刈りと当日の準備。



30分ほどで作業が一段落し打合せをしていると、会員さんが数名みえました。



あれれ?ちょっと早いんでないかい?


私の顔にそう書いていたんですね。



「あれ?9時からじゃなかったですか?」


と会員さん達。




・・・・・。



あー!





す、すみません・・・・。



前回のたばらそだち通信では10時からやりますとお伝えしていましたが、最初に配った要項に書いてあるスケジュールには、9時からって書いています。




すみません!













ただ待っていただくのも気の毒なので。



草刈りはじめましょうか♪



昔、ここら一帯は炭鉱の町でした。炭鉱の労働は一日三交代制で、朝早くから入坑する一番方、午後に入る二番方、夜中からの三番方になってました。


早くからやる皆さんは一番方ですね。


一番方のみなさん御願いします!



P1090891.jpg


あ。おニューの長靴!まだ値札のタグが付いてますね。


草の生え具合を見ると、



P1090894.jpg



あら。



かわいらしいのがチラホラと・・・



って見回したならば




P1090897.jpg




どどーんと!遠慮無く生えてるじゃないの!!!!!!!





これは結構ホネだな・・・。




みなさんにがんばってもらうしかない。



P1090906.jpg


P1090905.jpg


P1090907.jpg


黙々とがんばっている皆さん。



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わー!足がどんどん重くなっていく!!!



そうなんです。昨日までの雨で畑の土は水分を含み、ちょっと歩くと粘土となって靴底にこびりついてきます。



こればっかりは、どうにもなりません。



エクササーイズ~♪




・・・・・・だめですか?



10時には40近くの人数になり作業はペースアップ!



P1090914.jpg


P1090913.jpg


P1090910.jpg


おててどろどろになっちゃったね。


P1090911.jpg


軍手もどかどか。


P1090903.jpg


わわわ!田んぼの草取り状態になってしまいました。

この辺は水はけが悪くて大雨になるとこんな風に水が溜まってしまいます。


水はけの善し悪し、土の性質は農産物の出来不出来を左右するだけでなく、農家の作業性にも大きく影響します。ゆえに、農家の土への執着はひとかたならないのです。





11時。

おおよその作業終了時間なのだが、残りあと少し。



P1090920.jpg

そこでてしま1号


「農業にはやりきり仕舞いという言葉がありまして・・」


作業完了まで一息。そうですね。農家でなくても、このちょこっと残すようなことはしません。


最後までやってしまいましょう。


P1090916.jpg

「たばらそだちがなんで美味しいのかが、今日分かりました。」

こちらは今年からの参加。昨年から息子さん夫婦が参加しており、昨年の焼酎を飲んだ、とのこと。



そうなんです。そうなんですよ、お父さん!


ここに来ると「だから美味い」っていう理由がたくさん見つかります。


うふふ。


それが「たばらそだち」の秘密であり、魅力でもあるんだと思います。






人の手というものは、それはすごい。


30人の60本の手をもってすれば、こんなに広い畑の草取りが2時間足らずで終わってしまいました。



「元気野菜づくり教室&ちょこっと草取り」が「死ぬほど草取り&ちょこっと元気野菜づくり教室」になってしまいました。



みなさん、本当にお疲れ様でした!



次回は7月1日!時間はたばらそだち通信でお知らせしますね。


混乱を起こさないように勤めます。今回は本当にすみませんでした。

2012-06-15

日曜日!  雨の模様・・・・

台風で暴風雨でもなけりゃ、やります。


長靴でおいで下さいませ。


2012-06-04

パニック

今日は血糖値の定期検査の日だ。

阿蘇カルデラで100キロ走って2日。身体がどうなっているのか楽しみだ。

去年も筋組織が壊れた時に上がるCKの値が少し高かったが大きな問題はなかった。

受付を済ませたら直ぐに採血。


飯でも食いながら結果が出るのを待つ。



40分ほどで診察室に呼ばれた。



先生は私首に下がっているメダルを見てひとしきり笑い、検査結果を見て言った。


「走ったやろ。」



はは。走ったよ。


先生は高校の同級生。


気心が知れてるほうが何でも言えていい。


「CK値が異常に高いでさ。1600でね、検査室パニック値報告が来たんよ!」


急を要する検査結果が出た時、直ぐに緊急連絡がくるシステムになっているのだという。


わはははははは!パニパニ♪パニパニ♪パニパニパニック♪



俺の身体、パニックになっとる!


わはははははは!


で♪


入院?♪



目を輝かせる私に

「入院とかせんでいい!あ、また走ったな!絶対そうだ!って思って検査室には大丈夫、心配ありませんって言っといたよ。」


あら。よく分かってらっしゃる。


「入院はせんでもいいけど、この状態が続いたら腎臓がパンクするからちゃんと体を休めなよ。」


はーい♪


何日くらい休めたらいい?


「4、5日だね。そのくらい大人しくしとき!」



わーかりました!



100キロだからな。どうもない方がおかしい。


それ以外にも貧血を示す値もいくつか見られた。


やっぱ、100キロもの間、足の底で赤血球プチプチプチプチふみ潰し続けたからだな♪


ちょっと、おとなしくしていようっと( ̄∀ ̄)



パニック

2012-06-02

12時間の楽しみ

後半は小雨の中のスタート。


着替えたので暖かい。


最初に話しかけたのは、北九州の男性。


萩往還を140キロでリタイヤしたそうだ。



140キロてああた。今日のコレよりながじゃないですこと。


話していると小柄な女性がすーっと横を追い越していった。


「お!調子出てきたね!」


肩に同じピンクのリボンをしているところから同じクラブかなにかの仲間なんだと分かった。


「はい。」


「彼女は250キロ完走したんですよ。」


ほー!


「それから北海道の500キロを7日で行くヤツも完走したんですよ。」



ほーーーーーーー!!!



凄い。


世の中凄い人ってたくさんいるモンですね。


「彼女みたいなのはあんまりいませんよ。」


あ。そ、そうですね。



そんな人、滅多にいない。


でも、さっきから走ってる人と話すとそういう話が良く聞ける。


ここはすげー人密度が高いんだな。



少し行くと午前中の麦わら帽子の方に追いついた。


TPP交渉反対!


そんなに思ってないけど言ってみた。


「がんばろー!」


ちょっと先に先ほどの萩往還の彼女がいた。


さっき聞きました。すげーですね。


ところで、どうしたらそういうことになるんですか?



「最初はフルマラソンで、その後50キロに出ようって言われて、それが80キロになって100きろになって250キロ走ったんです。」



・・・・。



この人もネジが外れているな。


聞けば春日市にお住い。


春日公園を走ったりしますか?


「周回は苦手で、コースを決めて走ってます。月に1,2度ロングのマラニックをやるくらいですね。」


そうか。


こういうながーいレースの練習ってやっぱり長ーく走るんだな。


ちょっと下り坂。


私は下り坂に弱いようです。


「私も弱くて今練習中です。」


え?どういう練習?


「腕をしっかり振って、膝へのショックを手の振りで吸収するんだそうです。」



わかったようなわからないような・・・。




その後はしばらく一人で走った。


産山村に入ると左右に田畑があった。



綺麗に鋤いた畑に足跡で何やら文字をあしらっているように見えた。

あれ?なんてかいてるの?


ただの足跡だった。


隣を走っていた女性に


「足跡で『ガンバレ』とか書いてたら嬉しいのにね!」


と声をかけた。


彼女は50キロの部。背中にLOVE&PEACEとあった。熊本のランニングチームだ。


何回も出てるんですか?


「周に1,2回ですかね。土曜日の午前中に定例の練習会があるんですが、なかなか行けません。」

仕事で遅くなるとか?


「そうですね。9時とか10時とか。」



会社?


「病院です。」


お医者さん?


「麻酔科です。」



ほー。色んな人が走ってるな。


私もあちこち手術したので麻酔医の先生とは色んなエピソードがある。


そういう話をしながら走った。


でも、どうして麻酔医になろうと思ったんですか?



「研修医でいろいろ回って、いいな~と思ったんです。」


よく分からないけど、なんかあったんだろうね。これだっていう何かが。



70キロと20キロ。走ってる距離が違うと足の軽さが違う。


エイドポイントで分かれ、また一人で走った。



このあたりから登りがじわじわと効いてくる。


こんにちは。


同じくらいのペースで走ってる男性に声をかけた。



え?あんただれ?


そういう顔で私を見た。


まあ、そんな顔しなさんな。先はまだまだあるんだし、こっからはぐっと傾斜もきつくなる。


田代さん。


阿蘇からそんなに遠くない大津に住んでいるが、以前飯塚にいたことがあるという。



へー。私田川です。


お子さんが3人いて電気関係の設計士さん。


日頃は4キロの通勤ランで休みに山ランをするんだって。


そうね。ここに出るなら山は必須だね。


話しているとつらい坂道も気が紛れ、前に進んでいくことができる。


エイドポイントで妙な物を見つけた。


サロンパススプレーを置いている横に箱に入った薬の袋。


なんだろう?

「アスピリン。痛み止めですよ。私もだいぶ前に飲んだんですがもう切れてきたみたいで、でも時間が空かないから次が飲めないんです。」

横を走っていた女性が教えてくれた。

へー!!!!

薬飲むの?走ってる途中に。


そんでちゃんと走れるの?ぼーっとなったりしない?


「大丈夫です!」


この膝の痛いのや、どういうワケだか痛くなってきたあばら骨の痛みから解放されるんだろうか・・。





山道に入る前のエイドポイントで赤シャツのおいちゃんが大きな声を出してみんなに何かを訴えていた。


「ここまできたら、この先の坂道は歩いても良いです。完走できます。みんなで歩きましょう。走ったらダメです。中途半端なことしたらダメ!」


ははは。そんな決めつけなくても良いじゃないの(^^)



同じくらいのペースで走っていたので、山道に入ってからそのオジサンにことわってみた。


親分、もう歩いてもいいすかね?


だいじょーぶ!歩いていいです!


ははは。


去年、私はこのあたりでリタイアを覚悟していた。


もう走れない、そう思っていると、後からやってきた若者に「もうちょっとですよ!がんばってメダル貰いましょう!」と声をかけられ、引っ張って貰ったおかげで完走できた。


今度は私がみんなに声をかける番だ。


今年は色んな人に声をかけるのはそういう理由から。



歩いている人にも「こんにちは」「もうちょっと!」「がんばろー!」と声をかけた。

田代君も一緒に声をかけた。


上り詰めたところで、阿蘇の緑色の山々が広がっていた。


綺麗だ。


ミルクロードとの交差点付近で妻が応援していてくれた。

「仲良くなった田代君!」

知り合った田代君を早速紹介した。


ここから少しいったらどどーんと下り。



先ほどの教えを信じ、がんばって手を振って走った。


90キロ地点。



ゴールは見えた。


あと7キロ。


思ったよりも調子が良い。


田代君、5キロからラストスパートしようか?



「え?先にいってください。」


あ、いや、3キロからにしよっか・・。



これから飛ばしても12時間は切れないんだし、このままでもいいか。



4キロ当たりで田代君が調子を上げてきた。


ヤバイ・・。置いて行かれる。



・・・・。


置いてかないでぇ・・・。




どんどん小さくなっていく田代君。


仕方がない。


一人で走るか。あと2キロくらいなんだし。



「信号待ちで~す。止まってくださ~い。」


すでに止まっていた女性が振り返った。


あらま。


よし子さん。


ああた、私より前にいたのね?


どうやら私が50キロ地点でしゃがみ込んでる間にスタートしていたようだ。



せっかくだから一緒に走りましょう。


それにしても、貧血なのに、足底で血液をプチプチプチプチ踏みながらよくぞここまで走って来れましたね!


がんばったよね、俺たち!


あと500m


時計を見たら12時間10分ちょっと過ぎるくらいのタイム。


ああ。

10分切りたい。


俺走る!



よし子さんを振り切り、ゴールへいちもくさん。


ゴールでたばらそだちの会員かしまさんが手を挙げているのが見えた。


かしまさんは50キロの部を既に出場し、見事完走していた。


ぱしーっと手を合わせてゴール!


ゴール


わー!ゴールしたー!



よかったよかった!楽しかったなー!いやいや楽しかった!



すでにゴールしていたかしまさん、たかひろさん、よし子さん、そして田代さんと互いの健闘を讃えあった。


名前は知らないが途中で知り合った人達にもお疲れ様でしたと声をかけてまわった。



よかったよかった!


その後もぞくぞくと友人がゴール!


おつかれさんおつかれさん!



メダル。


うれしい。


やっぱいいわ!阿蘇カルデラ!


メダル

2012-06-02

ダイナミックな弱音

昨年と同じように夜中のうちに家を出てスタート地点に入った。

会場で受付を終えてから、準備を開始。


心配が残る左膝は、昨日友達の鍼灸師に教えて貰ったテーピングを施した。


体重は減らないまま。


完走できるんだろうか・・。


50キロ地点に持っていってもらう荷物は家を出る前にまとめておいたので、ささっと準備完了。ストレッチをしながら開会式を眺めた。


悩んでも仕方がない。





ありゃ。


会場で着替えて初めて気がついた。


パンツが短くて、シャツが長い。






・・・・・。




俺、Yシャツパブのねーちゃんか・・。


仕方ない。これでいくべ。


でもちょっとセクシー過ぎるので、シャツをウエストポーチでたくし上げて走ることにした。





さあ、走るぞ。100キロも走るんだからアップなんてしない。


スタート地点でジョグ友達のよし子さんに会った。


「私、貧血で・・」




ええ!今から100キロ走るんだけど・・・



この人、弱音もまたダイナミックだ。


スタートの号砲。


曇りだ。絶好のコンディション。


いっしょに走る約束をしていた職場の友達近藤さんはどこに行ったかわからないので、よし子さんと走った。


よし子さんは、自分はゆっくり行くからどうぞお先に、と何度も気を遣って言ってくれたが、私もこのくらいのペースがいいなと思っていたので、構わず一緒に走った。


あら、走り始めてから右足の脹ら脛が吊りそうな気配・・。


大丈夫か?俺。


「走るとね、足の裏で血液が踏みつぶされていくんだって。」


えええ!たったったったって走ったらぷちぷちぷちぷちって血液が潰れていく。


そら、えらいこっちゃ!ははははは!


10キロくらいまでよし子さんと一緒に走っていたら近藤さんが後ろから現れた。


「抑えて走ってるね!」


よし子さんと近藤さんを交互に紹介してしばらく併走したが近藤さんが少し前に出て先に行ってしまった。


近藤さん、ちょっと早い・・。


ちょっと調子が上がってきた。


よし子さんと走っているが、よし子さんはスロースターターで私といっしょに走ったらペースを壊してしまうかもしれないな。

先に行きます。そこで別れた。



まあ、先は長いんだし、そのうちまた会えるだろう。



ペースをキープして走っていると直ぐに近藤さんに追いついた。


スタート地点ではまだ白けた空がすっかり朝になっていた。あら、まだ8時。


近藤さんと初めて会ったのは、彼が私たちの研修指導する専門技術員という仕事をしていた時のこと。

彼が主催して講師をする研修をすっぽかしてしまい、ごめんなさいをいいに行ったのが彼との出会い。

走りながら、農業と普及事業のことを話した。


近いうちにまた、組織再編があるらしい。


私の思いの丈をぶつけた。


しかし、だんだんと話がとぎれてくる。



話題が話題だということもあるが、高森ののぼりが始まったということもある。



ははははは。



今回も、この坂はやはり笑いが出る。


登り詰めるまでは一緒に走っていた近藤さんと距離が開いてきた。


登りは私の方が若干早い。


しかし、下りであけられる。


「下りはね、ブレーキをかけずにしっかり歩幅をとって走ったらいい。」


膝への負担に怯え、思い切り下りを行けない。


心のどこかでブレーキをかけているんだろう。


意識して下りを走ってみたが、どうしても距離があくので、諦めて一人で走った。


前を走る女性のナンバーが1019。


あの、1019ですね。私の誕生日10月19日。いや、ただそんだけです。


先は長いんだし、走ることの他にすることはない。


いろんな人に声をかけながら走った。


歩いている人に声をかけると、こちらも歩かなきゃいけないので、丁度同じくらいのスピードの人に声をかける。


ちょっと行くとTPP交渉反対のゼッケンを付けて麦わら帽子をかぶって走る百姓ランナーを見つけた。


少し前を走っていたが登り坂でちょっと落ちてきた。



話しかけてみた。


大分の農協職員。農家に資材やなんかの提案をする仕事なんだそうだ。


へー、そんな職があるんですね。


今回阿蘇カルデラに出場するこが全国農業新聞に載るのだそうだ。


ひとしきり話したら元気が出たのかまたペースを上げて走っていった。


42.95キロ地点。


まだ半分来てないよ。


去年の方がまだ余力があったんじゃないかな。今回はのっけからちょっと足が重い気がした。


その後2,3人に声をかけて話ながら走った。


色んな人と話すのは楽しい。


話に夢中になっていると、あらもうこんなところ?という具合に距離が伸びている。


色んな人と色んな話をしながら走ることが出来る。


このレース一番の魅力だな。




50キロ地点を過ぎ、応援する妻が見えた。

エイドポイントだ。


直ぐに荷物を貰い、中に入れていたヒエロンを膝に巻いて急速冷却。


ちょっとでも何もしないよりは良いだろう。


既に着いていた近藤さんは椅子に座り蕎麦を食っていた。

「この蕎麦を食ったら、もう俺は行く!」

と走り去ってしまった。


えええ!もういくの?


近藤さんは50キロ地点に荷物無し。


相当な自信だ。


50キロの部に出場する大学時代の友達たかひろくんと会い、しばらく話した。


彼は奥さんの実家に停めて貰い、今朝は義母さんに早朝からおむすびを作ってもらったのだそうだ。

「そのおむすびの梅干しの種を噛んだら、前歯が折れてさ・・」


はりゃ~!


どうりでナイスな笑顔だな~と思ったんだよ。


よし子さんも到着したので、たかひろくんを紹介した。


初対面だが、ジョグノートではお馴染み。


やっぱり面白いね。


よし子さんと知り合ったのも去年のこのレースだったし、たくさんの人と知り合えた。



あ、そろそろ50キロスタートだね。



そうそう、トイレいっとこう。



ここで惨事を起こすわけにはいかない。



トイレに隠っている間に50キロのランナーが行ってしまった。


前半で途中から強くなった雨に濡れた上着を着替えた。靴も靴下も濡れてはないな。


換えの靴と靴下を用意していたがそのまま走ることにした。


さあ、後半。


ここからだ。

無題

2012-06-01

てごわいやつら

今年も阿蘇カルデラスーパーマラソンに出場する。




金曜日の夜中12時に出発して早朝現地入りすることになる。


寝る時間がない。


そうだ♪仕事早く切り上げて、帰って寝ていよう。

あ。


今日の午後は農大の講義だった。


仕方がない。


5時まで仕事だ。


あ!まてよ!


講義は3、4限。


この授業、「消費者行動とマーケティング」というお題なのだが、前の先生は教科書で講義をしておられたようだが、そういうことをここの学生にしても苦痛なだけだろうと思って、私の友達を毎回1人ずつ来て貰って講演した後、私が議論を深めてレポートを書くという形式にした。

4時間が8回。全部で32時間。そうでもしないと私1人ではとてもネタが続かない。私は後期にもうひとコマ事業を持っていて、私の話はそちらで充分できるから、なるべく現地の臭いを感じてもらおうというのがこの授業のねらいだ。


3限は友達中村さんに話してもらって、その後議論して、レポートは大学の職員さんにお願いしよっかな♪




いいすか?


大丈夫なようだ。


今日はカルデラがあるから俺は帰る。レポートは教務に出しておくように。


そう言って教室を出た。


少し知り合いの職員と話してから校長室に行くと、

「てしまくん、明日カルデラなんだって?困るな~。さっき学生が先生明日マラソンだから今日は早く終わったって言ってたぞ。」


あ。


バレた…


校長は元上司。


「明日は頑張ってな♪」


この人もまた、私の理解者。


でも、俺は早く終わるとは言ってねーぞ!

俺は早く帰るけどちゃんとレポート書いて帰れって言ったのっ!


やっぱここの学生、なかなか手ごわい。
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しま・しま

Author:しま・しま
土からつくるここだけ芋焼酎「たばらそだちプロジェクト」を立ち上げました。土と食、命がつながるといいなと思います。

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